自分を変えたい、変われない
自分の性格や生活態度、人への接し方や仕事上のミス…
毎日、「こんなはずじゃなかった」「もっとこうすれば良かった」と思うことばかりです。
後悔したり自分が嫌になったりで「今度こそ…」と思うくせに、全然そのように行動できずにいます。
うじうじと悩んで、泣いて、怒って…なのに、自分で考えたことも実行できず。
結果、また同じように後悔することになるのに無気力に時間だけが過ぎていきます。
意志が弱すぎる、自分にだけ甘すぎるのだと思います。
自分を律して、もっとちゃんとしたいはずなのに、外面だけよく振る舞って中身はぐちゃぐちゃです。
自分を変えたい、変えるには自分が動かないことには始まらないとわかっているのに、楽な方楽な方へと流されてしまいます。
近頃は自分の感情がコントロールできず、攻撃的になっている気もします。
家族にも優しくできません。
一人になって、また自己嫌悪。
なんだかもう、消えてしまいたいような気持ちになります。
まとまりのない文章になってしまいましたが、自分の気持ちのもっていき方や、自分の気持ちの整え方、無気力な時の自分の律し方など御教授願いたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
自分では限界があるなら、周りから助言をもらいませんか。
自己反省って大事だと思うのですが、自分へダメ出しばかりになってしまって、改善しようとしても、どうやっていけばとグルグル悩むばかりですよね。
自分で思いつく方法も、散々試されたと思うのですよ。それでも、自分で解決が難しかったら、周りの手を借りるのもいいと思うのです。
例えば、これからはこうします!と宣言したほうが励みになったり、ここまではやる!と目標設定したり。また、自分以外の人からアドバイスを受けたり。
自分ではどうにもならないことは、周りからも意見を聞いていきませんか。その方が、改善に近づくかもしれません。
ダイエットも、周りに宣言したほうが、周りの目や期待が気になり裏切れないと、頑張れたってこともあります。
自分では限界があるなら、周りから助言をもらいませんか。周りには言いづらいなら、ハスノハの個別相談も利用くださいね。具体的な話もしやすいと思いますよ。
安心安全を感じるようにしてください。
hako 様 相談ありがとうございます。
まず「こんなはずじゃなかった」「もっとこうすれば良かった」と思ってしまう自分を責めないことです。そう思ってしまうのはあなたのせいではありません。
人は何かミスや嫌な事が起きると、本能的に闘争的になり自分や誰かを責めたりするし、反対に逃走的になり楽な方へ逃げたりします。凍りついたように無気力なります。それで自己嫌悪になったりします。これは脳の習性です。あなたが悪いのではないのです。人の脳は葛藤を起こし思い悩むようにできているのです。怒りやイライラで感情がコントロールできないのもそのためです。意志が弱いのではありません。意志が弱いと思って、なんでちゃんとできないんだろうと、自分を責めてしまうという脳の働きによるのです。
その葛藤から、抜け出すには、心と体を落ち着かせることです。呼吸法やマインドフルネスの瞑想や座禅、写経などをして落ち着かせることです。または落ち着く場所に行って癒されることも良いですね。温泉とか心地よい景色をみるのでもいい。
癒されて、心と体を落ち着かせることで、脳の働きが、変化していきます。穏やかさ、安心を感じて落ち着いた脳は、闘争や逃走からくるイライラや自己嫌悪を安心安全へと変化もたらし、優しさや愛情をより感じるようになります。
甘やかしではなく、穏やかで、愛情にあふれ、思いやりを持ち、嫌な出来事、失敗の出来事などに、落ち着いた態度で冷静に判断し、勇気をもって行動できるようになります。
つまり、安心や安全を感じるようにして、呼吸を整え落ち着かせ、思いやりや優しさを自分に向けて、寛容で丁寧に自分と向き合うということが必要です。
安心安全は、これまでの体験で落ち着く場所をイメージするとよいかもしれません。そして自分に思いやりを向けるとは、パートナーとか恩師とか親友とかをイメージし。その人がいつもあなたに愛情が溢れ優しく接してくれて、傍にいて包み込まれているような感じをイメージすると向けやすいでしょう。
さて、その傍にいる、愛情あふれた人はあなたにどんな言葉をかけて、思いやりを向けているでしょうか?・・・その言葉を心にとどめておきましょう。
参考にしてください。一礼