八方美人
私は何をしても中途半端で終わってしまい、物事を最後までやり遂げる事ができません。
(例 資格試験の勉強やバイトなど)
最初はいいのですがだんだんやっていくうちにいろんな雑念が浮かんできたり、こんなことやって何がいいんだろう?なんだか狭い世界にいるななどと思ってしまい、結局他の事をやっては中途半端で終わり、また新しい他の事をやってしまうという繰り返し、そして最後にもっとやっていればよかったと後悔する。
このパターンを何回も繰り返しています。
頭では継続こそ力なりと分かっていてもなかなか継続できない自分に対する嫌悪感も出てきて、自分は逃げることしかできない人間だと思ってしまい、一時期自分に自信がなくなりうつになりかけたこともありました。
そこで2つ質問したいことがあります。
一つ目は継続するコツ
二つ目はなぜ物事を続けているとネガティブな雑念ばかり浮かんでしまうのか。
この2つの質問に対する回答やアドバイスを教えていただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。
継続力がない
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
「無常」の心掛け
りく様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
端的になりますが・・
「継続するコツ 」・・
拙生も含めて、皆さん少なからず、りく様のように失敗があるのは当たり前のことになりますが、大切になるのは、その失敗を失敗のままで終わらせずに、反省して、その失敗を活かしていきながら、目標や夢へと向かっていくことになるのではないかと存じます。
「初志貫徹」という言葉がありますように、まず、やはり強い動機・意思・志を持つことも必要となります。
少々のことではめげない「初志」を強く持ちたいものです。
また、モチベーションを維持できる工夫(リフレッシュや達成目標毎のご褒美など)も必要になるのではないかと存じます。
「なぜ物事を続けているとネガティブな雑念ばかり浮かんでしまうのか。」・・
あらゆるモノ・コトは変化していきます。仏教で言うところの「無常」ということですが、それがゆえに、常にその変化に対して、同じ手法やルーティーンが通用しないことも当然に出てきてしまうため、臨機応変に、適切に対応していかないといけないこともあり、その変化に対して対応できないという「不安」や「恐怖」が、「ネガティブな雑念」となって出てきてしまっているのではないかと思われます。
物事を続けていくためにも、その変化に対して柔軟に対応していけるように心構えをして、事前に対策を講じていくことが大切になるのではないかと存じます。
「備えあれば憂いなし」ということにて、多少なりとも安心や余裕ができていけば、ネガティブではなく、ポジティブな考え方で継続していけるようにもなるのではないかと思います。
善処を祈念申し上げます。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
遅くなり申し訳ございません。
川口英俊様、御返事ありがとうございます。
「備えあれば憂いなし」と言う言葉、ような考え方は今までしたことがありませんでした。これは様々な場面で使うことができますね😌
辛くなった時や、怠けてしまう時はこの川口英俊様の「備えあれば憂いなし」と言う言葉を思い出して取り組んでおります。初めはhasunohaに質問を投稿することに少し抵抗がありましたが、今回の川口英俊様の御返事を読み、はっと気付かされる事が多いとともに勉強になりました。本当にありがとうございました