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誰でも過ちや罪を犯すものでしょうか。

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有り難し有り難し 16

どんな人でも過去には過ちや後ろめたいことがあるとよく聞きますが、本当にそうなのでしょうか。
誰にも知られることはない罪の意識を抱えつつ、前向きに楽しく生きていくにはどうすればいいのでしょうか。

2年ほど前、罪?を犯してしまいました。
具体的な内容を書くことは控えますが、法に触れる可能性のあることをしてしまいました。
報道されるような犯罪ではなく、誰にも迷惑はかかっていないはずですが、形式的には(解釈の余地はあれど)罰則もあり得ることのようです。
同じことを意図せずしている人はかなりいて、それで捕まったとか裁かれたという話もないようですが。

私はその行動が違法かもしれないということすら知らず、もう少し調べていれば防げたのに迂闊でした。もちろんすぐ行動は改めました。
他人にとってはどうでもいいようなことで、言わなければ誰にも知られないし、仮に知られても法的・社会的な制裁が下ることもないと思います。
また身の回りには、その行動の痕跡が物や情報として残っていますが、過去は消せないので、その全てを消し去ることはできないし、その必要もないこともわかっています。

それでもそのことがずっと頭から離れず、もともとの神経質もあって、本件とは全く関係ない昔の行動まで、不正だったのではないかと不安になり、考えを反芻したり何かを調べたり確認したりを繰り返しています。

医療的なサポートも受けてはいますが、まだ長い人生、自分の考え方や行動も変えていきたいです。

軽いことだからいいとかバレなければいいとかではないことはわかっているのですが、誰にも迷惑をかけずに済んで良かったと思い、いつまでもやってしまったことにこだわるのではなく、ある程度のところで割り切ってしまいたいです。やってしまったことの痕跡や記憶は消せなくても、良い距離感を保って少しずつ気にしないようになっていけたらと思うのですが(完全に忘れてしまったら繰り返しそうですが)……。

世の中を見ていると、この程度の罪や後ろめたさは誰にでも普通にあって、もっと酷いことをしても社会に戻ってこられることもありますが、どうにも前向きになれない自分がいます。

自分で書きながら答えは出ているような気もしますが、今後の人生へのアドバイスをください。
誰にも打ち明ける必要はなく、しっかり反省さえすれば、このまま生きていっていいものでしょうか。

2023年5月17日 21:44

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

だからこそ言える言葉がある。

 こんばんは。お尋ねとしては「誰でもそのようなことがあるのでしょうか」という形ですが、大切なのはあなたが自身がどのように生きていくか?ですよね。
 ただお答えしておくならば、例えばお釈迦様も家族を捨てて放浪の旅に出たりしました。勿論それは真理を求めての旅なのですが、ご家族から見たら「捨てられた」と感じても責められないでしょう。
 例えば私も、こうやって回答しておきながら「お前は一点の曇りなく生きてきたのか」と問われれば、そうではありません。およそ「人間だもの」で、みな何かしら持っていると思います。ただ、あなたのいう「過ちや後ろめたいこと」は区別しても良さそうです。「後ろめたいこと」は自分の行動に対する自分の評価ですからね。
 それこそ、あなたが学校に受かれば一人は不合格になるし、あなたが電車の椅子に座れば一人座れないし、タクシーに乗れば一人待たせることになるし。ご飯を食べ残しても、そもそもお母さんのお腹を痛めたのも。
 その辺り、この世に生きる以上は避けて通れないのではありませんか。
 とすれば、そうせざるを得ない自分をどう扱うか?というところに問題は移ります。「誰にも迷惑かけないように」と引きこもりますか?それもまた、誰かに迷惑かけることに繋がりますよね。
 だから、この世には特別な言葉があるのだと思います。ごめんなさい、ありがとう、おかげさま…。そうしてお互い、少しずつ手助けしあって感謝しあって生きている。「自分は悪いことはしていない」だから「そういう言葉は使わない」というのは、単に気づかないか目をつぶっているように思えます。
 ですので、お答えとしては「しっかり反省」をどのように捉えるかです。自分の中に留まる話なのか、他人との間の行動として表すことなのか。
 私はぜひ、「ありがとう」を言い、時に言われるような人生を送っていただきたいと思います。勿論悪いことはしないに越したことはありませんが、畢竟その対応は同じことです。

2023年5月18日 0:10
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おきもち

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質問者からのお礼

ありがとうございます。
行ったことは変わりませんし消えませんが、他人に感謝しながら生きるよう努力していきたいです。

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