hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

心の支えを失いました

回答数回答 1
有り難し有り難し 13

大切な父が亡くなったとき、暗闇から救ってくれた住職がいました

寂しくても頑張ること、供養は伝わること、寂しかったらお寺においで。
と言ってくれました

しょっちゅう会えるわけでもないですが、住職の存在は私の心の支えで
私の光でした

その住職が先日病気で亡くなってしまいました
支えを失ってしまい、悲しみと寂しさで
潰れそうです

どうか道を示してください
よろしくお願いします

2022年10月26日 11:52

この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

灯火

見失いかけた道を照らしてくれた光。
それは、その大好きな和尚様による救いの光だったのですね。
しかし和尚とて「人」ですから、突然の病や事故、ましてや寄る年波には到底勝てぬもの。
誰しも平等に与えられた無常なる命の営みは、残酷ではありますが、そのような現実をいつでも私達に突き付けてきます。

さて、その光は途絶えたのか。貴女はどう思われますか。
嘗てその和尚様からいただいたお言葉やお心遣い、昨日のことのように思い出されませんか。大事なのはここからです。
照らされ、導かれ、安心をいただいていたあの日から今日までの間、それは只々照らされるばかりの光、和尚様から受け取るだけの施しであったことにしてはいけないのではないでしょうか。
光の源は少し、貴女にも遷っているはずです。貴女から灯る暖かな光はありませんか。
その時、和尚様は間違いなくそこに居ます。それこそがずっと消えることのない導きの光です。

一歩を踏み出す先を照らす光は、今や貴女の中にこそ輝くものであります。
あの時のあの言葉を忘れずに。
そうすれば和尚様は貴女の中で、いつまでも生き続けるでしょう。合掌。

2022年10月26日 16:14
{{count}}
有り難し
おきもち

現代は実に「背負い込んでる」人が多いと思う。 別に自分が背負い込まなくて...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

尊いお言葉、ありがとうございます。
命が終わり大切な人を失うことが本当に辛いです。

住職がくれた光を大切にして、教えてくれたことは私の中で生き続けますね。
会えないことは悲しいけど、また
頑張っていきます。

本当にありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ