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年上の彼女と別れました・・・。

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自分30歳で彼女は41歳の年齢差がある関係でした。

事の発端としては、最初彼女の方から「このまま付き合っていていいのかな?後悔しない??」と真剣な表情で言われ、その時は「一緒にいたいと思ってるよ」とは言いました。その時はそれが本当の気持ちではあったと思います。

しかし数日たって、確かに現状ではまださほど年齢差は感じて無かったのですが、出産の問題や、10年先・20年先のお互いの年の差の諸問題を受け止め続ける覚悟があるのか?・・・等といった不安感が突然襲ってきました。

数日たって別れ話を切り出した時、 彼女の方は「先日言ってくれた、一緒にいたいという言葉を信じたかった・・・。未来の私ではなく今の私を見てくれなかったのは残念だけど・・・しょうがないよね・・・。」と涙を流しながら言いました。あの光景が完全に自分のトラウマになっております。

別れた後でも自分は彼女の事は大好きですし、本当に愛しています。しかし結婚という行動に踏み切れなかった事も事実です。自己矛盾といえばそれまでなのですが、はたして自分のこの決断は正しかったのでしょうか?結局は心と心で繋がっていなかったという事なのでしょうか?

自分のほうから好きになり、「ずっと一緒にいたい」等と言っておいて、最終的には彼女を裏切る形になり、罪悪感が凄まじいです・・・。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

人間そんなものですよ。

 いきなり残酷な言い方でごめんなさい。けれど、人間そんな大したものではないのです(ありたい、と願うことは否定しませんが)。
 「好きだ・一緒にいたい」という気持ちの問題と、「結婚し、子どもをもうける」とは違うレベルの問題です。もちろん両方とも満たせる相手とそのような状態になれればいいのでしょうけれど、どちらか一方しか選べないことがあります。人生には思い通りにならないことがある。「人生には苦しみがある。苦しみとは、思い通りにならないことだ」というのは、仏教の基本的な人生観です。
 ですからね、あなたは自分の言葉に酔っていることに気づいた方がいい。相手を酔わせる言葉を言ってしまっていることに気づいた方が。
 それは「別れた後でも本当に愛している」です。あなたから別れを切り出したのでしょう?「一緒にいたい」と言いながら、「やっぱやめた」と言ったのでしょう?そして彼女を傷つけた。それのどこが「本当に愛している」ですか?そんな自己擁護はやめたら?トラウマとか傷ついたような言い方はやめたら?
 ただね、イイコトを学んだと思いますよ、今回。「ずっと一緒にいたい」等と言っておいて、その後相手を裏切ることが、「人間にはおきる」ということ。人を裏切ると、罪悪感があるということです。これこそ、生きていく上での学びですよ。「必ずそうなる」ではないかれど、「その可能性はゼロにならない」。それを抱えたまま生きていくしかないのです。
 ですから、あなたは知るべき。「ずっと一緒にいたい」と言っているのは「今のところ僕はそう思っている」に過ぎない、その限定から逃げることはできないということです。「一生君を大事にする」と言っている、それは「今のところ、”一生〜する”という積もりです」だけなのです。何を誓ったとしても、「今のところ、そう決心しています」でしかない。これが「現在に生きる」ということです。「諸行無常」ということです。
「あの時言ってくれたじゃない!」というのはありがちなセリフですが、「もうそうじゃないんだもん」と言われないように、自らを磨き続けるのが、精々我々にできる事だと思うのです。

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一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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お辛い決断でした。

でも、結婚は現実ですから、
現状だけでなく未来も見据えなければなりません。

彼女には申し訳ないことをしたのも事実ですが、
彼女も薄々は気づいていたことだろうと思います。
最後に恨み節を言われたのはショックでしょうが、
それを糧にして、
次に付き合う女性を無駄に悲しませないようにすることが、
今回の罪滅ぼしかと思います。

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和田隆恩
 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生ま...
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質問者からのお礼

>光圓寺 佐藤様 
厳しくも暖かい御回答、ありがとうございます。「人生には苦しみがある。苦しみとは、思い通りにならないことだ」という言葉が妙に納得できました。今回の経験を戒めとして、学びとして、また自分を見つめ直したいと思います。ありがとうございました。

>林鴬山 憶西院 超覚寺 和田様
おっしゃる通り、思い返してみれば彼女の方だけが気付いており、自分だけ盲目的だったのかもしれません。今回の事を糧にして同じ過ちを繰り返さない用に、この罪悪感と付き合っていこう思います。御回答、本当にありがとうございました。

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