老犬の介護が辛いです。
保健所から保護して8年になる老犬を飼っています。
最初の2年は犬らしく楽しい愛犬との生活を過ごせていましたが、2回の手術(避妊手術と乳腺腫瘍)もあり、また共働きで長く留守番をさせることがたまにあり、その間に外での工事による騒音で犬が恐怖症になってしまいました。
夜中に隣人が帰宅する足音などでも飛び起き恐怖で震え家中徘徊するようになり、そうなると高いところに登ったり物を倒したりとそばにいなくてはならず、介護のために仕事を辞めました。
夜中に何度も起きるので自分自身も寝不足の日々を過ごして3年が経ちました。
昨年、私自身が癌になり手術をしました。
その時は実家に愛犬と共にお世話になりながら、なんとか過ごしておりました。
そして癌が再発してしまいました。
老犬の介護による寝不足やストレスが原因なのではと考えてしまいます。
愛犬の恐怖症は病院で処方された薬と歳で耳も遠くなり大分良くなりましたが、今は認知症が始まり、なかなか寝ない、夜中に何度も起きるなど、寝かしつけや体を支えるなど介護の度合いは強くなってきました。
夜中の老犬の介護中、あと何年この大変な時期が続くのか、早く死んで欲しいと願ってしまいます。
この子さえいなければ自分は病気にならずに済んだのにと根拠のないことを考えてしまいます。
フラフラする体を支えてあげなくてはならないのに怒りが込み上げ、体を突き飛ばし叩いてしましました。
その後、愛犬にした行為を後悔し、謝り悲しくて泣けて来ました。
でもまたこの怒りの感情は幾度となく押し寄せて来ます。
自分は偽善者なんだとつくづく思います。
愛犬が亡くなった時に後悔しないよう穏やかな気持ちで日々過ごし、介護するためには気持ちをどのように保てば良いのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
罪悪感を含め苦しいお気持ちをお聞かせいただきました。介護する老犬への気持ちと、自身の疾病との関係に悩みを抱えておられることをお察し致します。
まず、ご自身が疲弊されている状況は理解できます。愛犬の介護でストレスを受け、病気の再発という厳しい現実も抱えておられることでしょう。お話をお伺いする限り、自分自身を責めたり怒りを感じることもあり、そんな感情を抱かれることは自然なことかもしれません。
まず、大切なのは自己を責めず、自分自身を受け入れることです。愛犬や自身の病気と向き合いながら、自分が持つ感情を無理に抑えるのではなく、それを受け入れることが大切です。怒りや後悔の感情を感じることも、人間らしい反応です。その感情を否定するのではなく、自分を責めず受け入れることで、気持ちを整理しやすくなるかもしれません。
また、介護の負担が大きい場合、お手伝いを受けることも一つの選択です。友人や家族、力を借りることで心のケアにつながるかもしれません。自分だけではなく、周囲の支えも受け入れることが自己の健康を守る一助になるでしょう。
最後に、愛犬が亡くなる日が来た時に後悔しないよう、その日を迎えるために今できることを最善を尽くしているという自信を持ってください。時には辛い感情や怒りも感じるかもしれませんが、その中で愛情を持って接することが大切です。自分自身を大切にし、愛犬との時間をできるだけ穏やかに、思いやりを持って共に過ごしていくことが、後悔のない日々を作る第一歩かもしれません。
どうかお大事になさってください。そして、どんな時もあなたの気持ちに共感し、一緒に乗り越えていきたいと思います。応援します。合掌
質問者からのお礼
この度は大変ありがたいお言葉を頂戴し、感謝の気持ちでいっぱいです。
泣きながら何度も読み返しました。
宮本様の慈悲深く温かいお言葉を胸に、自分を受け入れ愛情を持ち、かつ自信を持って愛犬と暮らして行きたいと思います。
きっと、この先も何度も読み返すと思います。
本当にありがとうございました。