時は薬なり…なのか
はじめまてご相談させて頂きます。
私の夫は鬱から四年前に自死し、現在、子供2人(二年生、年長)と実両親とくらしております。
4年経ちますが、この経験のトラウマからか、常に神経を昂らせ、周りに対して身構えて気持ちが休まりません。負けるものか、子供達を立派に育ててやると、違う方向にベクトルが進んで力んでしまいます。
本来自分は小さな頃からおっとりしており、子供を産んだ時も、ゆったりマイペースに生きていってほしいと思っていました。が、現在の生活はというと真逆です。宿題は?ピアノの練習は?そんなんじゃ置いてかれるよ!と口うるさく言ってしまいます。
全ては私の心の余裕の無さからきており、子供達はその犠牲になっている事も理屈としてはわかっていますが、どうしても感情が先にたってしまいます。そんな自分が嫌で市販の鎮静薬を飲んだりもしています。 時は薬なりで、時間が経つのを待つしかないのでしょうか?今日からでも心がける事はないものでしようか?よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
自分の心が落ち着く練習をしていきましょう。
あさ 様 相談ありがとうございます。
おそらくまだ、自分を癒しきれていないのでしょう。市販の薬では一時的に気分が良くなっても、すぐに戻るでしょう。
おっとりしていて、のんびり子育てのはずが。でも環境の変化があり、仕事もしてる。受け入れられないこともあり、イライラしている。
そんなことが積み重なるのは、あなたのせいではありませんね。
あなたに責任はありません。
ですが、未来は自分の納得する方へ変えていかないといけませんね。
そんな時は、まず、自分を癒すことです。薬ではなく、自分の心が落ち着く練習をしていきましょう。まずは、おっとしている性格がよく体験できたことを思い起しましょう。どんな体の感じがしたのか、姿勢はどうだったか、心の方向性はどうだったのか、何を考えていたのか、気持ちはどんな感じだったか、そのことを思い出し、その感覚を蘇らせて、浸ってみてください。瞑想するように。
ゆったりとした深い呼吸を繰り返しながら行うと感覚が得られやすくなります。
そして、自分の中に、優しさや思いやり、温かさ、寛容さの種が眠っていて、いつでも呼び覚ますことが出来ることを思ってください。
その感覚が何となくでも得られるようになってきたら、自分に思いやりをもち、自分に寛容になり、そのために勇気や強さが必要だということを理解するようにしてください。
そうして、お子様やあなたの周りの人に、優しさや思いやりで接して思いを伝える練習をしてください。優しさや思いやりを発揮する練習です。
最初は慣れなくて難しいかもしれませんが、おっとりした体験を想い起し、思いやりを自分と他人に発揮する練習を繰り返しすることで、だんだんとあなたは自分本来の優しさでいつも接することが出来るようになるでしょう。実践してみてください。一礼
追伸:お礼メッセージありがとうございました。「自分の気持ちを言葉にしたのは初めて・・」に、もっと優しさとか温かさが必要かなと思いました。一人で抱えこんでいたのですね。どうぞ何なりと心の内を吐露してください。ハスノハでもいいし、私にメールでもいい。誰かに助けをもとめてもいい。自分を許し寛容に扱うことをすこし心に留めてみてください。再礼
健康か第一
あなたもお子さんも、心身を病んでしまっては元も子もないと思います。
お子様を指導するにあたっては、ガミガミ言うよりも具体的なアドバイス一つの方が役立つ場合もあります。
100回怒鳴るより、メモ1枚を壁に貼る方が伝わることもあります。
感情的な母親よりも、冷静なコーチを目指しましょう。
親として言うべきことを言ったら、あなたの責任は果たしています。
あとは子供の自己責任だと、子供に言っておきましょう。
質問者からのお礼
釋 様
お言葉をくださりありがとうございます。読ませて頂いてホッとしたのか涙が出てきました。
この4年間自分の気持ちを言葉にしたのは身内も含め初めてのことでした。 おっとりしていた、のんびり屋の自分…あの頃を思い出すと懐かしく気持ちが柔らかくなります。
心が落ち着く練習…やってみようと思います。その先に、また昔の様な、柔らかな自分がいると信じて。
本当にありがとうございます。