余計な話は聞くな
仕事柄、患者さんと話す機会がとても多く、いろいろな不安等を聞くことがあります。
先日職場の人から「〇〇さん(私)は話を聞きすぎだ。キリがないから要件をハッキリと伝えたらいい。」と言われました。
確かにある程度割り切らないといけないのもわかります。
しかしながら、不安を聞くことによりクレームを回避出来たり、スムーズな診察に繋がるのも事実です。私自身、無駄なこと•余計なことだと一切思ったことはありませんし、それにそもそも話し続ける患者さんの話を簡単に打ち切ることは容易ではありません。
またそんな風に言われてしまうと士気も下がりますし、仕事内容を全否定されているようでとても悔しくて辛い気持ちになります。
患者さんの声に耳を傾け、寄り添うことは余計なことなのでしょうか。
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大事なことだと思いますよ
私は寺の坊さんで住職ですから、第三者が横で見ていたらただの無駄話みたいなことに時間を費やして檀家さんとおしゃべりすることが多々あります。ことに孤独だと思われるお年寄りの家にお参りすると、なるべく時間をかけて長話をするようにしています。それはとても大切なことだと私は思います。
あなたのなさっていることは、私の目から見るとたいへん素晴らしいです。ぜひ続けてください。
ただ、私も相手の顔いろをみて、サッサと話を切り上げて帰ることもあります。時間配分をつねに考えています。過ぎたるは猶及ばざるが如しで、ゆっくり話しすぎても相手にとってよくないし、周囲とのバランスも大切でしょう。
仕事の流れが円滑でないと周囲も迷惑ですから、ぜんぶ「オレ流」というわけにもいかないでしょう。
この点さえ、気を付けておられたら、何も問題ないと思いますよ。
質問者からのお礼
藤岡様
お忙しい中、御回答いただきありがとうございました。涙が自然と流れ、お陰様で心がすーっとしました。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」
とても勉強になりました。
今回は全て仕事を終え、あとは帰るだけ!というタイミングで話を聞く流れになったこともあり、少し長めになってしまいましたが、今後も考慮しながら仕事をしていこうと思います。
本当にありがとうございました。