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友達を作る気が起きない

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初めまして。大学1回生の者です。相談を受けていただきありがとうございます。

私は大学に入ったばかりなのに、交友関係に積極的になれません。
友人はいるのですが、遊びに行ったりご飯を食べたりが億劫で仕方ありません。大学内での関係で留めて置く方が気が楽なタイプです。

大学の友人と遊びに行ったりするのはとても疲れるので嫌になり、迷惑をかけるし、それなら一人でいるかたまに高校の友人と会った方がいいかなと思ってしまいます。

自分で考えた理由としては、仲のいい高校の友人がいるからか、一人でいる方が楽しいからだと考えてます。
満足していますが、こんな人付き合い下手なぼっちのままでよいのかと不安になります。

それに、高校の友人がいつまでも自分と遊んでくれるとは思えません。

こんなに心が寛容でない私は、将来損をするでしょうか。もっと積極的になるほうがいいでしょうか。

ご返答お待ちしております。よろしくお願いします。

2022年9月9日 11:45

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

心のままに

高校時代の友人達は皆そろって愛知の大学へ進学しましたが、その中で1人、私はどうしても東京へ行きたいという思いが勝り、知り合いが全く居ない環境の某大学へ入学しました。
初回のオリエンテーションがひと通り済んだ後、昼食を買うために並んだ列で何故か意気投合した相手が最初の友達になりました。
その友達と別の日に学内の食堂で会ったとき、そこに一緒に居た人が2人目の友達になり、その2人目の友達に誘われて入ったサークルで3人目以降の友達が一挙に増えていきました。
また、自分が住んでいたのが学生寮で、余り居心地の良いところではなかったので、そのぶん学内での友達関係を充実させたかったのかもしれません。
大学時代の数年間をまとめると、5人の友人が代表的に仲が良く、家へ転がり込んだり夜遊びをしたり、いつも一緒に行動していました。
あれから随分と時間が経ち、その友人関係は現在どうなっているかというと、決して崩壊したわけではないのですが、以前のような近しい関係ではなくなったので、連絡もほぼ取らずに会わなくなりました。
それぞれ故郷に戻ったことで物理的に距離ができたり、違った職に就いて新しい生活が始まったり、人生が別々の方向に分かれたからですね。
一方、高校時代の友人はと言えば、やはり大半が愛知で就職したり新居を構えたりしているわけで、地元に戻ってきておりません。
しかし、年に数回は長期休暇を使って戻るので、その時にタイミングが合えば、家族ぐるみで会って酒を酌み交わす仲であります。
とまぁこのように、高校卒業からの約25年間のなかで、訪れた各地での出会いと別れは何度もあり、擦った揉んだの紆余曲折があって今に至るわけです。
ちなみに私がその後結婚したお相手とは、それまでとは全く違うご縁で結ばれました。
ご相談ありがとうございます。
自分の話で書き始めてしまいましたが、要は貴女の人生にはまだまだいくらでも変化の機会がやって来るということです。ぜひ気楽にどうぞ。
気の置けない仲間にいつか出逢ったときは、自然と笑顔になって、肩の力が抜けて、気がつけば一緒に居るものと思いますよ。
ようやくコロナ禍が収まってきた頃合いです。今はかけがえのない大学生時代を存分に楽しんでくださいね。合掌。

2022年9月9日 14:02
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有り難し
おきもち

現代は実に「背負い込んでる」人が多いと思う。 別に自分が背負い込まなくて...
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袖触れ合うも多生の縁

拝読させて頂きました。
あなたが友達を作る気が起きないこと、大学でできた友達とも一緒に出かけたり関係を深める気にならないこと読ませて頂きました。又、人に迷惑をかけることになったり気を遣ってしまい疲れてしまうことも考えると一人でいた方がいいのかと思ってしまうのですね。あなたのお気持ちなんとなくわかる様に感じます。あなたのお気持ち心よりお察しします。

あなたがそうする方が気楽だと思われるのも何となくわかります。これからの未来でも人と知り合って友達になっていきことにもあまり希望を持ったり期待することができないと感じておられるのかもしれませんよね。

いずれ大学を卒業して社会に出ていくにしても友達となった人達とは別れることになります、そして会社や組織に入ってもいずれは人それぞれの道を歩んでいくことになるでしょう。

ですから親しくしていた人達ともいずれは別れなくてはならない、愛おしい人や大切な人ともいずれ別れなければならなくなります。
そして嫌な人や自分と合わない人や憎い人とも顔合わせなけばならないこともあります。

その様なこととてもわずらわしいことでもあるかもしれませんよね。自分にとって望ましいことや求めていることはなかなか手に入りませんし、どんなに願ったとしても手放さなければならないこともあります。
私達はその様な世の中に生きているのです。

ここまでお読みなさっていかがでしょうか?あなたはどうお感じになるでしょうか?
あなたにとって人との付き合いやつながりとはいかがでしょうか?生きていくこととはどう思いますか?あなたが今まで生きてきた中ではどうだったでしょうか?

あなたが生きていらした中であなたにとって本当に大切と思う人とのご縁はいかがでしょう。あなたが本当にかけがえのない、変えることのできない人との関わりはいかがでしょうか。

もしかしたら私達は今まで無数の生まれ変わり死に変わりを繰り返してきたかもしれません。今街中ですれ違った人とはかつてどこかで出会ったかもしれん、或いは遠い未来の先で出会い重要な関係になるかもしれません。

それは私達には誰にもわからないことなのです。

ほんの僅かなつながりの中でも私達は生きて存在しています。

袖触れ合うのも多生の縁、です。

あなたがこれから素敵なご縁に恵まれます様切に祈ってます。あなたのペースでご縁を結んで下さいね。

2022年9月9日 15:32
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

お返事頂きありがとうございました。
気張らずに、もうちょっとだけご縁があるのを待ってみます。

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