未来が怖い。
ここ一年ほど、寝ている時にうなされることがあります。
普段はあまり気にしないようにしながら過ごしているけど、寝ている最中に過去のもう終わったはずの記憶がすごく深いところから蘇ってきます。辛い思いをしたときからもう10年も経つのにその現実がまだ終わっていないような、暴言を吐かれて苦しんだ相手と切った縁がまだ続いてしまうんじゃないかという感覚に襲われます。
それと、子どもが成長してとてもありがたいはずなのに、その未来を考えると、私の精神年齢よりも子どもが成長し越えてしまったときに自分が自分らしくいられることができなくなるような気がしてものすごく怖くなります。
親になる資格なんてなかったんじゃないかと落ち込みます。
この恐怖感をいつかぬぐい、終えることはできますか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
精神の変化は体調の変化
つらい思い出のフラッシュバックはしんどいですね。
私自身もつらい思い出を振り返って眠れなくなることがありましたので、共感する部分があります。
しかし、たいていの場合はフラッシュバック→不調より、不調→フラッシュバックの方が多いはずです。
体調管理に気を配り、体を健康に保てばフラッシュバックの数は減っていくはずですよ。
一方で、お子様の成長に関しては甘えてはいけません。
お分かりかとは思いますが、生まれたときから親であるわけではないのです。
子どもと共に学び、共に成長して親になっていくのですから、子供が成長した時に抜かれる心配なんてしてどうなるのですか。
“自分らしくある”とは不変でいることではありません。
心が変わらないつもりでも、体は少しずつ年齢を重ねて変化していくのですから、心もそれに合わせて成長しなければつり合いが取れません。
あなたが自身で選択し、人生を生きていくからこそ、今のあなたが一番あなたらしいのです。
不変のものはありません。
フラッシュバックで苦しむあなたも、未熟な親だと思っているあなたも、一月、一年、十年とたっていく間に必ず変化します。
それが“諸行無常”と言われる、仏教の救いの一つなのですよ。
質問者からのお礼
子どもと学び、成長し親になるんですね。自分が未熟であることや完全じゃないことを悩まなくていいのかもと思いました。
周りだけじゃなくわたしも1日1日変わっていくということは救いなんだと教えていただき、新しい気づきとなりました。ありがとうございます。