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過去の罪への後悔

回答数回答 1
有り難し有り難し 48

私は、3ヶ月ほど前から1ヶ月ほど前まで法に触れるような事をしてしまいました。
まだバレていませんがいつかバレるのではと不安です。
バレないならバレないで欲しいと思う自分にも嫌気が刺したり、過去に欲に負けてあのようなことをしてしまった自分が本当に馬鹿らしく思えて辛いです。
当時はそれが法に触れるようなことだとは知らず、何度もやってしまいましたが、ある時法に触れることだと知り、すぐに全て辞めて消しましたが、それ以来強い不安と激しい後悔で本当に辛いです。
もしもそれがバレてしまったら両親や友人の信頼を失うことになると思うと本当に辛いです。今では本当に反省しており、二度とやらないと誓いますが、過去の過ちは消せないため、一日中思い悩んでしまいます。
もしも警察が来たら、もしも前科がついたら、周囲からの信頼に背いてしまった、そんなことばかり考えてしまい、他のことがとても手につきません。
読みにくい文章で申し訳ありませんが、ご回答いただきたいです。

2023年6月22日 16:35

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

過去から何を学び、未来へ何を繋げるかの課題ですね。

ご相談内容を拝見しました。かわさんが犯してしまったことですが、具体的な内容をお聞きすることはしませんし、かわさんご本人が一番ご存知だと思いますので、その内容については置いておきますね。こんなことを本当は言ってはいけないかもしれませんが、私自身も小さなものからまあまあなものまで過去に法に触れるようなことを散々してしまった過去があります。
でもそもそも法に触れることだと知らなかった訳ですし、知った時点ですぐやめられたとのことで立派だと思います。犯罪とわかっててやり続けている人もたくさんいるわけですからね。バレるバレないという不安がまず一番ですよね、次にバレたら両親や友人の…というようにバレたら出てくる次の不安が二番目ですよね。さらに警察が…とかもバレたらの不安ですよね。
人は皆多かれ少なかれ犯罪に近い事、犯罪になるようなことを知らずにしてしまっているのではないでしょうか。昔の日本ではよく見られましたが、男性の立小便なんていうのも法に触れることです。年配になればなるほどやったことがある男性は多いと思います。こういうことを挙げていくとキリがないほど多くの罪を犯してしまっているのです。
かわさんのようにしっかりと自覚されているのであれば、過去を振り返るよりも、未来に同じようなことをしない、させない、という思いで過ごされるのが良いのではないでしょうか。幸い時間と共にそのバレるバレないの不安もだんだん薄まっていくでしょうし、バレなくて良かったではなく、バレなかったことで何を学んだのかということではないでしょうか。
バレて警察に捕まる方が実は反省期間も短く、かわさんにとっては実は楽かもしれません、もちろん私も同じ立場なら嫌ですが…。結果的にバレなかったとしてもこの不安を抱き続けている時間こそがきちんと反省してくださいねってかわさんのために与えられた罪の深さを知るための時間なのではないでしょうか。だからやってしまった過去、バレるバレないの考えるなどを悩むのではなく、これからの毎日の中で一日一善ではないですが、小さなことでもいいですから何か一つでも人の為、社会の為に何かできないかなって思いながら実践し、歳を重ねた時にかわさんと同じように悩んでいる人に、実は自分も昔にね…って話して悩みを解決してあげれる人になってください。ちゃんと自覚できているかわさんなら必ずなれると信じています。

2023年6月22日 18:51
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有り難し
おきもち

自分も人に話したことにより救われた経験を持っております。 多くの困難を乗り越えてきた裏側には常に話を聞いてくれた方がいることに気づき、僧侶となったことをきっかけに今度は自分が悩んでいる人の相談相手になることを決めました。 いろいろな先入観があるとご相談しづらい方もいらっしゃるのでここではあまり詳しくは自己紹介を控えようと思いますが、僧侶と言っても在家上がりの僧侶です。お寺で生まれ育ったわけでもなく、身内が僧侶でもなく、一般的な職業を経験し、またディープな世界や海外生活も経験したちょっと変わった僧侶です。 私は50%の人に好かれ、50%の人に嫌われると思っています。だからこういう相談も偽善者とか裏があるとかいろいろ思われる方もいると思いますが、気にしません。なぜなら一方で相談して良かった、出会えて良かったと言ってくださる方がいらっしゃるからです。

質問者からのお礼

回答ありがとうございます。
この件について他の人に相談できず、1人で抱え込んでしまっていたので励ましの言葉が本当にありがたく、自然と涙が溢れてきました。
これからしばらくはこの不安と共に生きなければなりませんが、それも反省の時と思い、しっかりと受け止めていきたいと思います。一日一善、なにか人のためになることを実践していこうと思います。

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