心霊現象
昔は性格が暗い時
心霊現象に頻繁にあってました
着物きたおばあさんが自分の上に乗ってたり
誰もいない部屋から男のうめき声したり
足捕まれて一週間手形消えなかったり怖い思いしました
ですが怖い話大好きで心霊番組は欠かさず見ています
今は見ることも体験することもなくなりました
たまに黒い影見たりするくらいで
昔みたいに具体的に見えません
今まで人生良いことないのは霊のせい?
悩みが多すぎる
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
霊のせいにしたら可哀想
良いことは神様が守ってくれて
悪いことはみんな霊のせいにしたがりますが、それは霊が可哀想というものです。化けで出ますよ。
化けて出てきたものを見て出てきた原因がどこにあるのかを考えてあげましょう。
怪談話がお好きなようですが苦しみ悲しむ霊をおもちゃにしていませんか?怪談話を聞いて、よし!救ってやろう!という気持ちにならないのであれば、もてあそばれた霊の悲しみをさらに深める大罪を犯しているとお考えになるとよいでしょう。
「無記」が原則になりますが・・
コウ様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
心霊のこと・・
まず、魂や霊などのことついては、基本的には、「議論しない」という「無記」が原則になりますが、完全に「無い」と言い切ってしまいますと、虚無・絶無という断滅論に陥ってしまっての弊害があり、また、逆に「有る」と言い切ってしまいますと、実体・実在という常住論に陥ってしまっての弊害があります。
これまでの拙回答から、少し引用いたしますと・・
『・・「霊感」を宗教的な面から捉えようとして考えますと、その根拠や証明、論証の曖昧さが生じてしまうため、非常に難しい問題を孕むことにもなります。ただ、あくまでも仮定でありますが、もし「霊感」があるとしても、色々な因・縁(原因や条件)により成り立っている「縁起」なるものであり、実体として、独立自存としては成り立っていない「空」なるものであるかとは存じます。その因・縁をより善くに調えることで、当然に結果も改善させることができるのではないかとは存じております。・・とにかく霊や魂と、生前も死後においても、実体、独立自存として存在しているものではないということだけは言えるかと存じております。・・』
「・・到底、論証・証明のできないようなことを扱うのは所詮ナンセンスで、私たちの現実の迷い苦しみを解決させていく上で何ら役に立たないことであり、特に、この霊の存在についても典型的なもので、釈尊は「無記」として扱われた次第となります。もちろん、釈尊は全知者でありましたが、あえて意味のないようなことを議論する必要がないとお捨てになられたのでしょう。それよりも、善き行いを積みて、善き因果の流れに乗りて、善き赴きへと向かうことに、しっかりと取り組みなさいということでございます。・・」
人生での良いことも悪いことも、それらは自分における因縁(原因と条件)次第となります。霊云々は関係なしに、しっかりと良い結果へと向けては、良い因縁を調えていくことに努めるのが大切になるかと存じます。
「良い」というと抽象的ですが、仏教では、その具体的な方法がたくさん説かれてございますので、是非、仏教を学ばれて実践していって頂けましたらと存じます。
善処を祈念申し上げます。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
ありがとうございます