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親に嘘ついて夜までバイト

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現在、アルバイトを掛け持ちしている大学生です。
1つ目は親公認なのですが、2つ目は親に反対されたので内緒でやっています。

2つ目のバイトは22時までのシフトで、帰るのは23時過ぎ。
学校から家まで2時間なので、21時まで授業があると嘘をついています。

実家暮らしで奨学金を借りていますが、授業料や交通費で消えます。

なので、交際費や授業で使う道具はバイトの収入から支払っています。

そのため、アルバイトを掛け持ちしないと生活ができません。

最近までは最寄り駅から自転車で帰っていたのですが、酔った外国人に追いかけられた事や治安が悪い事から親が迎えに来てくれることになりました。

嘘をついてバイトして、親に迎えに来てもらうことが申し訳なく思っています。

親公認の1つ目のバイトより時給もよく、先輩も驚くほど優しいので辞めたくないです。

けれど、大学生にもなって親に甘えるのは心苦しいです。

私は2つ目のバイトを辞めるべきなのでしょうか?

2022年10月20日 6:47

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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

親とあなた(子供)が共に笑顔になれる方法を

ウソをつき続けるのは心苦しいでしょう。
学費がかかることで親に負担をかけることも心苦しいでしょう。
学ぶということは何をまなぶかが大事です。
学校の勉強も勉強。
バイトも勉強。
親御さんとの関係や会話も勉強。
学校の勉強はお金を払って、無理してバイトをしてまでそこまでの価値のある勉強に「なっているか」どうか。
勉強とは、何かを学ぶときにそれを学ぶことで、そこから何を得るか。どう生かすか。学校の勉強なしに人生のすべてを学びと為して生き生きとしている人もいます。
あるいは、学校も遊び、ゲームも遊び、遊びも遊びとして生き生きとしている人もいます。
今日の一日、明日の一日も、楽しみとして生きるか。ウソをついて自分をごまかしてコソコソ生きるか。本音で生きて快適に生きるか。いずれやりたくないことを無理してやって配属ガチャでハズレを引いて無理して我慢しながら学生時代に学んだことが役に立たないままになるか。
実は人生のチョイス、学習、ハタラキ、LIFEは既に始まっているのです。
どこからどこまでが勉強で、どこからどこまでが遊びで、どこからどこまでがこう言うジャンルだなんてことはありません。
名曲は名曲。クラシック、ジャズ、ロック、POP…ジャンルを問いません。
体、耳がそれをよいと感じればよい曲なのです。
料理の美味しいは美味しい。国、ジャンルを問いません。
下がそれをうまいと感じればうまい。
カワイイはカワイイ。ジャンルは無限。
衣服で快適は快適。体の側が快適さを感じるものです。
あなたと親御さんとの関係もそう。
今、無理をしているということは、今後もそうなってしまう。
だったら、今本当にどう生きるか、どう最高に生きるべきか。
学びは学校ばかりではありません。
行動力、実行力、アイデア、表現力、それらは内側から湧き出てくるものです。
今日から今までの学びを活かしてください。
学びを活かして今の困難から同道を切り開くか。活路を切り開くのです。
それは親御さんに嘘をつき続けるのでもなく、不安を抱え続けるのでもなく、みんなに隠し事無く、堂々と過ごせる、学校の勉強も負担なく受け続けることができるためのアイデア、チエを求めるのです。
今やっていることは学びであり、人生そのものであり、永遠のLIVEであり、結果であり、原因であり、種まきであり、追求でもあり、仕事、遊びでもあるのです。

2022年10月20日 13:41
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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

落ち着いて話してみてはいかがでしょうか?

拝読させて頂きました。
なるほど…あなたがお悩みなさるのももっともかと思います。そうですよね、やはりウソをついてこっそりバイトをするのはとても辛い様に感じます。あなたのお気持ちを心よりお察しします。
できれば今のお金のことも含めて落ち着いて一度親にお話なさってみてはいかがでしょうか?あなたが生活していく為にもバイトしていて、そのバイトでも先輩がとてもよくしてくれることも含めて素直にお話なさってみてはいかがでしょうか?

何も頭ごなしに怒られることもないかと思います。
ですので、落ち着いて「黙っていてごめんなさい、実は今この様な状態だからバイトをしているんです。」とご説明なさってみてはいかがでしょうか?

バイトする中でも社会勉強にもなりますし、人との交流も増えますから決してダメなわけではありませんからね。

ゆっくりと親と向き合ってみて今の勉強のことも含めてあなたの思いを聞いてもらってみてはいかがでしょうか?

あなたがしっかりと親にもお話なさってみて安心して毎日勉学にもバイトにもお向き合いなさり、健やかにご成長なさっていかれます様に、充実した学生生活を送ることができます様にと心から祈ってます。そしてあなたを心より応援しています。

2022年10月20日 17:41
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有り難し
おきもち

個別相談可能
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラーメンが有名な処です。)これからも皆様のご質問に対して誠心誠意回答させて頂きたいと存じます。まだまだ修行中の身ですので至らぬ点あろうかとは存じますが共に精進して参りましょうね。お寺にもお気軽に遊びに来てください。
ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。 人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。 仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。

やめなければならないのは嘘

反対されるから

嘘の原因はあなたと親御さんの関係にあります

あなたは大人になった
親は親でありながら
子供が大人になったことを認めなければなりませんが
その線引きは親にとって難しいものです

人間関係にとって大事なことは
相手にとって真摯であること

相手がわかってくれようがなかろうが
きちんと説明すること
わかってくれなくても
怒ったり泣いたり
感情的にならないこと

但し自分にとって必要なのであれば
やらなければならないと思います

説得できないと思うから
嘘をつくというのは
これは信頼関係を著しく欠く行為
しかも説明しない自分から逃げる行為
癖になると今のように己の身を焦がします
これはじわじわとあなたの健康な時間を奪います

その反省の胸中をしっかり話した上で

結果何故自分がこのアルバイトを続けた方がいいと思うのかお話しされてはいかがですか?

合掌

2022年10月22日 9:09
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有り難し
おきもち

個別相談可能
山形のそれは小さなお寺の住職です。 私は子供の頃いじめられ、社会からドロップアウトするなど金銭的にも苦しみ多面的な貧困を経験。 それらを乗り越えた事は、今では自身を照らす灯り。 色んな社会的活動をしてますが、 自然の中で遊ぶことが大好きで、子供達に体験活動やイベント、木工教室などを催しております。 お寺では草花葬墓地などの永代供養も宗派問わずお迎えしております。

質問者からのお礼

お礼コメントが遅くなりすみません。

まだ親に全ては話せていませんが、少しだけ話せるようになりました。

ありがとうございました。

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