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頼れる親族がいないガン患者、発達障害の子どものことが心配

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子宮頸がんとリンパ節転移で2年半ほど前に5年生存率20-30%、完治はしないと言われてるシングルマザーです。

母は、10年ほど前、心筋梗塞で突然亡くなり、父は再婚していますが末期ガン・脳梗塞で要介護5で施設に入所しています。

娘は、4月から中学3年生ですが、発達障害(ADHDなど)があります。
今は、だいぶ落ちつき、教室で授業をうけ友達とのトラブルも減りましたが、
「しつけがなってない!お母さんが片親だろうとちゃんとしつけをしてもらわないと困る。」と怒られ、うつになったこともありました。

今の問題は、娘が反抗期に入り今まで以上に難しくなったことです。

頼れる親戚や家族がいない私は、アメとムチを使えるわけもなく
極力、危険なこと以外は叱らないように育ててきました。

誰とどこに何時まで遊びに行く。
ごみはゴミ箱。自分の出したものは片づける。
脱いだものは洗濯機。

この3つを言うだけで、勉強しろとかそういうたぐいのことで怒ったりしたこともありません。
それに片づけがすぐにできなくても、そのままにし毎日声掛けし1週間なりしても片づけなければ叱るという程度です。

つい最近でいうと中学生の女の子が2年間監禁されていて保護された事件や、夜遅くまで遊ぶと色んなトラブルに巻き込まれ危ないからそれについては、帰るのが遅いとそのたびに叱っていました。

娘は、お母さんは心配性・過干渉、私の交友関係や視野を狭める、家に帰らないのはそのせいだ、家に無理やり帰らそうとするなら自殺するなどいい
今、児童相談所にお願いし、一時預かりをして頂いてます。

私は、看護師として働いていましたがこの数年、貯金も使い果たし今は生活保護を受けています。
ADHDの子は、欲をコントロールするのが難しく、何でも欲しがります。
娘は、口を開けば「いつから仕事するの?」
私をみれば、仕事ができる状態ではないこと他の人がみればわかる感じです。
利用価値がなく、自分の思い通りに好き勝手にできなければお母さんはいらないってことなのかと思うと辛いし、これから娘とどうしていけばいいかわかりません。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

抱え込まない

ココアさん、はじめまして。

ココアさんはお母さまを突然に亡くし、お父さまは要介護5の状態なのですね。ココアさんも子宮頸がんを患い、5年生存率も低いのですね。娘さんは発達障害(ADHDなど)で、今後のことをココアさんは心配しておられるのですね。

ココアさんは、娘さんに対してどう接していいのか悩んでおられるように拝読いたしましたので、私の回答を書きたいと思います。

娘さんの発達障がいは相手の感情を理解することが難しいようですね。
娘さんの発言で、「お母さんは心配性・過干渉、私の交友関係や視野を狭める、家に帰らないのはそのせいだ、家に無理やり帰らそうとするなら自殺する」というのは本心ではないでしょう。しかし、親にとってみれば過酷な言葉です。

娘さんが今後生活していく上で困ることは何でしょうか。
交友関係と片づけでしょうか。私は、娘さんが信頼を置ける人を見つけることではないかと思います。
発達障がいがあるのであれば、専門機関の手を借りることが必要となってくるでしょう。障害の程度にもよりますが、障がい者向けのデイサービスなども利用することを検討してみてはどうでしょうか。

ココアさんの病気平癒と心身安楽を祈念しております。

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有り難し
おきもち

徳島県の高野山真言宗寺院で住職をしています。 本山布教師心得として自坊の月例法話の他に、地域の出張法話の依頼もあります。 出張法話で寺のある地域の特産品「梨」を紹介するので、「梨のおじゅっさん」として有名になりました。 ホームページ http://houwa-kanonji.com/

問題は二つ

ご病気の問題。仏教では病気は治せないという先入観があるならば捨ててください。実際、「癌を自力で治そう会」では余命3ヶ月の方が医師と薬を捨てたことで癌の進行を抑えることに成功したという事例を多数紹介しています。
仏教的には、いや法華経的には南無妙法蓮華経という好良薬により毒病が治ったと説いています。実際に40代末期癌の女性が医師からもらったお薬をお寺に持ち込み南無妙法蓮華経と唱えて好良薬に変え服したところ癌がきれいに消えたという事例もあります。

次に発達障害の問題。脳の損傷を伴わない精神障害の場合はお題目で改善が期待できます。毒気深入した狂子がお題目南無妙法蓮華経を自ら唱えることにより毒病が皆癒えたと、法華経に説かれています。

お子さんにお題目を唱えさせることができなければ毎日ノートに書くだけでも良いでしょう。はかりしれないその功徳でお子さんが良い方向に向かうことを期待します。

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有り難し
おきもち

「平等」という嘘を信じるな。 仏はこの世が不平等であり辛苦から絶対に逃れることの出来ない世界であるという。絶対に逃れることが出来ないにも関わらず、「平等」によって或いは「楽」によって人間が救われるというのは矛盾である。 不平等で辛苦極まりないこの世をあきらめ死後に救いを求めるのも人間否定そのものでお話にならない。 平等というのは自分が助かりたいという思いから生まれた自己優先の魔界の教えである。仏教はそうではない。 人を助けることを優先にすれば自分も救われるという考えだ。 人のために活きることで不平等が不平等でなくなり、辛苦が辛苦とも感じなくなるのである。 世のため人のために働いてみる。 「有り難う」 その言葉で、人はそれまでの苦労が苦でなくなるのである。 これが仏教の真の教えである。 生温い癒やしなどまったく意味がない。 積極的に人生を切り開くための教えに耳を傾けるべきである。 お寺やこのようなサイトの利用は一回にとどめなければならない。何度も相談するということは、まったく良くない傾向である。 お坊さんから聴く「仏の教え」によって生きる力を得て、二度とお寺に相談する必要がない幸せな人生を手に入れて欲しい。 本来ならば実際にお寺に足を運び相談すべきである。ここでご縁のあったお寺さんに必ず足を運ぶべき。それが億劫ならばその程度の悩みだということ。本当に切羽詰まっている人は必ずお寺に足を運ぶ。 その観点からご自身の悩みがどの程度のものなのかを推し量ってみることも有効であろう。 それと仏の教えが必要のない質問は無視する。なんでも応えてくれると思ったら大間違いだ。

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