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仏教における障害について

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大学院で障害学を研究しようとしている者です。仏教について質問があり書き込みました。

現在、日本の障害の歴史について考察しているのですが、障がい者という弱者とお寺の関係は無視できないと思い、色々調べているところです。
ですが仏教といっても宗派がたくさんあり、どれを掘り下げていけばいいのかわかりません。

そもそも仏教における障害とは何か(前世の罰、今生での修行など)、そしてもし可能であれば異なる宗派同士の考え方の違いなどあれば教えて頂けないでしょうか?

私自身障害があるため、気になっている問題でもあります。
どうぞよろしくお願い致します。

2022年7月14日 1:22

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

今後の研究を具体的に組み立てていくために

こんにちは。

「日本の障害の歴史について考察しているのですが、障がい者という弱者とお寺の関係は無視できないと思い、色々調べているところ」と書いています。この文面から、「障害学」と仏教の関係についておそらく研究し始めの段階にあるのだと感じました。

「仏教における障害とは何か」という問題は、非常にナイーブです。業論をきちんと理解することが大切ですし、業論を理解するには仏教の十分な基礎理解が必要不可欠になります。

この問いの理解に不可欠なのは、仏教学の理解です。「大学院」レベルの研究として一定程度高度な理解が求められるのはもちろんのこと、「私自身障害があるため、気になっている問題」とも仰っています。つまり、学問的客観的な理解とともに、主体的な学びにまたがっている関心事が、あなたにとっての「仏教における障害とは何か」という問題なのでしょう。

この意味では、過去の「障がい者という弱者とお寺の関係」を歴史として学ぶということと、自分が仏教という教えの中に身をおいて考える「障がい」は何だろうか、という深いレベルの広範な学びがあなたの求めているこのように思います。したがって、仏教学を基礎からきちんと学ぶための入門書を最低限数冊は読み、学ぶほうが良いと思います。

どれくらいのウェイトで「日本の障害の歴史」を研究課題にしていくかはこれからでしょうが、以上のような背景があることを念頭に、今後の研究を具体的に組み立ていってください。

2022年7月14日 8:38
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釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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そもそも釈尊の仏教(パーリ語の初期仏教)では

律蔵には障害がある場合は比丘出家できないなどとリストに入っています。比丘は在家の迷惑にならないように、在家を指導できるようにならないといけないので、無理はありません。
 比丘になってから重い病気やけがを負うと、在家の医師が布施行で診てくれて、あとは比丘同士で支えます。還俗せよ、ということにはなりません。
 ここまでは初期仏典から拾い集められます。和訳は昭和十四年の南伝大蔵経が全部そろっています。一部は現代語訳もあります。英語もPTS版なら全部そろっています。
 業論はアビダルマで体系化したものと初期仏典の中で大まかに説かれたものがあります。初期仏典は中部152経のうちの100いくつめかの大業分別経と小業分別経です。アビダルマは、軽くまとめたアビダンマッタサンガハabhidhammatthasamgahaだけで十分でしょう。これにも英訳があります。和訳はスマナサーラ長老のブッダの実践心理学全七巻がお勧めです。
 一般的に仏教世界で言われるのは、生まれつきであれ生後であれ、障害や事故などは前世の悪業が出ただろうと、しかしどの業がどう出たなどとまでは分からないので、気にしない、できることできないこと、助けてもらえることもらえないこと、それらの中で生きていきます。

2022年7月14日 8:04
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初期仏教というか仏教本来の教えを学びつつ、その在家信者のあり方から見た日本...
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「仏教全般」問答一覧

霊能者や天国・地獄は本当に存在しますか?

質問は2点つあります 1つめの質問 お坊さんはテレビに出ている霊能者 故 宜保愛子さんや 江原啓之さんをどう思っているのでしょうか? 現在 新型コロナウィルスの影響で 院内感染防止のため病院では以前のように面会が出来ないところが多く、 家族と面会できずに亡くなるが大勢います(コロナ患者だけに限りません) 遺言が伝えられないで亡くなるが大勢いるのです。 霊視番組では 宜保愛子さんや 江原啓之さんを通して 亡くなった親族の霊が 相談者にいろいろ伝える  それが本人達しか知らないことなので 相談者が驚き また宜保さんや江原さんに感謝する というスタイルですが このようなことは本当に存在するとお考えでしょうか? 2つめの質問 新型コロナで亡くなる人が増えたのは、新型コロナウィルス感染対策を故意に妨害する人達だと思います。陰謀論者です。 新型コロナウィルスがただの風邪だの、実は存在しないだの 猛毒ワクチンを接種すると2年後に死ぬだの人口削減の陰謀だの 荒唐無稽なデマを拡散して マスク着用や新型コロナウィルスワクチン接種を妨害するビラを駅前で配っている怪しい団体がいたりします。 このような団体の代表は東京都知事選挙や千葉県知事選挙に立候補して病棟の最前線で働いている疲弊している医療従事者を「ありもしない新型コロナウィルスで騒ぎを起こして金儲けしている利権関係者」などと誹謗中傷する演説をしていました。 過去に女子中学生を強姦して妊娠させた事実も発覚して週刊誌にも記事になったそうです(相手は親告罪なので刑事告訴はせず、民事訴訟に発展しているそうです) このような連中が新型コロナウィルス感染拡大を引き起こしたと思います。 法律では罰せられませんが、新型コロナウィルスの犠牲者の数を考えると 私はこんな人達は普通の殺人犯より罪が重いと思います。地獄があるなら 彼らは地獄に落ちて欲しいです。 地獄は本当にあるのでしょうか? 2つ質問しましたが、 要するに あの世 霊魂 天国 地獄 霊能者や霊媒師 因果応報など  一般人の目に見えない者が存在するのか? と言う質問です。 よろしくお願いします。

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修証義について教えて下さい。

祖父の葬儀を境に改めて仏教を学び始めました。  宗派は、曹洞宗です。 お坊様が唱えて下さるお経を理解した上でご先祖様や祖父に手を合わせ今後、向き合いたいと強く感じたからです。また、現在の生活の中でお経について調べる事は、小さな安らぎを感じられる学びの場になっています。 現在の学び方ですが、hasunohaにてお経についての質問をブラッシュアップしたりしながら般若心経や修証義について調べています。 また修証義については、以下の現代語訳をみつつ内容を深めています。しかし、解釈や内容が正しいのか不安もあります。 https://www.zen-essay.com/entry/soujyo そもそも、現代語訳事態がダメでしょうか? 曹洞宗の教えが分かる書物があれば知りたいです。浅い状態ですが曹洞宗の教えに…悟ることすら手放す(悟りたい欲求を手放す)座禅スタイルが凄く衝撃的で素敵な考えでもっと色々と知りたいのです。 また、触れてみた状態な上での発言で恥ずかしいのですが…お経を調べると供養する相手よりも供養する側に対する生きる上での教えを説いている様に感じました。間違ってたらすみません。 余談ですが、普段、お世話になっているお坊様の爺様に法事後、お経について調べている事や内容を理解したいとの相談をしましたら笑顔で学んで来なさいと言って経本を頂きました。宿題を逆に出された気分で終わりましたので次の法事が違う意味で緊張します…。後、曹洞宗の本山は、身近な場所にあるので一度行ってみようと思っています。 ※質問して申し訳ないのですが現在、生活苦なので「お気持ち」は後々にさせて下さい。申し訳ありません。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ