自殺した子の親が許せません
ネット上で知り合った方(以降、Aさん)が自殺したことを遺族のSNSで知りました。そして、私はその遺族が憎くて仕方ありません。
生前のAさんとはそこまで深い交流があった訳ではありません。たまにお互いが描いた絵に感想を送り合うくらいの関係でした。実際に会ったことはありません。
数ヶ月前、自殺をほのめかす投稿をしたあとに彼女のツイートが途絶えました。
その数日後、Aさんの絵に対する感想にだけ「いいね」をするアカウント(以降B)が現れました。不思議に思ってBの投稿を読むと、娘を自死で亡くしたとありました。
上記の出来事や家族構成と娘の年齢がAさんのと一致していたことから、BはAさんの父親だと確信しました。
Aさんは遺書を残さずに自殺したようで、Bは自死の原因はわからないとしていました。
ですが、私には思い当たる節があります。生前のAさんは親とのことで悩んでいることをSNSで吐露していたのです。
投稿の内容から、Aさんはかなり無理して親の前でいい子を演じていたようです。親に怒られることを極端に怖がっていました。実際、大学で先生が手を挙げただけで幼少期に父親に殴られた記憶がフラッシュバックするから、通えなくなったとも投稿していました。
家族と一緒にいるのがしんどいとよく言っていました。離れたいのに、特待生として合格したら一人暮らしする約束をなかったことにされ、絶望したとも。
希死念慮などの鬱らしい症状を自覚していながらも親にバレて怒られることが怖く病院に行けないとも言っていました。
Bは「親子仲は良かったから原因とは考えにくい」「娘に会いたい」などとほざいています。ふざけるなと思います。
BのせいでAさんは苦しい環境に追いやられていたといっても過言ではありません。
きっとBは常日頃から、Aさんの本音を無意識に握り潰して、理想の娘像をAさんに押し付けていた。そのせいで、Aさんは自己肯定感を失い、自分を大事にできなかったんだと思います。
Bが娘の自死を嘆く投稿を見る度に「お前が殺したくせに」と思ってしまいます。
いっそ全てをBにぶつけたいですが、Aさんを思うとできません。
ですが、AさんはBのせいで自死までしたのに、「娘を大切に思う父親」として生きてるBが本当に許せません。
この気持ちにどう整理をつけたらいいのでしょうか?Bへの怒りをどうすれば手放せるのでしょうか?
怒りや後悔など、負の感情を事ある毎に思い出してしまう
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
その人が安らかになる様にお祈りなさって下さい
拝読させて頂きました。
あなたは親しくやりとりしていたご友人を自死に追い込んでしまった親を憎いと思ってしまうのですね。そしてそんな親のことを許せず、その怒りをどうすればいいのかと思っているのですね。詳細なことや正確なことはわかりませんが、あなたがそう思ってしまうお気持ちはわかる様に感じます。あなたのそのお気持ち心より受け止めさせて頂きます。
お亡くなりになられたその人が心から安らかになります様に心を込めてお祈りさせて頂きます。至心合掌 南無阿弥陀仏
その人は必ず仏様や神様がお導き下さり、先に逝かれた親しい方々やご先祖様がその人を優しくお迎え下さいます。その人は仏様や神様のもとで一切の苦しみや痛みや迷いから救われ、何の憂いもなくご先祖様と一緒に清らかにご成仏なさいます。そして心穏やかにあなたや皆さんを優しくお見守りなさっていて下さいます。
あなたもどうかその人が心安らかになります様に心を込めてお祈りなさって下さい、そしてその人への様々な思いを心からその人にお伝えなさって下さい。あなたのその祈りや思いは必ずその人に届きます。
あなたがその様にお怒りなさる気持ちもその人にありのままお伝えなさって下さい。必ずその人はあなたの思いを受け止めて下さいます。
その人の親は必ずその人が亡くなられたことについて向き合うことになります。いずれその真実やその人に言ったことやしたことを受け止めなければならないです。それは早いか遅いかほんの僅かな違いでしかありません。
そして心から反省し懺悔することになりますし、その人に心から謝ることになりますし、自らの行いの報いを受けていくのです。
ですからあなたはその怒りや許さない思いをできれば手放していきましょう。
まだ先のことですがあなたがその天寿を全うする時には必ず仏様や神様がお導き下さり、ご先祖様やその人があなたを優しくお迎えなさって下さいます。きっとあなたとその人は共に再会を喜び合い様々な思いを分かち合うことでしょう。
あなたとその人とのご縁は永遠に続くのです。
あなたがこれからもその人や沢山の方々とのご縁を大切になさり与えられた命を健やかに豊かに生きていかれます様に、皆さんとお互いに幸せを分かち合いながら充実した人生を生きていかれます様に切にその人やあなたのご先祖様にお祈りさせて頂きます。至心合掌
質問者からのお礼
回答ありがとうございました。
自らの罪と向き合う時は早かれ遅かれ必ず来る、という言葉に安心しました。
私がAさんの代わりにBを恨み続ける必要は無く、いずれいつかBが真の意味で反省する日が必ず来るのだと思えば、幾分心が休まります。
頂いた言葉を自分に言い聞かせ、少しずつBへの怒りを忘れていけたら、と思います。
改めて、ありがとうございました。