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死んだら

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有り難し有り難し 26

死んだらどうなるのでしょうか。
地獄や天国に行くのでしょうか。
それとも、輪廻転生して、人間や、動物に生まれ変わるのでしょうか。
仏教的にはどうなんでしょうか。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

まず、あなたの意志を聞かせて下さい

こんにちは。

前回の質問も拝見しました。
あなたは小学生だそうですね。
小学生で「五戒」を知っているなんてすごいなあ、と思いました。

前回のあなたの質問も、今回の問いと共通しているところが多いように見受けます。「仏教的」なところは前回の先生が既にお答えになられているので、私は要点のみを簡単に答えましょう。

「死んだらどうなるの」か、をいくら問うても答えは出ません。仏様の教えに生きたらどうなるかを問うべきです。

「地獄や天国に行く」のかがわからないのならば、仏様の教えに生きれば自ずと分かります。

このハスノハの回答は、全て宗派の違いはあっても仏様の教えに生きる人の回答です。

前回の先生のご回答に、仏教的な生き方についての具体的なお勧めが書かれていたはずです。そのお勧めに沿ってあなたは実際に行動しましたか。一般的な道徳、倫理ではなく、仏教的に(←重要)行動した上でこの質問をしているのですか。

あなたが仏教的な生き方を志して始めて、死後の行く末という非常に仏教的な回答が活きてきます。まず、あなたの意志を聞かせて下さい。

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有り難し
おきもち

釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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死んだら「死んだ」という一大事がそこにあらわれる。

あなたが死ねばあなたが死んだということが起こる。
わたしが死ねば私が死んだということが確実に起こる。
死ななければ生きている。
生きていれば生きているという事実がある。
あなたの嫌いな人が死ねばその人が死んだということが起こる。
あなたの好きな人が死ねばその人が死んだということが起こる。
生きていれば「死んでない」「生」ということがあり続ける。
死ねば死んだということの後の世の事実がつづく。
死んだ後にどこかに行くというのは生きている人間が頭の中やっていることでしょう。
では「死んだらどうなる」のか。
その人が死んだということが絶対に起こる。
地獄や天国とは、あなたが生きているこの世界、その心の内容です。
輪廻とは、心が事実にきちんと一体化せずに浮足立って現実離れしていること。
死んだらこうなるんじゃないか、ああなるんじゃないかと想念をあれこれ立ち上げて迷うことを輪廻という。或いは苦しみから救われない生き方の無限ループも輪廻。今目の前に起こっている事実に対してそれ以外の思いをあれこれ重ね、付け足せば妄想が盛んになる。それも輪廻。
輪廻転生とは、あなたが因縁果という人生の実生活で受けた影響によって「どう転ぶか」だ。
妄想や根拠のないことを信じてああではないかこうではないかと自分を救うことすらできない妄想的な思いを最優先させて迷いが今後も続けばそれが迷いの継続の輪廻転生。この上ない明晰な頭脳を求めて真剣に仏道、悟りを求めれば、それが機縁となり、あなたの妄想も暗い考えも正覚という明晰な心へと輪廻転生する。自分のことだけ考えていればケチな生き方となり、誰も助けられない生き方(餓鬼畜生)へと輪廻転生する。菩提心をもって仏菩薩のように生きようと志せば縁ある人々、世界各地の苦界を救済する立派な人間に今すぐ輪廻転生する。
大事なのはあなたがそのあなた限定のあなたの生・命をいかに最高にするか。
生を軽んじる人間はその死も軽んじられる。
生に尊厳を持つものは死にも尊厳を持たせる生き方となる。
人命を軽視すれば隣国のように人間がゴミのように扱われる。
その事実を知りながらも他国のことじゃと人命軽視を是とすれば、今の日本のようなドライなご都合人間が増え、そういう人たちへの生は軽んじてよいという生き方に転生する。だからこそ、生は死ぬまで菩提心という最高の向上精神をもって生きることで命が輝く。

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おきもち

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