hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

納得できていない内定

回答数回答 2
有り難し有り難し 11

こんにちは。進路にかなり悩んでいるので質問させてください。
私は現在就職活動中の大学4年生です。内定を承諾して就活を終えるか、内定を蹴って就活を続けるか迷っています。

昨年から就活をしてきましたが、現在内定を頂いているのは興味のある業界とは全くの別業界1社のみです。

(内定を頂いている1社は地元の企業で、何となく参加したインターンで優遇して頂けたところです。
とても雰囲気は良さそうだったので、余計にどうするべきか迷っています。)
こちらの内定承諾の期限が決まっており、(しかしながら素直に現状を相談したら期限をかなり延長して頂けた)夏頃までにどうにか志望業界で内定を頂けるようにと思っていましたが、期限に間に合いそうにもない気がしてきて焦っております。
私の中で、地元を出て関東で志望業界の中で働きたい気持ちがずっとあります。しかし、志望業界は狭き門で、最近は書類選考ですぐに落ちてしまいます。めげずに頑張って来ましたが、流石に心が折れそうです。期限が迫っており焦っているところで第1志望だったところが落ちてしまい、気持ちを立て直すのにかなり時間がかかっています。

今の悩みは、
・内定を承諾して就活を終えるべきか
・内定先業界が自分のやりたい仕事ではない別業界だけれど、福利厚生や人は良さそうであること
・仮に志望業界を諦め、頂いた内定先に就職しても続けて行けるかが不安
・内定先が土日休みではないこと
・内定を蹴って就活を続けても志望業界で内定が貰えなかった時の不安が大きい
の以上です。

内定を頂いているにも関わらず、贅沢な悩みだと言う自覚はあります。そして何より内定を頂けたのは本当に有難いと思っています。しかし、それ以上に自身の夢や理想があり苦しいです。
両親や大人の方は「転職という手もある」と言ってくれているのですが、どうしても納得できない自分がいます。
そしてきっと今の自分は、不安が不安を呼んでしまっており、自分一人だとどうしてもネガティブに悩んでしまっています。
もしものことを考えてしまい怖くて仕方がないです。内定を承諾して続けられなかったらどうしよう、このまま就活を続けて内定もなく卒業することになったらどうしようなど考えてしまいます。

相変わらず纏まりのない文章になってしまいましたが、何かご助言やお言葉を頂けると嬉しいです。よろしくお願い致します。

2022年6月23日 8:08

この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

なにを己の「豊かさ」とするかです

中々人生は思うよういかないものですね

若いと力づくでなんとか己の望む未来を
引き寄せようとするけど
自分が生き生きしてられる場所を選ぶ事の方が近道なんだと思います

でもどんな試練も乗り越えてでも貴女が自己実現のためにその業界で働く事必要なんだと思っているのであればそれはできる限り諦めるべきではありません

厳しく言うなら
苦しい道を歩む覚悟があるのかないのか
「はっきりさせよう」という事

むしろ貴女はその「取捨選択」から学ぶことの方が大きいかもしれません

欲しいのに何かを切り捨てるという矛盾
生きる事には必ず矛盾が伴う

これが当たり前なのね
欲しいもの全部抱えて生きることなんて出来ない

それより
成功する人っていうのは
周りの人の助けや応援が集まる人なのかと思いますよ

力が入ると大事な事を見失ったりするから注意してね!

合掌

2022年6月23日 14:28
{{count}}
有り難し
おきもち

山形のそれは小さなお寺の住職です。 私は子供の頃いじめられ、社会からドロ...
このお坊さんを応援する

就職は結婚と似ている

ネイビーブルーさん、はじめまして。質問を拝読しました。

ネイビーブルーさんはご自身の問題点を把握して、簡潔に伝えることができる特技をお持ちのようですね。人生の節目となる就活はいろいろな思いが去来してまとまりが付かないものです。その中で、よく御自身を見つめておられるように感じました。

さて、就職は結婚に似ていると私は思います。
平均寿命が90歳前後になっている昨今では、晩婚化しているとは言っても50年ぐらいの生涯を共にするパートナーを選びます。好きか嫌いかよりも、50年伴走できるかどうかで決めることが多いものです。

就職も、終身雇用が崩れてきても30年ぐらいは勤続することを考えます。そのときに、地元を出て関東で志望業界の中で30年働きたいのですか?という質問に燃えるようなYes!が出せるならチャレンジしてみたらどうでしょうか。チャレンジできるタイミングはおそらく今しかありませんから。

志望業界で働くにはアグレッシブに貪欲に働くことが必要で、30年という長期に渡って勤務することに体力面でも不安を感じるなら、地元企業にて安定した暮らしをすることもあると思います。

歴史に名を残す偉人であっても、人生の岐路に立ったとき迷ってことがあると書き残しています。
例えば、高野山を開いた空海上人は、中央官僚になる道を諦めて仏道に身を捧げると決めても、「人生の岐路に立ち幾度も涙を流した」と書き残しました。のちに高野山を開き真言宗を打ち立てるという偉業を成し遂げましたが、まだ見ぬ未来には不安を覚えたこともあったようです。

ネイビーブルーさんが、もし企業と結婚するとすればどちらを選びますか?

2022年6月24日 9:13
{{count}}
有り難し
おきもち

徳島県の高野山真言宗寺院で住職をしています。 本山布教師心得として自坊の...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

中村太釈様
ご回答頂きありがうございます。
「よく自身を見つめている」とのお言葉、自分では思ってもいなかった事だったので嬉しかったです。ありがとうございます。
就活は恋愛や結婚に似てるというのは身をもって感じました。
やはり、どちらを取るにしても とても迷ってしまいます。地元には支えてくれる家族もいます。しかしながら興味がある仕事は関東……迷ってしまうのは、どちらを選んだにせよとにかく1人で長くやっていける自信が今の私には無いことも原因のように思います。
しかし最終的に決めるのは自分なのでとても苦しいです。
今一度、何が大事かをじっくり考えようと思います。ありがとうございます。

丸山晃俊 様
ご回答頂きありがとうございます。
本当に、人生で初めての大きな選択(これも考えすぎで大袈裟かとは思うのですが)をしようとしているので、本当に悩ましいです。
やはり私には覚悟が足りないのだと思います。それ故に迷っているように自身では感じました。
1度冷静に自分の気持ちを整理して考えてみようと思います。ありがとうございます。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ