平和を愛する仏教の考え方を知りたい
皆さま、こんにちは。
私は油絵が大好きで画家になりたい者です。
私は東洋思想の、調和を愛する思想が好きです。この考えがあれば、世界中が平和になるのではないか、と考えています。
そこで私に教えて頂けないでしょうか。
仏教が教えてくれる、平和とはなにか、平和実現は可能なのか?という考え方を。
スッタニパータと仏陀の言葉という、岩波文庫が出している本は読みました。
瀬戸内寂聴さんの本も好きです。
法話を聞いたり、座禅もしてみたいです。
自分の不幸に悲しんでしまう。立ち向かう気力がなくなってしまう。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
平和とは個人の心の中にある
まず大事なことは、お釈迦様の生まれ故郷もまた、戦争で滅びているということです。
お釈迦様に止められぬものが、私たちで止まるでしょうか?
お釈迦様のお力が足りなかったのでしょうか?
いえ、そうではありません。
もし、世界中のすべての人がお釈迦様のお心に共感し、その教えを実践できれば争いはきっと止まるでしょう。
しかし争いとは、考え方や心が違うもの同士が行うものなのです。
お釈迦様であっても、キリストさんであっても"他人の心"というのは変えようがないのです。
"調和"とは、世界と自分の関係性を調え、合わせることです。
そして、平和とは自分の心のうちにあるのです。
相手からの罵詈雑言があったとして、それが自分の心を脅かさないのであれば、それは平和と言えるのではないでしょうか。
そして、その相手に対して「そんなことをいうもんじゃないよ。なんの得にもなりゃしない。争うより、それぞれ平和に過ごすのがが幸せだよ」と教え、相手も自ずから平和を選択してくれることが理想となると思います。
質問者からのお礼
けいじょう様 慈悲溢れるコメントありがとうございました。
仏教のことが理解できるようになった感じがあります。