過去の過ちを思い出し後悔してしまう
現在私は20代の大学生です。
もう10年程前になりますが小学校時代、沢山の人に迷惑をかけ当時の友人も離れていったことがあります。その時の出来事を思い出し後悔し自己嫌悪で泣いてしまう時が多々あります。
当時の私は善悪の区別もつかず、言いたいことは遠慮せず相手にぶつけたりなどしていました。
6年生の頃だったと思います。当時は私含めて4人のグループに属していました。ですがその中の1人(A子とします)があまり好きではなく、同じグループのB子にA子に対する悪口を沢山言ってきました。時には過剰な暴言も吐いていました。そのせいで気がついたらグループの3人とは縁を切られ、そこで自分の過ちに気がつき反省しました。この出来事から今後は自分の言動に気をつけようと誓い、現在まで生きてきました。
現在の友人達には「優しいね」と言ってもらえることが多いのですが、過去の自分のことを知ったら幻滅し、また離れていってしまうのではと不安に感じてしまいます。また過去あんなことをした人間が友人達と仲良くする資格はあるのかとか、生きている資格はあるのかと考えてしまいます。
現在の友人1人だけにその出来事のことを話したら、よく話を聞いてくれ「もう自分を許してあげていいと思うよ」と言ってくれましたが、やはりどうしても許すことができません。
でもこの出来事を思い出すたびに自己嫌悪に陥って何にも集中できなくなってしまいます。
悪人がこんなことを言うのは大変おこがましいですが、少しでも生きやすくするにはどうしたらいいでしょうか。
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みな試行錯誤であった
こんにちは。それは良い経験をされましたね。なぜかと言えば「適正な試行錯誤であった」からです。赤ちゃんは、とりあえず自分の欲求を満たすために色々やってみます。そして「上手くいくやり方」を残し「無駄なやり方」はやめていきます。
つまり人間は大量な「うまく行かないやり方」を「取り敢えずやってみて」結果から学習をして洗練されていくのです。あなたが「今はやらない」と学んだように。
ですから、「過去あんなことをした」については「もし今からでも相手を探し出し、謝れるなら謝りましょう」と言いますが、より大切なことは「今であっている、これから出会う人達に、どう接していけるか」なのです。あなたの誓いがどれだけ貫けるのか、と。
「思い出して自己嫌悪に陥る」ということですが、それがあなたの行動を律してくれている、もっと言えば支えてくれているのではないでしょうか。思い出したら「あのときはごめんなさい、そして今だったらもっとあなたを大切にしてあげたい」と心のなかで唱えてあげてください。
質問者からのお礼
ありがとうございました。少しだけ心が軽くなった気がします。
今の友人、これから出会う友人をもっともっと大切にしていこうと新たに誓います。