お墓についての質問です。
5年前に母親を亡くしました。
未だに手元に遺骨がある状態です。
母は未婚でしたので夫と名のつく者はおりません。
個人のお墓を建てればよいと言われますが私自身お金もなく、また母の実家のお墓は遠方ですし葬儀自体母の実家(禅宗)とは違う宗派(東本願寺)であげてしまったので当然入ることはできないでしょう。
私自身先日事故に遭い「死」という言葉が頭をよぎり
今ある遺骨などどうなるんだろう何とかしなくてはと
強く思うのです。
幸い大したけがもなかったので良かったのですが
母親の遺骨をいつまでも手元に置いておくのは良くないと
いう思いに至りました。
どうすれば母も私も心穏やかになる解決方法があれば
お教えいただきたいのでよろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
近隣を御寺を訪ね、永代供養塔について聞いてみましょう
こんにちは、nekonekoさん。いろいろとご事情を抱えて、御遺骨を今後どのように埋葬・供養したら良いか迷われているのですね。
質問文ではnekonekoさんがお住まいの地域の状況までわかりませんが、近隣のお寺を訪ねて、永代供養墓所があるか聞いて見ましょう。
近年、少子化、未婚、離婚の影響も有って、お墓の後継者が不在となるケースが急増してます。また、nekonekoさんと同様、子子孫孫まで守る墓所を必要しない方も増えております。そういうニーズに寺院サイドも対応を余儀なくされ、永代供養塔を新設する寺院も増えております。あなたの近隣にも永代供養塔のある寺院は増えていると思います。
近隣のお寺さんを回ってみて、次のように訊ねてみましょう。
1、永代供養塔はありますか?
2、埋葬するに当たっても、条件は有りますか?
(他宗の戒名がついていても、構わないか?)
3、永代供養の志納金について
上記の質問をして訊ねると同時に、永代供養塔と遺骨の埋葬する場所を拝見させていただきましょう。墓地の立地条件(都市部の方が志納金は髙い場合が多い。)、永代供養の大きさ・構造(建設費用が高いと、永代供養の志納金も高くなるかも)を確認しましょう。また、一口に永代供養と言っても、個々の寺院によって永代供養の内容は異なります。「永代供養」と言う言葉は、昔からわりと口にされていますが、その内容は一様ではないのです。明確な定義が無いんです。仮に志納金が明示されていたとしても、そおれぞれの寺の永代供養の内容をよく確認してください。
近隣のお寺さんを回ってみて下さい、と申し上げているのには、もう一つ大事な理由があります。供養する場所が遠くて不便でも困ると思います。また、費用の点も気になります。これらの点で希望に一致する墓所を探すことは大事ですが、同時にあなた自身の信仰についてよくお考えいただく必要があると思います。
そのお寺の御宗旨や御住職との相性も、大事です。そして、何よりもnekonekoさんがこれからの人生を生きていく上で、支えとなってくれる宗派とお寺さんに出会うことが大事だと思います。良い宗派、良いお寺さんとの出会いを念じております。
合祀墓をご利用されたらどうですか?
卒塔婆そとば、お墓の後ろに木の板を立てますね。お目にしたことがあるかもしれません。卒塔婆とは、シュトゥーパを音訳したものです。お釈迦さまのお骨をお納めするのが、仏舎利ぶっしゃり、で仏舎利を納めた塔が卒塔婆シュトゥーパです。日本に渡って来ていつの間にか、ご遺骨を納める場所、つまりお墓の在り処を示すため、→故人の供養のために、卒塔婆を立てるようになりました。近年の核家族化や過疎化によってますますお墓の維持管理が難しくなるでしょう。お墓の前で生かされている自分を感謝する。そういう感謝の思いをご先祖さまに捧げることがご供養になると思います。しかし、物理的に高額なお墓を購入し、将来ともに維持していくのが、困難な時代になってきたようです。
せめて、ご自宅にお位牌やお写真を置いて亡き人を偲び、手を合わせていただければとおもいます。ご遺骨につきましては、他の皆さまと一緒に合同墓に納めて、お寺で供養していただいたらどうでしょうか?
いまは亡きお母さまも、お嬢さまであるあなたにご負担をかけたくないと心苦しく思っていらっしゃるのではないでしょうか。できる範囲でできることをする。ご供養は思いやり、慈しみ、感謝です。心許せるところ、低廉な志納金で、一生懸命に供養していただけるとこれろ、お探しになったら、いかがでしょうか?
質問者からのお礼
丁寧なお答えありがとうございました。インターネットなども利用して永代供養墓など検索してみましたがやはり自分の足で探すべきだと痛感しました。また同時にではありますが自分自身のありかたも考えあぐねていたので一つ一つ解決していこうかと思います。まだまだお尋ねしたいことが沢山ありますのでよろしくお願いします。お礼のコメントが遅くなってしまい申し訳ありませんでした。ありがとうございました。