昔の過ち 罪悪感で苦しいです
昔の失礼だったことや過ちを後悔して辛くなります。
そのひとつに、
7年ほど前、母を亡くしました。
その時まだ20代前半だったわたしは、葬儀は父に任せており、細かいことはわかりません。
香典は辞退します、と伝えていたのですが、私の職場の上司数名からそれぞれ個別で、御香典を頂いたようです。(職場の福利厚生でも頂いていて、忌引休暇あけのときにお礼と、職場の皆さんへお菓子をお渡ししました。)
上司の皆さんへ、その時のお返しをしなければならなかったのに、出来ていないことを今更思い出し、大変後悔しています。(父に、これをお渡ししておいて、と言われていたものを渡せていません。カタログギフトだったのかな?と思いますが、中身は分かりません。)
言い訳になりますが、このようなことが初めてで、どうしたらいいか分からなかったのと、あとから渡そう、と思って忘れてしまったのだと思います。
今になって、自分が結婚したり、他の方の葬儀に参列したりする機会もあるなかで、やっと大人の常識もわかってきて、あの時なんて失礼なことをしたんだと、本当に恥ずかしく、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
何年か経ってから私は異動になり、退職なされた方もおられるため、皆さんと連絡は取れない状況です。そのことがあっても、異動するまでの数年間、上司の皆さんには大変よくしていただきました。
このようなこと以外にも、自分の未熟だったこと、失礼だったこと、自分の後回しの癖による過去の過ちや失礼だったことがたくさんあります。次々と思い出してしまいます。罪悪感で辛く苦しいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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いつでもベストを尽くしてきたはず
ご相談拝読しました。
どうしてあの時できなかったんだろう?
どうしてあんなことをしてしまったのだろう?
そのように思い出して、自分を責めてしまったり、恥ずかしかったり・・・後悔に沈んでしまうことはありますよね。
でもそれは、それだけ色んな知識を身につけ、感覚も豊かになり、成長しているということです。
しかし、その成長した今のあなたが、成長して得た知識や感覚をもって、過去のまだそれらを得ていないあなたを責めてしまうのは間違いです。
当時のあなたは当時のあなたなりにベストを尽くしていたのですから。そのことを受け止めましょう。それは今のあなたから見れば不十分であってもです。
今は冷静なあなたでも、当時はお母様のご命終により悲しみや混乱の最中です。その過去のあなたを今のあなたが冷静さをもって責めるのは筋違いです。不公平でもあります。
あなたがこれからできることは過去を責めることでなく、過去を活かすことです。
どんなに恥ずかしくても苦しくてもその過去があって今があります。もちろん、ないならなかった方がよい出来事だってあることでしょう。でもそれをなくすことはできない。なくしたら今のあなたではなくなります。
そういう意味で、無駄なことは一つもないのです。あなたがきちんと受け止めるところに、過去が活かされていきます。
これは開き直って気にしないでいなさいなんてことではありません。
時には失敗したり、感情にふりまわされたりで、至らないこともある私たちです。そういう私たちだからこそ、謙虚さと、まわりへの感謝をもって歩みたいものです。
質問者からのお礼
お返事、本当にありがとうございます。
一言一言、噛み締めて読みました。とてもとても励まされました。
不公平でもある、というお言葉にはっとしました。たしかに、そうですね。
頂いたお言葉を何回も読み返して、周りへの感謝と謙虚さを忘れずに過ごしていきます。