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死への恐怖、子供との別れ

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有り難し有り難し 19

過去の行いへの後悔と死への恐怖で鬱病になってしまいました。
2世帯で同居していた両親の部屋にエアコンをケチって装着してあげず、寒い思い、暑い思いをさせてしまいました。両親が亡くなった後、両親の住んでいた部屋で暮らし始めて、そのことを後悔し始めたことが起因となり、過去学生時代に、当時付き合っていた彼女を妊娠、中絶させてしまったこと、水子を作ってしまったことを改めて後悔しだし、自分も来世で同じように中絶されてしまうと思いそれを恐怖するようになりました。
死ぬことが怖くて、自立神経を壊し、鬱病になって、今苦しんでいます。更に、一人娘が遠い土地に就職することになり、今生の別れのような不安感から、離れられなくなってしまいました。何とか仕事を続けていますが、苦しくて挫折しそうになります。
過去の後悔と死への恐怖、娘との別れの不安からどう脱却したら良いのでしょうか? お言葉を頂けますと幸いです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

後悔で無く、反省を…内省をなさって下さい。出来る範囲で…

 後悔では無く、反省をなさって下さい。過去における自らの言動を今一度「かえりみて」「よく考えて」下さい。又、内省(御自身の心と向き合って、自らの言動を振り返ること)なさって下さい。
 後悔は、文字通り「後から悔やむ」ことで、「どれだけ時間を掛けて熱心に行っても」何ら得るものは無いどころか、自らの苦しみを増すだけとなります。
 「ご両親の部屋のエアコン」→「水子」→「娘様の遠隔地での就職」…あなたは今、同時に「全く脈絡の無いこと」で、さらに「どれも御自身では今更どうにも出来ないこと」に思い至り、しかしながら、結論として自らを責め、追い込み、苦しんでいらっしゃいます。
 そのようなことで、今あなたを苦しめているのは「ご両親」でも「かつての彼女」でも「娘さま」でもなく、あなた御自身なのです。
 ならば苦しみから解放される方法はあります…御自身を責めるのを止めることです。解決できないことで悩むことを止めることです。
 そして、今あなたに出来ること、為すべきことを考え、行動なさって下さい。もちろん、先の三つのことは「あなたには全く手出しできない、すべきではない」としてまず除外なさって下さい。
 今大変お辛い状況であることはお察し致します。
 結局はご病気の症状なんですよね。だから「思い悩むな」「反省内省せよ」などと偉そうなことを申し上げるのは、本当に無茶で矛盾した回答と承知しております。
 ならば「思い悩んでしまう自分である」という「思いを離れ」ましょう。
 その為に、頭脳の前に身体を動かしましょう…身体を使い、疲れさせましょう。そのことで考えることを離れ、そして夜 休める状況を作りましょう。
 どれも簡単では無く、時間も掛かることかとは思いますが、「明けない夜は無い」と申します。
 仏様があなたを支え続けて下さっています。焦らずゆっくりと生きていきましょう…。 
 

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質問者からのお礼

小林住職様。 ご回答頂きありがとうございます。返信が遅れたこと、申し訳ありません。ご住職様のお言葉は自分の心に染み入るものでした。何かしていない時など、不安と恐怖が襲ってきますが、おっしゃるように体を動かしていたり、仕事に没頭しているとそれらから少しの間開放されます。そうしたことを何とか繰り返して、少しでも病状が回復するように努力してみたいと思います。
私は欲深く、家族も含め、周囲の人を沢山傷つけてきました。そうしたことも、自分が病気になって、改めて認識し後悔しています。後悔することが、意味のないことと教えて頂きましたので、過去は消せませんが、それに縛られることなく、今これから何か、家族のため、人様のために役立つことが出来るか考えながら過ごしていきたいと思います。まずは、何としても、仕事は続け、定年まで働き、定年後は、地域のボランティア活動にも参加したいと思いました。
繰り返しになりますが、ありがたいお言葉に感謝申し上げます。

敬具

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