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有り難し有り難し 18

初めて投稿さしてもらいます。
私の家族は四人家族です。
そして私は次女です。
母は専業主婦です。
母は数年前からアルコール依存になり、もう何度も
低血圧で入退院を繰り返していてます。

そんな母に私たちは嫌気がさし、
お母さんが悪い。お酒を飲むからみんなが
嫌な空気になる。みたいな酷いことを言ったこともあります。

お母さんはお酒が入ると父と姉が会話しているのが
嫌みたいで凄く機嫌が悪くなり、
だから姉とお母さんとの間に距離ができてしまっていて。
姉と母も普段の時は普通に会話をしているんですが
お酒が入れば人が変わったかのように冷たくなって。

母の様子がおかしくなったのは50歳の誕生日の時に
父が会社の飲み会で朝帰りしたときから
変わってしまった気がします。

それからなのか今までの積もり積もった
小さな積み重ねが爆発しちゃったのかなと思います。

そんな嫌な空気の家に
帰りたい。って思わなくなっていて
家族な以上、母とも向き合っていこうと
家族みんな思っているんですが、母にはなかなか
伝わらず、どうしたら母はお酒に頼らず
元気な時に戻ってくれるのか、、、

無意味かもしれないんですが、
私自身に出来る、遊びに行くのを控えて
家族でいる時間を増やしたり、月に一度は
母にお昼をご馳走したり、出掛ける機会を作ったり、
そんな些細な事からですがはじめていってます。

母自身もしんどいはずでこの状況から
助けてあげたいのですが
もう何年も悩みつつ、未だに解決できず
家族みんながしんどいです。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

母を批判ではなく哀れみで。

お母さんのアルコール中毒で荒れているのですね。現実的な対応としては、依存症はよほどの精神がないと自分でコントロールはできないので、まずは治療のために入院させた方が良いと思います。

母は母なりの苦しみがあり、夫の不満をアルコールで紛らわせていたのでしょう。私たち子どもは親を立派な人間として見てしまいがちなので批判も出てきます。ですが親も一人の人間、完璧な親などいません。おろかな母を怒りで批判するのではなく、「物事が理解できなくなってしまった、かわいそうな母」と思って哀れんであげてください。仏教は不正には怒りません。怒りは解決を生みません。不正には愍むのです。するとあなたの母に対する対応もかわってきます。怒りだけだと辛くなりますが、哀れみはあなたを優しくするはずです。

母は家庭の中に入れない自分を苦しんでいるのです。でも母を直そうとしてはいけません。他人からいわれて直すのは難しい。他人の心は自分ではなおすことができません。あくまでも自分で直すしかないのです。あなたは母の曲がった心の形にあわせて対応してください。母への対応をチャレンジするぐらいの気持ちで母と接してあげてください。すると母のストレスが減り理性が戻る時が必ず来ます。その時が勝負です。家族全員でひっぱりあげてください。合掌

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やめるには回りの協力が不可欠です。

お母さまはなんらかの理由によって、ストレスが蓄積しアルコール依存状態になったのです。その原因については決してこどもであるあなたにはお話にはならないと思います。親ですから。
すでに依存症の治療を受けていらっしゃるかもしれませんが、入院や通院と投薬、カウンセリングが必要だと思いますよ。第三者から客観的にどういう状態にあるのかを評価してもらうことも大切です。AAや断酒会があります。同じ悩みを抱える人同士が、ともに切磋琢磨していくことは意義があります。1人ではやめられなくとも、お互いに牽制することで抑制力が働きますよ。ご自身が止めようとしなければ止められないのは事実ですが、止めないことで家族も辛い思いをしている。やめて欲しい。ということを伝え続けることは、お母さまの理性に響かないはずがありません。できればあなたも介添えとして、依存症外来に付き合われて、お母さまの状況を客観的に知ることも、よろしいのではないかと思います。お母さまが拒絶反応を示されなければですが。また、医師の診断や説明のみならず、カウンセリングやソーシャルーカーと禁酒の動機づけ、継続についてお母さまとできらたお母さまと一緒に聞かれたらいいですよ。一応、私はソーシャルワーカー、精神科ソーシャルワーカーです。
あなたは、お嬢さんとして立派だと思いますよ。ともすると、避けたい、他人事、迷惑と思いがちですが、あなたは正面からお母さまの病気に関わっていこうとされている。必ずいい方向に向かいますよ。家族の協力が不可欠なんですから。大丈夫。
ご家族の皆様の健康とお幸せを心からお祈りしていますよ。

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浄光寺の三浦康昭です。 くよくよと考えてもしかたがありません。明るく前向...
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質問者からのお礼

この度はありがとうございます。
一度依存症の病院に入院したこともあり、
精神病院にも行きかけたのですが、
こればかりは周りが言ってするのではなく
本人の意思からではないと、だめだと思いました。
少しずつ時間をかけて一緒に歩みよります。

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