過去を一日中反芻してしまいます
私は今素晴らしい夫に恵まれ、専業主婦としてもったいないくらいゆとりある日々を送っています。
ですが最近、真面目に頑張ってきたであろう方々が辛い目にあっているニュースを繰り返し見ているうちに、私のようなものがこんな幸せでいいのだろうかと考えることが増えてきました。
わたしは、他言できない人としてやってはならないたくさんの過ちや失敗を繰り返し行ってきました。しかし、夫と出会えたことで大切なことをまなび、たくさん後悔し、正しく生きたいと思いました。
仕事をしている時は働くことが使命、自分への罰のようにかんじ、一日のほとんどを仕事に費やしました。完璧でないといけないと思い、外れることのないようミスのないよう常にストレスを感じながら働いてきました。でもそれは言い訳の行動だったようにも思います。仕事があるから実家には帰れない、友達の誘いも断るなど。仕事でも結局は苦手なことなどからは逃げていたように思います。
専業主婦となった今になって様々な過ちや失敗、トラウマが押し寄せてきます。後悔してもどうにもならないことはわかっているつもりでも、ふと思い出しては過去の自分とその行動に腹が立ち、恥ずかしく悲しくなり、どれほど怖いことをしてきたのだろうと恐ろしくなります。何も知らず自慢の娘だと大切に見守ってくれている家族に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
最近では食欲もおち、眠れないことも出てきてぼーっと考えたりネットをながめている時間が増えました。そんな折ハスノハにであいました。プロフィールにはじめて過ちを告白し、書いては消しするうちに少しずつ整理するきっかけになりました。そして懺悔文というものがあると知り、このままではいけないと思いなんとか家事を行い、懺悔の意味を唱えながらのウォーキングを始めました。
元気のない様子を察知した夫に心配をかけてしまっていることが何より申し訳なく思っています。夫のためにと思う反面、笑ったり楽しんだり、楽をすることはいけないのではないかとも考えてしまいます。
どう乗り越えていけば良いのか悩んでます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
過去からの負の感情が出てきたら 反芻しちゃんと向き合っていく
888さん
過去にしてきた、一連の出来事が
あなたに反芻をさせ
腹立ち、悲しみ、恥ずかしみなどの様々な感情を
与えているのでしょう。
そして
過去の一連の行為もそうせざるを得なかったのだと思います。
“どう乗り越えていくのか悩んでいます。”
とのことですが
乗り越えるとは一体いかなることなのでしょうか
不都合な感情を起きなくすることか
過去をなくことなのか
それは出来ないことなのだと思います。
出来ないことをしようとするから悩むのです。
私が思うに
乗り越えるとは
乗り越えられないことだった
過去を引き受け、今の自分と
向き合うべきことだったと頷くことだと思います。
そして
“夫と出会えたことで大切なことをまなび、たくさん後悔し、正しく生きたいと思いました。”
という配偶者と出会い芽生えた感情に絶えず帰って下さい
これがあなたの帰るところです。
だからと言って何かが解決するわけではありません。
過去からの負の感情が出てきたら
反芻しちゃんと向き合っていく
そして、正しく生きるとはどういうことなのか問い返す
苦しい反復ですが
これが正しく生きることに繋がるのではないかと思います。
反芻もよし。しないようにもしない。
過去を思い出すのは、反芻なのかというと決して過去を生きているわけではなく、今思い出すという働きをしているということです。
牛の反芻だって過去のものをやっているのではなく常に”今”をやっているわけです。
懺悔文についても書かれておりました。反省したらもう繰り返さない。繰り返せないようになっているのです。今のあなたは1っ分前のあなたではなく、常に新鮮な状態なんです。だからこそ、安心して生きていられるのです。
過ちは繰り返さない。人のために生きる。ジブンジブンのことは一旦置いといて、人のために行動することで自分自身が救われるのです。
良い事したら気持ちがよくなるのも真理です。
トラウマもたまたま今思い出したという働きがあるだけで、同じことが起きているわけではないのですからそっと手を付けないで置いといたらよい。必ず消えていきます。消そうとか忘れようなんてせず、そっとしておくことで問題にならなくなります。
目の前にケーキが出てきたらすべて忘れて「おいしい」「あまーい」となるでしょ。そうやって目の前のことに生きているのが私たちです。
質問者からのお礼
中根信雄さま
お返事ありがとうございます。何度も何度も繰り返して読みました。マイナスの感情ばかりが押し寄せてきてこのままでは病んでしまうのではと焦りそこから抜け出せずにいました。少し冷静になれたように思います。きちんと受け止め、向き合い、今を見つめられるよう正しく生きることについて考えていきたいと思います。温かいお言葉に感謝いたします。
邦元さま
温かいお言葉を頂きありがとうございます。何度も読み返し涙が溢れました。何とかしなければ、このままではダメになってしまうとの思いに囚われていました。過ちは繰り返さない。人のために生きる。その思いでいっぱいです。このことを胸に、今を素直に受け止め一日一日を大切に過ごしていけたらなと思います。
ありがとうございました。