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旦那のことが信じられません

回答数回答 2
有り難し有り難し 26

こんにちは。はじめまして。

結婚して9年、子供が2人おります。
夫とは付き合ってた期間も入れると15年くらい一緒におります。

今回夫がバイセクシャルだということが発覚しました。
私がパソコンの検索履歴で違和感を覚え問い詰めたところ、実は自分はバイセクシャルであると白状されました。

今までそんなこと微塵も疑ったことがなかったので、とても衝撃を受けました。
趣味嗜好の問題だと思うので、気持ち悪いなとか変なのとかそういった感覚は元々なく、人それぞれだよねとは思っていたのですが、まさか自分の身近な、しかも夫がとなるとショックでした。

夫はバイでありゲイではないと言っているのですが、結婚もカモフラージュや世間体だったのではと疑う気持ちが出てきてしまい、何を言われても取り繕ってるようにしか聞こえず、今まで積み重ねてきた時間や思い出も嘘だったのではないかと思ってしまいます。

正直いまは夫の話すこと全て信じる事ができず、疑念ばかりが膨らんでしまい涙が止まらず、食欲も出ない、夜も考えてしまって寝られないという悪循環に陥っています。

子供がいるので、せめて子供の前では気丈に振る舞おうとしても気持ちがついてこず、ふと気を緩めると涙がつーっと出てきてしまいます。

子供たちは夫のことが大好きで、夫も子供たちを可愛がってくれています。
叱る時はきちんと叱ってくれます。
子供のためには離婚は避けた方が良いのは重々承知なのですが、私の気持ちがどうにもついてきません。

子供達のためにはやはり離婚せず仮面夫婦でも婚姻関係を続けた方が良いものでしょうか?
その場合、私はどうやって気持ちを作っていけば良いでしょうか?
子供たちの事を1番に考えていきたいと思ってはおります。

ご教授頂けますでしょうか?
よろしくお願い致します。
誰にでも話せる話題ではないので、一人で抱え込んでいてとてもつらく苦しいです。

2024年4月1日 17:00

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

全人類の中から貴女を選んだ

ぴるさん
お悩み拝見させていただきました。

ご主人に実は自分はバイセクシャルであると白状され、とても衝撃を受けられたのですね。とてもショックを受けられたお気持ちお察しいたします。

ご相談の文章を読ませていただいて一つ疑問に思ったのは、ご主人はバイセクシャルだと白状されたわけで、実際にどなたか特定の男性の方と浮気をされているわけではないのですよね?

バイセクシャルとのことなので、男性・女性の両性に対して恋愛感情を抱き、性的にも惹かれるセクシャリティのことだと思います。つまりは女性であるぴるさんのこともちゃんと恋愛対象だったはずです。
男性だけしか愛せないという事でしたら、「この結婚は何だったの?」という事になりますが、ご主人は女性も恋愛対象になっているわけです。

少しだけ見方を変えてみて欲しいのですが、本来だったら人口の半分である女性の中からたった1人のパートナーを選ぶわけですが、ご主人の場合は全人類の中からぴるさんを選ばれたわけです。それって凄い事だと思いませんか?

あともう一つ。これだけは言っておきたい事があります。
今回ぴるさんにバイセクシャルのことを打ち明けたご主人は、どれ程の勇気がいったことでしょうか?

想像してみてください。15年も言えなかったわけです。ぴるさんに受け入れてもらえないのでは?ぴるさんを失ってしまうのでは?と、とても怖かったのでしょう。ですから墓場まで持っていくつもりだったかもしれませんね。
それでも打ち明けたということは、ぴるさんへの信頼以外の何ものでもないのでは?と思います。

気持ちが少し落ち着かれたタイミングで、是非ご主人と話し合ってみてくださいね。
きっとぴるさんのこと、とても愛してらっしゃると思いますよ。

ぴるさんの心が少しでも軽くなり温かい光に包まれるようお祈りしております。
南無阿弥陀仏。合掌。

2024年4月2日 0:52
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有り難し
おきもち

初めまして。プロフィールをご覧いただきありがとうございます。 ◆浄土...
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パートナー

 こんばんは。さぞかしショックを受けておられることは伝わってきます。
 しかし、今まで一緒に子育てをしてきた事実は変わらないと思いますよ。ご本人なりの「あるべき姿」を考え、そのように振る舞ってきたのですから。
 そして、ご本人はこれからどうしたいと仰っているのですか?例えば「もう子どもはこれ以上望まない」「夜の生活はできない」とか。
 いずれにせよ、どんな夫婦でも歳を重ねると性別の違いはあまり意識されなくなります。お子さんに対する父親的・母親的な関わり方はあるでしょうけれど、それは「あるべき」と考えているからなされるもの。今まで同様の関わりは期待して良いのではないかと思います。
 親になると、どなたも自分の生来の行動パターンとは異なることを余儀なくされます。それを「演じているからニセモノ」ととるか、「自分を律してきた姿」と捉えるかは、あなた次第です。
 お互いの嗜好をどれだけ許容できるか。それ実は内容よりも相手次第だと思います。「私には理解できないけれど、この人にとっては何か必要なんだな」と思えれば、「子育てのパートナーとしてどうか」という評価が、改めてできるのではないかと思います。

2024年4月1日 20:35
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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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