過去にしてしまったことへの罪悪感
過去にしてしまったことを思い出し、罪悪感と後悔で苦しいです。
数年前、知り合いが大事にしていた物を私の管理が悪かったせいで、父が知らない間に売ってしまいました。
急いで売ったお店に行くも、見つからず…。
知り合いには謝罪をし、受け入れていただけました。
その方とは習い事が一緒なので、今も会うことはありますが、そんな事があった後も、前と変わらないお付き合いをしていただいています。
しかし、ここ最近、この事をふとした時に思い出しては、罪悪感と後悔で、胸が詰まるような苦しさに襲われます。
実は最近子どもを出産したのですが、妊娠中のある時急に思い出し、罪悪感を感じるようになりました。マタニティーブルーなのかな…と思ってましたが、産後の今でも変わりません。
最近他人の物を勝手に売ることは、横領罪になるということを知り、私がしてしまったのは横領罪なのではないか…という思いで、ますます罪悪感と後悔の思いが襲ってきます。
子どもが産まれて幸せなのに、そんな思いがあり、心から幸せを味わい切れないような、私なんかが幸せを感じてはいけないような、そんな思いがして、子どもにも、子どもを可愛がってくれる夫や家族にも申し訳ない気持ちです。
その知り合いからは、出産後、お祝いのメールもいただきましたし、会った時には、子どものことを聞かれたり、普通に楽しくお話しできるのですが、家で一人(子どもと一緒にいますが)の時、つい考えて苦しくなってしまいます。
同じことは2度としないと反省して、これからの生活にいかしていこう、と思うのですが、ひどいことをしてしまった自分自身をどうしても許せないのです。
どう考えれば、心が少しでも軽くなるでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
自分の謝罪に惑わされている。
なぜいつまでも罪悪感に苛まれるのか。
それは『償えた』と自分で思えていないからです。
身も蓋もない言い方をすれば、相手に“借り”があり、自分の方が不利な立場だと考えているためです。
これは個人の感じ方の問題なので、どこまでやりなさいとか、具体的なことは言えませんが、“謝罪で終わり”はあなたが決めたゴールであり、社会的に、個人的に許されるためのゴールではないのです。
気のすむまで謝り、償い、相手に奉仕すればよいのです。
もちろん、謝罪や奉仕が相手に迷惑をかけるような、“余計なお世話”になることは避けなければなりません。
だからこそ、法的な謝罪は“慰謝料”、“賠償”という“お金”になるわけですね。
相手が喜ぶことを考え、精一杯、心行くまで償いましょう。
誰かの涙で傷ついた心をいやすのは、誰かの笑顔なのです。
質問者からのお礼
その通りだと思いました。謝罪したけれど、本当に許されたのか分からないことが不安でした。
お相手を喜ばせ、笑顔にすること。これを償いとして、最大限努めていきたいと思います。
どうもありがとうございました。