hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

叔母との付き合い方

回答数回答 1
有り難し有り難し 1

叔母は早くに子供を亡くして一人暮らし、具合が悪くなった時に私の母が面倒を見る話になっていましたが、その母が先に亡くなってしまい、私が代わりにやろう、と決めました。
叔母は元気で一人で暮らしています。

その後、私の子供の記念日や入学卒業などに多額のお祝いをしてくれるようになりました。相続の手続きもしてくれました。

叔母は物のない時代を生きてきた方、何でも大切に使います。それはよく分かりますが、賞味期限の切れた物を「切れてるけど大丈夫よね?」とか「〇〇(息子の名前)に食べさせちゃいなさいよ」と渡されます。
たまに高価な食材を「一人で食べなさい」とくれることもありますが、その時には「あなたが元気じゃないと私が具合が悪くなった時に困るから」とも言われます。
「これ食べて」ともらった野菜にカビが生えていて、えっ?と思ったら、「取れば大丈夫でしょ」と言われたこともあります。
さすがに病気を疑いましたが、記憶もしっかりしており、理解した上でやっているようでした。
私の母は「人には良いものをあげて家では質素に」と言っていたので、本当に理解できません。

アルバイトをしたいと話したら、自分が具合が悪くなった時に困るからやめて、と強く反対されました。
とても久しぶりに家族旅行をしたら、その間に具合が悪くなったらどうするの、と叱られました。

料理好きの叔母ですが、指を怪我した時も作りたい物があり、どうしても、と言うので、我が家の予定を変更して手伝いに行きました。すると、来るなら来るって言ってもらわないと困る、と怒られました。

こんな感じでまもなく10年が経ちます。
一人の生活に不安があるのは分かりますが、叔母の自己中心的な言動が私の中で大きな不満となってきてしまいました。
お世話になっているし、いいところだけを見ていこうと思ってはいますが、この先、どのように叔母とやっていけばいいのか、ご指導をお願いできますでしょうか。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分だけで生きているのではありませんので

拝読させて頂きました。おっしゃるような世代間の違いによる価値観の違いもよく見受けますよね。年齢が高くなると余計に先のことや万が一のことを考えると独りで不安が募るのもある程度は理解できることかとは思います。出来うる限りはサポートなさって差し上げたいとあなたは思っておられるでしょうから余計につらい思いをなさっておられるのかとお察し申し上げます。
私の母も父がなくなってから不安がることが多くなり自分の思い通りにならないと怒ったりします。子供の私としてはできる限り母に毎日を気持ち良く過ごしてもらいたいと思っておりますので、できる範囲はゆっくり母の話しを聞いて自分のできる範囲は母の希望をかなえてあげようと心がけております。しかし限度があります。その時はどうして無理なのか、何を優先するべきなのかを冷静にゆっくりと伝えるようにしております。全て母が納得する訳ではありませんが理解してもらうようには努めます。生きているとどうしても不安になり、自分の思うことが正しい、と考えがちですがあなたも私も共に生きている人ですので、皆様が共に助け合うお気持ちを初心として生きて頂きたいと思っております。私のつたない経験からの話しで役に立つかはわかりませんが、どうかお互いがお互いの為に生きて頂くことが大切であることを少しお心に留めてご生活頂きたいと思います。

{{count}}
有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

早々にご回答下さりありがとうございました。誰にも話せずにいたので本当に嬉しかったです!
拝読させていただき、まず叔母への遠慮から何を言われても飲み込んで話をしてこなかった自分に気づきました。
また、叔母と価値観が合うわけがないのに無理にどうにかできないか、としていたことにも気づきました。
相手を変えることよりも、まず自分が変わらなければどうにもならないのですね。
自分がどこをどう変えられるか、まだ分かりませんが、探しつつ明日から叔母と関わっていこうと思えます。
ありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ