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結婚生活8年目、すれ違いが増えてきた

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結婚して8年目になる妻がいます。とても仲がいい夫婦だと思っていましたが、この1年ほど価値観のすれ違いが増えてきました。

特に、子供について決定的にすれ違うようになりました。私は子供はあまり望んでおらず、妻も同じだったのですが、この2年ほどで「子供が欲しい」ということを何回も言ってくるようになりました。特に、義理の姉に子供が産まれてから顕著になりました。写真などがよく送られてきているようですし、義理の両親と妻が電話をすると「●●ちゃんは本当にかわいいね」などの会話をしているようです。確かにかわいいかもしれませんが、私は血はつながっていませんし、そこまで子供が欲しいということにはなりませんでした。

しっかりとすり合わせをするべきだったと反省していますが、急に欲しいと相談されるようになり、正直参っています。またお恥ずかしいのですが、妻に性的興奮を覚えることはほとんどなくなっています。

子供ができ、実現したかった夢をあきらめている知人も多いのですが、私はそれだけは避けたいと考えています。子供がいても仕事はできるじゃないか、と妻からもよく言われるのですが、夫婦共働きで私は自営業をしており、自宅で仕事をする機会も多いため、料理以外の家事はほとんど私がやっています。帰宅後、スマホゲームをしながら横になっている妻を見ながら服を畳んだりしていると、正直情けない気持ちでいっぱいになります。子供が生まれると、なんとか工夫してこなせるようになった家事もより煩雑になってしまうのか、どんどん仕事はしにくくなってしまうなという不安もあります。

先日は子供の件で大げんかになり、私から離婚を切り出しました。すると号泣されてしまいました。これまで「子供は欲しくない、2人で仲良くやっていきたい」と言っていたのにすっかり考え方が変わっていますし、正直妻の言葉はあまり信用できなくなってしまいました。

妻のことは心から愛していますし、ずっと一緒にいたいと考えていますが、先述したように、妻に性的興奮をしないため、何かしらのカウンセリングも必要だと思いますし、そもそも子供が欲しい、欲しくないの決定的な価値観の違いがあります。最悪、離婚するしかないかもしれない、と思っていますが、これを乗り越えるためには、どうすればいいか、誰に相談すればよいのかもわかりません。助けてください。

2024年4月5日 10:22

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ご質問ありがとうございます。
いろんな考え方や多くの実情の問題があり何が正解なのかは簡単には言えませんが私の思ったことを書いてみました。参加まで。
①子供について
もしこの町から、この国から、この世界から子供がいなくなったらどうなるでしょうか。やがて電気は止まり、水道も止まり、交通も止まり、食べ物も作れなくなり、お店でも買えなくなり、お年寄りだけになってその命も尽きたら人間の世界は終わりになります。
この人間の世界は子供たちによって維持されていると言っても過言ではありません。
子供は着せ替え人形やペットとは違うのです。
あなたに限らず、現代人の子供が好きとか嫌いとかという気持ち以前に子供は必要なものという認識を持つ必要があるのではと思います。
とはいえ子供は授かるものです。
作ろうと思えば作れるものではありません。努力しても産めなかった方も多いです。
ですからもしも産み育てることができるならそうしたほうがいいと思います。
ただ、ご存知の通り障害を持って産まれる子供も一定の割合でいます。その場合の育児は精神的にも身体的にもとても労力を必要とします。子供を産むときにはその覚悟も必要となります。ですから他人がどうこう言えることではないのです。夫婦が決めないといけないことなのです。
②妊活について
普通に子供を作るためには性交しないといけません。しかし勃起しない、挿入できない、射精しない、妊娠しないなど何かしら問題がある場合もあります。その場合は産婦人科医に相談することをお勧めします。
体外受精が必要な場合もあります。
男性も女性も適度な運動をしているほうがより妊娠しやすいということをテレビで見たこともあります。とくに男性側は。
とりあえずお二人で性交できるかどうか試してみて何が問題かを調べてみてください。それから専門医に相談しましょう。
精神的な問題なら夫婦問題を扱うカウンセラーに相談するのもいいと思います。
妻様の見た目に勃起しないだけでしたら夜に電気を決して真っ暗な中で試してみたらうまくできるかもしれません。妻様側の工夫も必要かもですが。
③愛するとは
妻様のことを心から愛していると書いていますが愛すると言うのはどういうことでしょうか。相手の苦しみを取り除き、相手の幸せを願うことを愛すると言うのではないでしょうか。本当の意味でお互いに愛し合ってもらいたいです。

2024年4月5日 13:17
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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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それぞれ大切な人生ですからね

拝読させて頂きました。
あなたが夫婦間の考えや気持ちがすれ違いとてもお悩みなさっておられることを読ませて頂きました。詳細なあなたのことや奥様のことや今までのことはわからないですが、あなたのそのお気持ちを心よりお察しします。
ちょっとひとまず一息ついてみて下さいね。あわてることはありません、ゆっくりと呼吸なさり息を整えてみて下さい。そして落ち着いてみましょう。
それからあなたのことや奥様のことや今までのことをゆっくりと見つめ直してみて下さいね。様々な不思議な巡り合わせやご縁が恵まれてあなたと奥様はご夫婦として一緒に人生を歩んでいらっしゃるのです、毎日を助け合いながら生きていらしたのです。それは本当にかけがえのない大切なことですからね。
そしてこれからもあなたの人生も奥様の人生も続いていくでしょう。
あなたの人生も未来もとても大切ですし、奥様の人生も未来もとても大切です。
ですからお互いにあわてることなくそれぞれにお向き合いなさってみてこれからの未来をどう生きていきたいのか、どう生きることが望ましいのかお話しなさってみて下さい。今すぐに結論を出さなければならないわけではありませんので先ずしっかりとご夫婦で落ち着いてできるだけ冷静になってお話しなさってみて下さいね。
おそらく様々な意見も考えも生き方もあるでしょうし、価値観やこれからの生活もあるでしょうからね。
あわてずに決して責めずにしっかりとご夫婦でお話しなさりながら様々な選択肢を検討なさり、それからご判断なさっていきましょう。また一度決めたとしても考えが変わって変更することもありですからね。
あなたや奥様がこれからの未来にしっかりとお向き合いなさりそれぞれの人生を大切になさり、大切な方々とのご縁に恵まれて心から豊かに充実した人生を歩んでいかれます様にと心よりお祈りさせて頂きます。あなたや奥様を心より応援させて頂きます。
また宜しければあなたのお気持ちやお考えをお聞かせ下さいね、あなたを心よりお待ちしてます。至心合掌

2024年4月5日 15:13
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

ありがとうございます。

ありがとうございます。拝読しながら泣いてしまいました。確かに少し焦っていたのかもしれません。これまでも何度か話し合いをしてきましたが、普通に話している内容でも「なぜそこまで責めるのか」と言い合うようなことが続いておりました。少し落ち着いて、今一度考えたいと思います。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ