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母との関係

回答数回答 2
有り難し有り難し 32

でしゃばるんじゃないよ!
自惚れるな!
余計なことばかりして!
泣くなよ!
感情を出すんじゃないよ!
臭い!
汚い!
ルーズ!
だらしない!
センスがない!
どんくさい!
金食い虫!
嘘つき!
あんたって頭悪いよね!
なんで運動神経が悪いの!
お前なんか死ね!さっさと死ね!

叩くこっちの手が痛くなるから布団叩きが丁度良いんだ!子供が可愛いのなんて2歳3歳までで後は金が掛かって苦労させられるだけ!
これが実母の口癖です。

実母の浮気で離婚。そして再婚。また離婚の果てシングルマザー。実父は暴君な母を恐れて蒸発。今は年金も貯金もない仕事もしない煙草を吸って、お酒を飲み。毎月、ローン返済額を子供に入れさせて資産にしたマンションに一人で居座り3LDKの部屋は全て自分が執着してるもので埋めつくし、買い物は隣のコンビニだけ。

そんな母親に私は毎月6万円。妹は4万円仕送りしています。

雨風しのげるところで食べさせてもらっていただけでも有り難いと思えよ!この位の事するのは当然だろう!あんた達を育てるのに幾ら掛かったと思ってるんだ!

と目を見開いた鬼の形相で言われました。

万が一にでも自分の子供に同じ苦しみを与える事だけは絶対にしてはいけないと固く誓って、私も妹の結婚も出産もしないで生きてきました。

自分達が母親と同じことをする可能性が0ではないので。これだけは我ながら最も正しい判断だったと思っています。誰も犠牲にしないで済んでるので…

会ったことはありませんが曾祖父は曹洞宗の和尚様だったと聞いています。勤勉で非常に徳が高く慕われていたと言うのが母の口癖です。

だとしたなら貴女の行いは恥ずかしくないのですか?と何時も思いながら聞いてました。

現実のお金の問題はこれから順を追って解決していきますが…

何故、こんな環境に産み落とされたのか、この母から何を学ぶために、この人生なのか。
どうして、こんなにも実の親に傷つけられなければならなかったのか。こんなまるで生け贄みたいな人生を与えられたのか。

長い間、考え続けて答えがないことは分かっているですが、曾祖父の事もあり、お坊様の解釈を伺ってみたく投稿致しました。

宜しくお願い致します。

2022年8月26日 8:46

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

存在の満足-三世を貫く救い

ご相談拝読しました。

とてもお辛く、傷ついた思いをお聞かせいただきありがとうございます。そして、それでもなおお母様を今でも支えていらっしゃることに誠に頭が下がる思いです。

本当によく頑張って生きてこられましたね。どうか妹さんと手を取り合って、あなた方の幸せを諦めずに生きてください。

あなたはあなたが思う以上に大きく尊いいのちを生きています。お母様があなたを捨てるような扱いをなさっても、どうか、あなたがあなた自身を捨てないでいただきたいと願います。

ご質問の

>何故、こんな環境に産み落とされたのか、この母から何を学ぶために、この人生なのか。
どうして、こんなにも実の親に傷つけられなければならなかったのか。こんなまるで生け贄みたいな人生を与えられたのか。

については私も分かりません。仏教的にそれを前世の報いとする考え方もあるのかもしれませんが、私にはそれは受け入れがたいです。

時代・国・家庭環境・・・様々な条件の下で人は生まれてきます。その条件によって人生の大部分が決まってしまうような現実も人間にはあるのだと思います。

その人間の救いとは何なのか?これを一緒に考え、歩むことしか私にはできません。

人間の救いとは、今生がどうなるか?つまりは自分が思い描くような人生を送れるか送れないかということではないのだと思います。もしそうならばやはり生まれの条件による部分が大きいからです。

過去現在未来、前世・今世・来世、全てが救われてこそ真の救いであると仏教では考えます。

つまりは、たとえ今どんな環境・条件下であろうと、私は「これこそ私が求めていたものだ」という確かなものに出遇えたという一点において、今の私も、(前世を含む)これまでの私も、(来世を含む)これからの私も、全てを貫く救いがある。

たとえあなたがお母様との諸々を受け入れられなくとも、それでも「私が私で良かった」「生まれて良かった」と頷かせてくれる何かに出遇えたならば、その出遇いの一点において、お母様とのことは昇華されるのかもしれません。

そういうものを求めて人は教えに自己を学ぶのだと思います。それが人間としての根源的な欲求だからです。

あなたはあなたの人生を否定したくとも、あなた自身という存在には満足したいのだと私は思います。

2022年8月26日 15:18
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有り難し
おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
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煩悩に侵され、三輪清浄を目指すのみ。

拝読させていただきました。
至る過去からの罵声や否定的な言動に心労極まりないことと察します。
「人の振り見て、我が振り直せ」とありますように、母様が模範となりB-さん、妹さんの基軸がブレないことにも繋がっているのも事実です。また仏教でいう六波羅蜜行の徳目のひとつ『忍辱(忍耐)』が備わり、B-さん、妹さんは徳を積んでいると捉えてください。

母様は過去からの離婚、再婚での離婚など重なる悪業により煩悶の状態が自身を追い詰め、自己を自ら苦に追いやっている心情と捉えれます。当たるとこなく、B-さん、妹さんに支えられていることもどこかで解っているものの素直になれない心理状態が強いと感じます。

わたしたちは煩悩に侵されやすく、影が人から離れないように悪縁があると、『五蓋』という煩悩に性善説である如来蔵に蓋されることになります。
何を伝えるにも反面教師なる刺激を与えることとなり、対話するのも悩むことと感じます。

私たち含む、すべての生き物は誰のものでもありません。諸々は無我であり、執着を手放していくことを意識していくことが軸となります。
釈迦は「わたしには子がいる。わたしには財がある。と思って愚かな者は悩む。しかし、すでに自分が自分のものではない。ましてどうして子が自分のものであろうか。どうして財が自分のものであろうか。」『ウダーナヴァルガ』で説きます。
少し難解にとらえる釈迦の真理ですが、仏教観点からは"的を得た真髄"です。

差別ではなく、公人の子孫は代々その重しを強いられ「心が籠の中の鳥」状態の心理を構築してしまい、自由な心を自己を束縛してしまう傾向へと導くことが大半です。
仏教では束縛のことをバンダーナといいます。頭に巻くターバンと同じく縛るという意味です。
母様は自身で自身を束縛し、自身の呪縛かは離れれない執着がこびり付いている状態です。
話しや向き合うことも難しいかも知れません。人は大きな機転がありはじめて変われることもあるものです。大きな病気などに見舞われたとき、初めて有り難みを沁み染みと感慨深くなることもあります。
今、すぐに解決はできない問題ですが、ここhasunohaへ来て、心の声を出し、色々な僧侶の言葉から心安を少しずつ掴んでいってください。

合掌

2022年8月26日 14:59
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有り難し
おきもち

祈るこころに佛心が宿る。 変化多き時代を生きる私たちにできること、それは...
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質問者からのお礼

ご回答を誠に有難うございました。私達に暴言を吐いたり手を上げるだけでは無く、あらゆる事を思い付きで勝手に進め散財し、人には悪態をついて恨まれ、身内からは嫌われ、その後始末は何時も私達でした。両親の離婚から今日までという何十年の時間も私達は失くしてしまいました。実家の住まいも古くなってきたので不便な所を修繕したり、と手を貸しても後になって余計なことをされた!と悪態をつかれますし、食事に連れていって会話をしようにも悪口、怨み、お金…そればかりで、もう、私達の心も時間もお金も、とても勿体ないと思うようになってしまったので最近は、生活費を送金した時の連絡しかしていません。お陰で初めて心穏やかに生活が出来ています。非雇用で働いて土日祝はアルバイトして、母に送金すると本当にギリギリの生活になります。この年齢で非常に惨めな生活かもしれません。ただ何故そこまでするのかと聞かれたことが有りますが、余りにも自分の都合だけを通すような愚かな生き方の母が人として不憫で、又、昔では分からなかったような何かしらの障害を持っているんだろうと思っていたので、私達は母を助けてあげたかったんだと思います。でも、もう生活費を送金する以外の援助は止めようと思います。人は幾つまで生きていくかは分かりませんが、私も後、数年で折り返し地点に立つんだと考えた時、私達も産まれてきて良かった。と思える事を経験しないと、そして、今まで受けてきた深い傷を癒すのに時間やお金を使っていかないと余りにも自分達が惨めだと思うようになりました。世間は未婚少子化とそこに焦点を当てますが、実は人には話したくない家族の事情を背負って生きている人も沢山いるんだと知って欲しいと思います。私も何度も考えました。自分で産んだ子を自分の胸に抱けたら、それはきっと何にも変えられない幸福なんだろうと…それでも家族を持たない決断をして自分の力で生きてきた自分を誇りに思っています。これからは、自分の為に勉強をして、今より余裕のある生活をするための努力と、自分の心の為に見たり聞いたり経験して、残りの自分の人生に彩りを添えるような生き方をしていきたいと思います。本の少しづつでも。ここで、お坊様に聞いて頂けることが出来て又、ご指導頂けて、何だか気持ちがとても楽になりました。母に対しての積年の怒りもスーッと溶けて来た様に感じます。又、お世話になることがあるかもしれませんが、その時は宜しくお願いします。本当に有難うございました。

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