働くのが怖い
これまでいくつかの職場に勤務してきましたが、仕事が長続きしません。辞めてしまう原因は大きく3つあり、
①仕事内容が難しすぎて覚えられない
②テキパキ早く動くのが苦手
③上司や同僚に威圧的な態度を取られる
です。
①②ができないので③のようや態度を取られている気がします。
①②はかなり努力しましたが改善できませんでした。
もう怖くて働けません。どうやって生きていったら良いでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
岐路
ご相談ありがとうございます。
不特定多数の人間が集まる「職場」にて、ご相談のような状況になるのは最早仕方がないというか当然というか、この悩みはおそらくどこへ行っても付いてまわる悩みであろうと思われます。
雇用関係下で受けるそのようなしがらみ等を嫌う方達の中には、必死で頑張って独立開業して生計を立てる人もおりますが、それで十分に「食える」ように成れるかどうかは別問題です。
どんな仕事を始めようが、最初は貯金を取り崩しながらの赤字経営。いつかはこの仕事を軌道に乗せたい気持ちひとつでイチかバチかの賭け。そんな暮らしが数年は続くことを覚悟すべきでしょう。
それでも続けられるのは余程その仕事を好きか、もしくは背水の陣。
独立することで得られる自由を取りますか。それとも就職先での保護下で働く代わりに一定のしがらみを甘受しますか。
そう、独立してしまえば、①から③の問題はほぼ一掃できます。しかし、引き換えに身に迫る独立経営の苦難の連続。何から何まで自己責任というリスクを帯びた自己決定の日々です。
目前の選択肢だけが全てではありません。この先幾度となく遭遇するであろう分岐点で、都度何を選ぶか。その先が正解かどうかはわかりません。
選んだ選択肢を正解に仕上げるのは自分自身。他の誰でもないのですから。
「強い」という字は「したたか」とも読みかえられます。ここら辺で少し戦略的に人生設計を考えてみるべきかもしれませんね。
例えば、雇用契約が許す範囲で副業をしながら様子を見て、兼業を継続するか一気に乗り換えるか見定めるのも今風のやり方でしょう。
あと、何でも相談できるパートナーは欲しいもの。親でも兄弟でも、恋人でも配偶者でも、喜びも悲しみも分かち合える二人三脚はいかがでしょうか。
この先の自分のために、考えてみてください。応援しています。合掌。