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教えてほしいです

回答数回答 2
有り難し有り難し 33

うつ病です。日常生活も睡眠、食事、入浴などが困難になることがある状態です。

一番の悩みとストレスは働くことができずにいることです。

家族や知人も苦労しながら毎日働いています。
自分は働いていなくても生きていいのでしょうか。
障害年金と両親の収入に甘えて、生活に困らずにすんでいるので、今すぐ働く必要には迫られていません。
それで許されるのでしょうか。
自分が生きていていいのかがわかりません。
死なないといけない気がしてなりません。
このまま生きていても許されるのか教えて下さい。

2023年10月19日 15:39

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

生きるというのは努力することです。
あなたは今心の疲労を療養によって治す努力をしているのです。それはちゃんと生きていることなのです。誰かと比べたり自分を責めたりする必要はありません。
心の疲労が回復したら少しずつ家事や散歩など軽い運動をしてリハビリしましょう。
リハビリが進んだら軽い作業や職業訓練など少しずつ仕事をする為のリハビリをしましょう。
そうすればそのうち働くこともできるようになると思いますよ。
もしもあなたに暴言など吐く人が近くにいるのなら治療の妨げになりますから離れて暮らしてくださいね。
お金を稼ぐことが生きることではありません。
何かに努力していることが生きることなのですからね。
あなたはちゃんと生きていますよ。

2023年10月19日 16:07
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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答していますが、無知未熟ゆえに質問を読ませていただくことしかできないことも多々ありますがお許しください。 回答は私個人の意見や解釈もあり、場合によっては浄土宗の教義とは少し異なることもあるということをご了承ください。 また、寺の紹介ページに電話相談についても紹介していますのでどなたでも気兼ねなくご利用ください。 ハスノハのお坊さんがもっと増えますように。 合掌 南無阿弥陀仏

生きていること自体が「ゆるされている」ということ

サトウさんのお悩み拝読致しました。プロフィールも拝見しました。これまでにどれほど辛い目にあっても今まで生きてきた、生き抜いてきた、それは間違いなくあなたのなさってきた「努力」であると思います。
人並みな事が出来ず、十分な(自分が思っている)理想的な生き方を実現出来ない状態の辛さはわたくしも知っています。生きていてはいけないのではないかと考えてしまうのも無理はないと思います。身近な人に理解がなければ尚更です。苦しくて辛いとき、あなたはそれでも、どうすればよいのか、どうすれば今の状態を抜け出せるのか、何度も何度も考えてきたはずです。それもまたあなたの努力であり、“一生懸命さ”であります。一生懸命考えているのに、答えが見つからず、光が見えず、この先の道も見えて来なければ、どれほど前向きな方であっても絶望的な気持ちになりますよ。また、そのような状態でいくら考えても解決はしませんでしょう。
ですから、まずは、あなた自身が自分自身をゆるし受け入れてあげてくださいませ。今このときも、天(あるいは神様、あるいは仏様)はあなたが生きていることを“ゆるしている”ではありませんか。もとよりこの世界に、天にゆるされず生きられる生き物がいましょうや。大丈夫。あなたが生きていることを、その存在のすべてを、たとえお風呂に入れず、ご飯もろくに食べれず、眠ることさえ出来ず、あなたが自己嫌悪に陥っているときであっても、天はあなたのすべてを【丸ごと肯定してくれている】はずなのです。あなたが自分の境遇や自分自身を受け入れられない(ゆるせない)のは、ただその事実に気が付かないでいるからなのです。
誰が何を言おうと、あなたには生きているだけの価値(存在価値)があり、生きていることを【ゆるされている】のです。どうか、この事実を見誤らないでください。

そわか合掌

2023年10月20日 8:33
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有り難し
おきもち

個別相談可能
苦しみに負けず、安心して前を向いて力を出して頂けるよう、微力ながら誠心誠意お答えさせて頂いております。皆さまのこれからが、すこしでも明るく前向きなものになりますように、あなたのこころを照らす“お灯明”のような言葉を差し上げられましたら本望でございます。どうぞ、よろしくお願い致します。 そわか合掌 (略歴) 横浜市出身。明治大学政治経済学部卒。経営コンサルティング会社勤務後、一念発起して真理究明のため仏門へ。師僧のもと、静岡本國寺にて出家得度。西新宿(東京)常円寺にて随身修行、妻の出産を機に熊本(市内)へ遊学、京都本山妙覚寺にて執事務めなどを経て、現在は「こころ」と瞑想を学ぶ道場、瞑想スタジオ「そわか」を主宰。独自路線ではあるものの、地道にこつこつ、犀の角の如くの仏道をゆくお坊さんです。瞑想指導(そわかのレッスン)を通じて、老若男女どなたにでも分かるやさしい言葉で仏法(仏教のこころ)をお伝え出来ればと願い、今ここ道半ばに在ります。仏道を通じて、わかったことも少なからずありますが、まだまだわからないことはわかりません。直心ひとつ、素直な心、真っすぐの心で、この道を自分なりに最後まで歩み切ろうと決めております。何があろうと不退転、仏教根本の大法こそを明かし、ひとえに衆生済度の一露とならん。南無妙法蓮華経。合掌
どのようなお悩み事でも、安心して打ち明けてくださいませ。説教臭いことを申したりは致しません。すべて、あるがまま受け止めさせて頂きます。いつでもお気軽にご相談ください。

質問者からのお礼

救われました。
ありがとうございます。
いただいたお言葉、大事にいたします。
つらいときにこのお言葉を思い出して、これからも生きていきたいと思いました。

ありがとうございます。
お察しの通りでまるで見ていたように理解を示してくださり、うれしかったです。
わたしも自分を肯定する力を養いたいなと思いました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ