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統合失調症

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有り難し有り難し 24

私は統合失調症です。病院に通いながら耐えて生きています。
お仏壇によく手を合わせますが、意味などないのでしょうか。
また、私は、人が救われたいと手を合わせてる神様や仏様こそが病にし災難を起こしているのではないのかとも思っています。
皆様にとって神仏はどんな存在ですか?

そして、感謝が大切と言いますが、統合失調症のような自我が保てなくなる病気、気が狂う病気、心を失ってしまう病気がくれる良い側面はどんなものだと考えられますか。
私には、「反対に考えてみれば」こんな側面で良いことでもあったという見方が、自分の病気についてできません。

よろしくお願いいたします。

2022年6月18日 9:53

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

都合は捨て去る

物事の良い悪いは、もしかすると「自分にとって都合の」という言葉が頭についていませんか。

仏様というのは自分自身の様子そのものです。誰かに物事をお願いするような物ではないのです。仏法にお任せする勇気が必要です。都合を全て捨て去り、お任せする。
必要なことは必要なこととして行い、しかしどうでも良いと投げやりになることと間違う。
人のために良いことをしようとする心はとても大切です。

病があるなら病であることを受け入れてそこに付き合う。必要な治療があればする。そして決して人間の自由にはならないこの身の活動に任せて生きる。生き生きと。

手を合わせるのは、すがったり執着する姿ではなく、対象物としてでもなく、この身を鏡として全てを映し出している自分の様子としててをあわせるのです。

理解することでも考えることでもなく体感してみることです。自分自身を見極める必要があります。

2022年6月18日 10:43
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有り難し
おきもち

禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺副住職。 悩みを吐き出す事で、ちょ...
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良い人・優しい人が損する理由

YouTubeのオススメに「良い人・優しい人が損する理由はこれです」みたいな動画があったので、とりあえず観てみました。その動画には「ブッダの教え」というサブタイトルが付けられていました。 優しさと思いやりが、いいように利用され苦しむ主人公の話でした。 その後、主人公が見つけた答えは、 ①「自己尊重と他者への尊重のバランス(自分自身と他人の間に健全な境界線を引く)」 ②「自分の気持ちや考えを尊重してもらえない関係は健康的ではないと理解しそのような関係とは距離を置く」 ③「支援や協力が真に価値を持つ場合にのみそれらを提供するようにする」 というものでした。 私にはとても良い話に感じましたが「我を無くす」から遠のいてるようにも見えて、この話をどこまで鵜呑みにしていいのか迷っています。 「ブッダの教え」とありますが、この動画に出てくる登場人物名や逸話をネットで検索してもそれらしいソースが見つかりませんでした。 (生きにくさを抱えた現代人向けの創作?) ここでお坊様方にお聞きしたいのは①②③は仏教的に見て、実行しても大丈夫な内容でしょうか。 またお坊様方の考えなどもお聞かせ頂けたらと思います。 よろしくお願いします。 補足です。 私は優しさ・善良さとは程遠い人間ですが、周りではよく聞く話だったので、このテーマに関心がありました。

有り難し有り難し 9
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