不安でつらいです
高校生です。
今は夏休みなのですが、学校が苦手で友達もほとんどおらず、毎日無気力です。たびたび漠然とした不安を感じ、死にたいと思ってしまいます。緊張するとお腹が痛くなるのですが、学校で授業もまともに受けることができず不登校気味になっていました。将来にも希望が持てず、中学まではそこそこ得意だった勉強も今ではとても苦手です。生きていくのが不安で、毎日不安にとらわれてしまいます。
どうすれば楽しく充実した毎日を送ることができるのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
楽しく充実した毎日は、必要でしょうか?
jasminebell さん、はじめまして。
いろいろと不安を抱えておいでのようですね。
無気力や漠然とした不安にさいなまれている。
つらいことだと思います。
あなたは最後に「どうすれば楽しく充実した毎日を送ることができるのでしょうか?」とお書きになりました。
心の底から、楽しく充実した毎日を求めていらっしゃるのだろうと思います。
でも、他の人はみんな楽しく充実した毎日だけを送っているのでしょうか?
「人間はみんな泣きながら生まれてくる」という言葉もあります。
「いつも楽しく充実した毎日」を送っている人もいるでしょう。
しかし、そうでない人たちも大勢いるのです。
同じ事実も受け止め方によってその意味は変わります。
「諸法無我」という言葉があります。
すべては関係の中にあります。
自分を取り巻く「関係」は、すべてマイナスのものでしょうか?
あるアメリカの大学の先生は、自分が感謝できると思うことがらを、一日五つ探しなさい。
それを一週間書きためなさい。
という宿題を出すのだそうです。
この宿題を出し終えると、学生が明るい顔になるそうです。
それまで、不安だ、憂鬱だと思っていた関係性の中に、感謝できる要素を見つけ出すことで、この学生たちは明るい希望や勇気を手にしたのでしょう。
あなたの求めている「楽しく充実した毎日」は、どこか別の所にある夢物語ではなく、
もしかすると、あなたが少し、心のスイッチを変えることができるならば、あなたのすぐそばにあるものに変わるのではないでしょうか?
負のスパイラルから、心を離すようにしては。
jasminebell さん、はじめまして。
毎日不安の中で過ごしてらっしゃるそうで、心が痛みます。
高校生くらいまでは、「学校に行き、勉強をしなければいけない。」というのが大きな価値観ですね。ところが、大人になれば、そんな事にあまり意味がないことに気づきます。人間にとって大切なことは、人の幸せを願う事と、そのために行動する事です。そのやり方は、自分なりで良いのです。それが、職業になります。
「学校に行かなければならない。」「勉強できなければいけない。」など、「こうでなければいけない。」という思いは、「そのように出来ない。」→「でもしなければいけない。」→「やっぱり出来ない。」という思いを起こし、負のスパイラルとなって、必ず自分を傷つけます。
しかし、よく考えれば、実は、生き方に決まりはないのです。
自分なりに、人の幸せ(自分の幸せを含む)を願って、生きてゆけば良いのです。
学校や、勉強から、一度心を離して、自分にできる事を一つ一つやってみてはどうですか?
掃除・ウォーキング・読書・調べ物など、なんでも良いです。
お墓参りして、墓掃除なんてすると、ずいぶん負のスパイラルから心が離れますよ。
苦手なことを努力しても、命追えるまで、jasminebellさんならあと80年近くもやり続けることは難しいです。自分なりに生きていくことしか出来ないのですから、それが何かなって考えるチャンスと思って、今の時間を大切にしてくださいね。
仏様は、いつも、そのままのjasminebellさんを認めて下さってますよ。
人生は大半が辛いものです。
ワシも高校が楽しくありませんでした。友達はいないし、いわゆるヤンキーのような人から、パシリや宿題をやらされるし・・・。教師も生徒には無関心でGTOのような教師はいません。成績を上げることにしか生徒を見ない人達でした。
でも、大学に浪人して進学し、大学と予備校と自動車学校(合宿)では多くの仲間が出来ました。今でもたまに連絡を取り合っております。
あなたは人生とは毎年毎月毎週毎日楽しくないといけないと思ってはいませんか。それは大きな間違いかも?人生は一握りの人を除いては大半が辛い、無味乾燥なものです。その中でも何とか自分に変化をを見つけようと生きているのです。
そんなに高校が嫌なら、退学し、どこかに就職すればいいのでは?でもそこでも辛いと言ってhasunohaに投稿するのでしょう。今置かれている状況は辛いかもしれません。でも、なるべく困難には立ち向かいましょう。正しいことを行えばいいのです。負けてもいいのです。今は負けるかもしれませんが、その時は人に合わせるか。逃げてもいいと思います。1週間以内なら不登校もかまいません。3回までにしましょう。癖にならなければいいのです。どうしても居づらくなれば転校やフリースクールに通い大検だけは取っておきましょう。引きこもりや悪い奴らと行動する、犯罪に手を染める以外ならあらゆる手段を考えて、自分の居場所を見つけましょう。その時は学費を出してくれている親御さんには連絡相談報告はしましょう。
ワシは何だか楽しくなってきました。これは参考にするかしないかはあなた次第です。念のため自己責任でお願いします。
図書館巡り
jasminebell様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
不安にお苦しみのご様子・・不安や恐怖に関することにつきましては、これまでにも下記の各問いにてお答えさせて頂いております。
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/cat_321055.html
また、日々の充実へ向けましては、下記の各問いにて扱わせて頂いております。
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/cat_321045.html
不安心や恐怖心は、身に及ぶ危険を事前に回避するためにも当然に必要なものとなりますが、それがあまりに度が過ぎて色々と支障をきたすようなことであれば問題になるという次第でございます。
もちろん、今回の学校や勉強に対して色々と不安に陥っておられることは、何かの危険・危機回避へと向けたサインの可能性もあります。
無理して、身体も心も変調をきたし、それこそ「死にたい」というまで追い込まれすぎてしまうのもあまりよくありません。
かと言って、それを理解してくれている人が家族や学校も含めて周りにどれだけいるのかということで、どうしても言いたいことも言えずに無理したり、躊躇してしまうこともあるかと存じます。
とにかく、家族や学校の先生などの理解は得られそうであれば、しばらくこれからの自分の将来ややりたいこと、夢や目標を考える上でも、ある程度の答えがでるまでは、少し休まれてみられてはどうかと存じます。
拙生にも同じような時期がありましたが、図書館、それこそツアー的に数か所の図書館に通って、色々と読みたい本だけを読んでは、メモしたり、勉強したり過ごすようなことをしている内に、少しずつ前を向けれるようになった経験がございます。
是非、この機会に色々な図書館巡りもお薦めさせて頂きます。少し日常の雰囲気から離れて、開放感というか新鮮感というか、良い気分転換にもなるのではないかと存じております。
また、下記拙回答もご参照下さいませ。
問い「不登校、学校に行くということ 」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1002997340.html
川口英俊 合掌