読経の時のお腹
小さい頃から、お坊さんが読経される時、どうしてあんなに大きなお声で朗々と続けて出来るのだろう?と不思議に思っています。
読経中のお姿を後ろから拝見すると腰の辺りがブワッと膨らみます。そして長く唱えられます。
一瞬でグワッと息を吸われるのですか?
どのようにしたら息を吸う時に前も後ろも膨らむのですか?
一緒に唱えていても私は息が続かずに苦しくなりますし、お腹は前しか膨らみません。
お坊さんの真似がしたいです…(-_-;)
ごめんなさい、とりとめのないことを…(-_-;)
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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ルーチン
ご質問ありがとうございます。
私がしているエクササイズでよければ。。
○まず、ハ行の声出して笑う。
ハハハハハ ヒヒヒヒヒ フフフフフ
ヘヘヘヘヘ ホホホホホ
あ行+ハ行
アハハハハ イヒヒヒヒ ウフフフフ
エヘヘヘヘ オホホホホ
ハ行の声を出すときは自然と腹の力を使ってます。
○つぎに呼吸
口から吸って口から吐く
口から吸って鼻から吐く
鼻から吸って口から吐く
鼻から吸って鼻から吐く
たぶん鼻から吸う時の方が横腹膨らましやすいです。
そして、
吸う→吐く→さらに吐く→もひとつ吐く→そしてしっかり吸う。
というリズムで呼吸する。
三回目の吐くで息を出し切ると次の吸うでたっぷり吸えます。そしてまた、3回に分けて吐くように息を調整する中で腹のホールドを覚える。
○最後
出しやすいキーより一音高くお経あげる。
高い方が息は保ちやすいです。
でも、出しやすい方が息を吸えます。
数を繰り返す。
カラオケの新曲よりも、お経の方が回数重ねています。
重ねていくうちに、自分なりの呼吸や共鳴の感覚、息継ぎのタイミングが慣れてきます。
出しやすいキーで
なーまーんだーぶー。
のロングトーンを少しずつ長く。
最初は2秒くらいから10秒くらいまで保てば変わってきますよ。
肺活量より腹式呼吸
はちさん、はじめまして。質問を拝読しました。
はちさんは読経している僧侶の様子をよく観察しておられますね。
「後ろから見ると腰の辺りがブワッと膨らみ」ますか。私も見られていると思うとちょっとハズカシイです。
さて、読経で息が長く続くのは肺活量よりも腹式呼吸を使っているからです。肺ではなく横隔膜を下げているのですね。オペラ歌手などマイクなしでホールの後ろまで届く声を出せる方に共通しています。
お腹がブワッと膨らむのは、横隔膜を下げています。感覚的には吸った息をお腹に貯めている感じです。お腹に貯めた息を腹筋でコントロールしながらゆっくりと吐き出すことで長く声を出せます。
細く長く息を吐くトレーニングをすると、息が続くようになりますよ。
質問者からのお礼
お言葉をありがとうございます。
読経のお声に、鐘の音の、ごおおーんというような音が揺らいでいるような感じに包まれ、不思議な空間です。
腰据えた力強いお声に何となく元気が出てきます。
早速、練習します。
ありがとうございました。
中村様
お返事をありがとうございます。腹式呼吸、オペラ歌手と同じなのですね(@_@)
教えて下さり嬉しいです。
我が家は、曹洞宗のお坊さんにお願いしています。
81歳とは思えない、大きな通る声です。姿勢が良く、肩が上がらず腰の辺りがトトロみたいに、ブワッと膨らみます。
読経中は不思議な空間にいる感覚です。お経が終わるのが寂しくなる感じで、もう少し浸っていたいなぁと思います。
お坊さんの後ろで、私は息が上がっています。
泰庵様、中村様と深い呼吸なのですね、私は自分の呼吸は浅い気がします。しっかり深い呼吸で、お経が少しでも長く続けられるよう励みます(*^-^)
ありがとうございます。