憎しみが消えないんです
今、社会人一年生の18歳です。
高校2年の秋頃、当時付き合っていた彼女が無理矢理犯されました。相手はRといい、彼女と同じ部活に入っており、当時Rには彼女もいました。しばらくしてRは当時の彼女と共に謝りにきましたが、Rは不貞腐れて一言も口をきかず、謝っていたのはRの彼女でした。
勿論そんな態度をとられて許す事はなく、胸にわだかまりを抱えたまま日々を過ごし、自分の彼女とも今年2月に別れました。
しかし今でも、ふとしたきっかけであのときのことが頭に浮かび、言いようのない怒りに駆られます。夢にも出た程です。
別れているのにこの感情、どうしたらいいのでしょうか…。
消えない記憶
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
消さなくていいです。
そんな体験をされて、忘れられるはずがありません。
忘れろ!というのが土台無理な話だと思います。
憎んでしまい、夢にも出てくる。
そんなの当たり前です!
『心』というものは
目をそむけようとすればするほどにその事に目がいってしまうものです。
だから『消そう』とはしないで
まだ、消せない自分をまずは認めて、そして許してください。
masaさん、
雲を見てください。
よーくみたら絶え間なく動いている雲のように。
人の心もおのずから変わるものです。
今の気持ちはそのままに受け入れて、自分の力で無理に変えようとしないでくださいね。
Rに振り回されず、自分の人生を生きよう
ふとしたきっかけであのときのことが頭に浮かび、言いようのない怒りに駆られます。
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そういう気持ちになるのも当然かもしれません。
仏教には「自業自得」いう言葉があります。「悪い行い」という種蒔きを繰り返していては、いつか必ず「悪い芽」が出て「悪い樹木」へと成長します。発芽したり樹木へと成長したりするまでには、種々の条件によって、短期間であったり長期間であったりします。Rの行為は、Rの彼女も不幸にするでしょう。そして、いずれRも自分が行った悪行の報いを受けます。人を踏み躙っておいて、幸せになれる訳有りません。それは、あなたが怒ろうか喚こうが関係ありません。あなたの怒りや恨みは、Rに対しても何ら影響しません。あなたがほうっておいても、Rは自らの行いの報いを受けます。 Rの未来はだいたい想像が着くんですから、Rのことを心を奪われるのは止めましょう。時間の無駄です。
あなたはRと共に人生を歩むつもりでは無いと思います。怒りや恨みを抱えていても、Rには影響力を持たないし、あなた自身が不愉快になるだけです。法句経に「怨みに報いるに怨みを以てしたならば、ついに怨みの息むことがない。怨みをすててこそ息む。これは永遠の真理である」(『ブッダの真理のことば・感興のことば(中村元訳・岩波文庫)』という言葉があります。
人に振り回されないで、あなたはあなたの人生を歩んでください。
質問者からのお礼
ありがとうございます
ずっと感情に折り合いがつけられず、どうしたらいいかわからなくて悩んでいました。
当時付き合っていた彼女にも友だちにも、もう忘れなと言われましたが、なかなか忘れられずとても苦しかったです。
今回初めてこうして誰かに道を示してもらい、心が軽くなりました。憎んでも怨んでも何も変わらないということを改めて心に刻み、新しく生きていこうと思います。
本当に、有難うございました。
昨日(時刻が23時頃だったため昨日とします)、そのRと勇気を振り絞って、SNSでですが、話をしてみました。
話と言っても、もう1度しっかり謝ってくれというもので、単に自分自身の気持ちに、ケジメをつけたかっただけです。
最初は当時付き合っていた私の彼女について謝罪を求めましたが、もう謝ったからと一蹴されました。一瞬頭に血が上りかけましたが、お坊さん方に頂いたお言葉を思い出し、今度は私に対して、もう1度謝ってくれと言ってみました。Rは今度は「あの時は本当に悪かったと」と素直に謝ってくれました。
なんだか、心が少し軽くなった気がしました。まだ許すことはできないが、あなたを憎むことはやめる、気分の邪魔をして悪かった。仕事がんばれ。という旨のことを話し、終わりました。1年半、胸に抱えていた淀みが、消えていくような気がしました。まだ完全には無くなってはいませんが、これから、少しずつ頑張っていこうと思います。本当に本当に、有難うございました。hasunohaに頼って本当によかったです!本当に、有難うございました!