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家族を大切にしたい

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有り難し有り難し 4

2回目の相談になります。前回は自分のことでしたが、今回は家族について相談したいです。
自分は、精神障害二級を持っています。躁鬱みたいです。親は片親で中学の時に母を亡くしました。親父は身体障害一級です。母を亡くしてから目的を失い愚れちゃいました。散々、迷惑かけました。
母が亡くなるまでは、反抗もしなかったんですが、亡くなってから反抗ばかりしてました。
姉もいます。だけど、結婚して幸せにしてます。
相談事は、生活状況のことです。
親父は足が悪く働けない
自分はなんとか頑張って働いています。
だけど、仏壇の部屋
リビング、家の中はゴミ屋敷になっています。
それもこれも、自分が愚れたからじゃないか?と思ってます。自分が迷惑かけていなければこんな生活にならないはずだったと、後悔と反省してます。どうすれば明るい家族、前みたいな生活ができるでしょうか?
悩んで、自分を責めて、自分は精神障害になったんだと思ってます。
身体やメンタルは元気にしてます。だけど、生活状況は変わりません。
親孝行の為に亡くなる前に親父が、リフォームや新築暮らししてやりたい、、、その気持ちは忘れてません。亡くなった母は戻ってきませんが、生きて苦労してきた親父に住みやすい生活をさしてあげたいです。
こんな自分にできることはなんでしょうか?お金なんでしょうか?
教えて下さい!


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

もっと気楽に考えてください。

拝読させていただきました。

人生には苦は誰にも与えられるのではなく、起きるものとまずはとらえてください。

幸せとは続かないものです。それはなぜなのか?
人間には煩悩や欲望がいつまでも果てることがないからなのでもあります。しかし、そうはいっても楽にならなくとも、普通に戻したいという気持ちも、また苦を感じている人々はごくごく普通にもつ欲望です。

お母様が他界され、お父様も身体に不自由を期していること、部屋の散らかりなども含め、思い悩むことが多いと感じているのも理解できます。ここで一旦冷静となり、ご自身の過去の行い(愚れる)に責任感を寄せないことが大切ですよ。

煩悩は「善きもの」にも「悪きもの」どちらにも吸い寄せられていきます。

質問者さまの現在の思いは、慈悲であり、お父様に安心させて上げたいという「利他」なのです。
仏教では何よりも大切であり、利他する気持ちをもてない人も多いのです。人とは過ちを犯したからこそ、目を覚ます菩提心をもつこともできるものです。

ことわざでありますように
「悪に強ければ善にも強し」
 強悪非道な大悪人がいったん改心すると、かえって及ぶ人もないほどの善人となるとの意。一念を込めて物事を行えばできないことのないことのたとえです。

このように今、お父様に孝行したい、亡きお母様へ供養としてもとても素敵です。

できる事から行うことでいいのです。すべてを一気にしようとするとヤル気を無くすことにも繋がります。一日ゴミ袋に一袋ずつでいいのです。
ゴミが部屋から減少していくことで、お父様も以前の家族があった頃より、息子様が改心してくれた姿だけで、大きな孝行へとつながり、質問者様自身の心も清浄(掃除)されていくことに必ずつながります。

結果を今は考えずに、手の届くところからゆっくりと手をつけていき、またヤル気がなくなったら休憩し、また少しヤル気が起これば掃除をしていく。三歩後退しても四歩進めばいいのです。

お釈迦さまは
「水が一滴ずつでも滴り落ちるならば、水瓶でも満たすことが出来るのである。」
と、述べています。
少しずつ行う(精進)ことで、部屋も孝行も自身の心もすべて気づけば満たされていくととらえてください。

合掌

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質問者からのお礼

ありがとうございました!
おかげ様で気楽になれました。
人は苦しんでいるときに、このようなハスノハのお坊さんのお言葉が有り難く感じるんだなと思いました。おかげ様で、考えていたことがなくなり、人に感謝してもらえるように生きると、向上心がでました。ありがとうございました!

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