自らの歩む路
4年前、勤務中に倒れ緊急手術を受診して時間が随分と経ちました。
私、数年前より仕事の関係で転居して暮らしており、日常と変わりない先週に夜間の体調不良で救急搬送され入院生活を。
同じ病棟を歩くと、医療器具を片手にされリハビリで歩かれてる方など、お一人お一人症状が違っても病に向き合われることを痛感しました。
私自身も退院まで救急救命士、医師、看護師ら皆さまのお力で退院が出来たことを恥ずかしながら涙をしてしまいます。
退院しても以前のようには戻るには時間がかかりますが、これまで歩んだ仕事を離れ(すぐではないですが)医療福祉、介護の仕事を微力ながらしてゆきたいという気持ちが少しずつ芽生えています。
自分自身が体験をしたこと生かして、これも人生でしょうか。
自宅から15分余りの場所にお寺、足を延ばすと祖母を永大供養させていただいたご本山があり、お守りいただいた御礼でお参りしたいのですが回復状況をみながら考えております。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
飛花落葉
ご相談…というべきか、心の声をつぶさに書き上げた「述懐」と言ったところでしょうか。
貴方と同世代の私も同じように、これまで幾度となく、医療やそれに携わる人の力に助けていただいた過去があります。
病気、事故、怪我…それによる手術、そして入院をしますと、個々の人生がひとつの建屋内で交錯するあの空間はまた一種独特であり、それはあたかも社会という戦場で負傷した兵士を癒やす「野戦病院」にも似た状況であるな、と感じられるのです。
退院にて部屋を後にしますと、ロビーには既に入れ替わりの新たな負傷兵が待っています。
現場での体験を通して動いた貴方の心は、医療従事者を目指した。
同じように考えてその世界の門を叩いて、今誰かの命を支えている人は大勢いるのでしょう。仰るとおりそれもまた人生なのです。
大海原で受ける風は、順風や逆風ばかりでなく横風や突風、いつの間にか当たっていて自覚していないそよ風もあるわけです。
貴方には前職で積み上げた経験があります。
「志す」とまでは行かない位置で浮遊するお気持ちはおそらく、今後も暫くは続くと思われますが、事情が事情ですので、ある程度時間をかけてじっくりと考えれば良いと思います。
とにかく今後は、お身体を大事になさってください。
代わるがわる訪れる人生の岐路で、足元をすくわれず、上手く受け流し、どうにか踏ん張れる心身を養えますように。
今日一日の健康無事に感謝し、楽しんで生きていきましょう。
ありがとうございました。合掌。
質問者からのお礼
私の心にある心中を見抜かれ、お言葉も有難うございます。
20年余り、ホテルマンとして紆余曲折しながら、仕事だけでなく人生の先輩や後輩からも多くのことを学ぶ機会に恵まれてきました。
上手く言えませんが、4年前と先日の緊急な入院は私自身が私自身の為の学ぶ機会だったのかなと思います。
年末年始の頃、悩むことが多々あり自棄だけでなく自暴自棄、もう楽になりたいの思った時期がありました、ひょっとすると人生の見つめなおす機会。
お教えいただいたよう、人生の岐路です。
医療機関、福祉関係にしろ先ずは健康を取り戻すこと、それからのことは少しずつ見つめ考えて参ります。