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死んだら

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有り難し有り難し 26

死んだらどうなるのでしょうか。
地獄や天国に行くのでしょうか。
それとも、輪廻転生して、人間や、動物に生まれ変わるのでしょうか。
仏教的にはどうなんでしょうか。

2021年9月10日 17:02

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

まず、あなたの意志を聞かせて下さい

こんにちは。

前回の質問も拝見しました。
あなたは小学生だそうですね。
小学生で「五戒」を知っているなんてすごいなあ、と思いました。

前回のあなたの質問も、今回の問いと共通しているところが多いように見受けます。「仏教的」なところは前回の先生が既にお答えになられているので、私は要点のみを簡単に答えましょう。

「死んだらどうなるの」か、をいくら問うても答えは出ません。仏様の教えに生きたらどうなるかを問うべきです。

「地獄や天国に行く」のかがわからないのならば、仏様の教えに生きれば自ずと分かります。

このハスノハの回答は、全て宗派の違いはあっても仏様の教えに生きる人の回答です。

前回の先生のご回答に、仏教的な生き方についての具体的なお勧めが書かれていたはずです。そのお勧めに沿ってあなたは実際に行動しましたか。一般的な道徳、倫理ではなく、仏教的に(←重要)行動した上でこの質問をしているのですか。

あなたが仏教的な生き方を志して始めて、死後の行く末という非常に仏教的な回答が活きてきます。まず、あなたの意志を聞かせて下さい。

2021年9月10日 17:43
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有り難し
おきもち

釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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死んだら「死んだ」という一大事がそこにあらわれる。

あなたが死ねばあなたが死んだということが起こる。
わたしが死ねば私が死んだということが確実に起こる。
死ななければ生きている。
生きていれば生きているという事実がある。
あなたの嫌いな人が死ねばその人が死んだということが起こる。
あなたの好きな人が死ねばその人が死んだということが起こる。
生きていれば「死んでない」「生」ということがあり続ける。
死ねば死んだということの後の世の事実がつづく。
死んだ後にどこかに行くというのは生きている人間が頭の中やっていることでしょう。
では「死んだらどうなる」のか。
その人が死んだということが絶対に起こる。
地獄や天国とは、あなたが生きているこの世界、その心の内容です。
輪廻とは、心が事実にきちんと一体化せずに浮足立って現実離れしていること。
死んだらこうなるんじゃないか、ああなるんじゃないかと想念をあれこれ立ち上げて迷うことを輪廻という。或いは苦しみから救われない生き方の無限ループも輪廻。今目の前に起こっている事実に対してそれ以外の思いをあれこれ重ね、付け足せば妄想が盛んになる。それも輪廻。
輪廻転生とは、あなたが因縁果という人生の実生活で受けた影響によって「どう転ぶか」だ。
妄想や根拠のないことを信じてああではないかこうではないかと自分を救うことすらできない妄想的な思いを最優先させて迷いが今後も続けばそれが迷いの継続の輪廻転生。この上ない明晰な頭脳を求めて真剣に仏道、悟りを求めれば、それが機縁となり、あなたの妄想も暗い考えも正覚という明晰な心へと輪廻転生する。自分のことだけ考えていればケチな生き方となり、誰も助けられない生き方(餓鬼畜生)へと輪廻転生する。菩提心をもって仏菩薩のように生きようと志せば縁ある人々、世界各地の苦界を救済する立派な人間に今すぐ輪廻転生する。
大事なのはあなたがそのあなた限定のあなたの生・命をいかに最高にするか。
生を軽んじる人間はその死も軽んじられる。
生に尊厳を持つものは死にも尊厳を持たせる生き方となる。
人命を軽視すれば隣国のように人間がゴミのように扱われる。
その事実を知りながらも他国のことじゃと人命軽視を是とすれば、今の日本のようなドライなご都合人間が増え、そういう人たちへの生は軽んじてよいという生き方に転生する。だからこそ、生は死ぬまで菩提心という最高の向上精神をもって生きることで命が輝く。

2021年9月11日 9:17
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おきもち

「死後の世界・死んだらどうなる」問答一覧

虫の知らせ

こんにちは、お世話になっております。 今回は私が過去に経験した不思議な体験について、お坊様方から見るとどのように感じるのか知りたく、投稿させていただきます。 1年ほど前の話となります。 私の家には父方の祖父母が買ってくれた、鮮やかな森の中を夫婦が寄り添って歩いている素敵な絵が飾ってあります。 ある日の夜、その絵が気になってみたところ、何となく男性が薄く見えました。 元よりほんの少し霊感のようなものがある私は、そのことを母に伝えようか迷ったのですが、気のせい。 気にし過ぎだと思ってその日は寝てしまいました。 ところが次の日、父に大事な話があると言われ聞いてみると、昨日の夜祖父が家で倒れ救急車で運ばれたとの事でした。 病院での検査の結果、祖父はガンにかかっていました。 前日の夜、夫婦の絵に違和感を感じたのは虫の知らせのようなものだったのでしょうか。 ちなみにその後祖父は約1年の闘病の末亡くなりました。 その間に一緒に散歩したり、旅行したりと沢山思い出を作ることが出来ました。 偶然と言われてしまえば、それまでではありますがこのような虫の知らせというものは、本当にあるのでしょうか。 よろしくお願いいたします。

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死について考えすぎる

昔から死や、明確でない死後の世界に対する恐怖心、不安感に襲われ日常生活でも情緒不安定な生活を度々してきました。 最近昔よりも少し大人になったためもっと複雑に考えてしまい苦しくなっています。 また私は小さな命を3度産む選択が出来なかった時があり 自分自身軽率な行動を取ってしまったために命を産むことが出来なかった。 その命は幸せに過ごして欲しい。 今一緒にいる3人の子ども達も幸せに過ごして欲しい。 死についての恐怖を抱いたまま大人になってほしくない。 でも私は死んだ後も地獄にいって苦しむかもしれない。 でも苦しいのや痛いのは嫌だ。と考えてしまいます。 今とても幸せなんだと感じながら生活しながらそれよりも死に対する恐怖心、不安感の方が強く楽しく日常生活を送ることが難しいです。 来世も人間になりたいと欲がありながら そんなことじゃ生まれ変われないかもしれないと思ってしまったりして 心が苦しいです。 この先死について考えることは無くならないと思いますが 今生きているこの瞬間をどうやったら恐怖心よりも楽しく幸せに過ごせるか、前向きに生きていくためにどうしたらいいか教えていただきたいです。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ