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本家と復縁したいです

回答数回答 3
有り難し有り難し 26

これから先の事で、ご相談させて頂きます。
数十年前、本家の長男であった父親の元、私はその本家で生誕しました。その後何らかの理由があって、私がまだ乳児の時に父親と母親、そして私は実家を追い出された様ですが、今はその父親は既に他界しており、母親もその理由は分からない…との事です。それからは今に至り本家との関わりは一切ありません。
現在私は母親の介護をしており、お年寄りとよく会話する機会があります。そう言えば父親の実家はどうなっているのか?と思い始めました。物心がついた頃には「お父さんのおじいちゃん、おばあちゃんは居るの?」と聞いたこともあったと思いますが、それ以上の会話は無かったと思います。今思えば何か変だな?と思いましたが、私自身もあまり気にしてませんでした。 でも血縁関係は途切れる事は出来ないと思います。 そこでご相談ですが
➀父方の実家に出向き、今後のお付き合いの仕方等を話し合うべきなのか? それともこの先、
②完全に無視で良いのか? 迷うところであります。
私自身は率直に、当時何があったのかは問いたださずに、何も無かったように縁を戻したいと考えております。
ただし、本家の言い分も考えなければならないと思います。
※その縁の戻し方も含めてお知恵をお借りしたいと思うところですが…
もし父親が犯した事であるならば、息子である私が動かなければならない様な気がいたしました。

たまに、見覚え無いおばあちゃんの様な方が出て来て何かを言いながら喜んでいる不思議な夢を見る事もあります。
また
たまたま通り掛かったお寺さんのお釈迦様が気になり、手を合わせる機会が増えました。あとで母親から聞いたのですが、そのお寺さんに本家のご先祖様が入っていられる…との事です。
決して悪い意味で復縁を求めるので無く、これから生きていく中で、必要と直感し自分に出来ることが「今」でしか無いかと想いご相談させて頂きました。
何卒、よろしくお願いいたします。

2024年7月11日 20:21

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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

代を変えて派生していく。お父さまの想いも感じて。

そんなご事情があるのですね。では、お父さまが亡くなられた時は、父方のご親戚には知らせることはできなかったのですね。お父さまのご兄弟がいらっしゃるということは、あなたのいとこにあたる人も、きっといらっしゃることでしょうね。

連絡を取られても、あなたが傷つくようなことがあるかもしれませんし、その後のお付き合いに進展していかないかもしれませんが、そういった現実も覚悟しつつ、連絡を取って行かれるのも良いと思います。
「〇〇の息子です。父が何年前に亡くなり、連絡も出来ないでいましたが、ずっと気になっておりまして。今頃のお知らせでご無礼をお許しください」のような内容で、連絡を取って行かれるのはどうでしょうか。一度お伺いしたいと申し上げつつ、あちらの反応をみて、断ってこられるようなら、遠慮なさるのも縁かもしれませんね。
お母さまとも、ご相談なさってはいかがでしょうか。

本家といっても、代を変えて派生していくわけですから、あなたが本家として次の代へ繋いでいかれてもいいと思うのですよ。
お父さまなら、どのように願われるのでしょうかね。想い巡らせてみませんか。

2024年7月12日 7:25
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おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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蛇足かもしれませんが・・・

既に出ている回答で十分とは存じますが、

 まずは、本家のお墓参りをなさってみたら、如何でしょうか?
地方の旧家なら、お寺さんの場所やお墓の場所は見当がつくと思います。お墓の場所がわからなければ、お寺さんに聞けば教えてくれます。お寺さんに行く場合、「〇〇家の遠縁のものです。」と言って、菓子折りぐらいは持参した方が良いかも。

 そういう墓参を二回か三回ぐらいしてから、現在の御本家さんに手紙を出された方が良いのではないか、と思います。同じ手紙を出すのにしても、「勝手ながら、何度か墓参させていただきました。」という一文が入った方が相手もちょっと安心するかもしれません。

2024年7月12日 11:13
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おきもち

 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...
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お父様の法事、年賀状

祖父母がご健在でしたら孫に一目会いたいと思う可能性はあるでしょうけど、面識のない叔父叔母や従兄弟とは、普通に絶縁していなくても疎遠になる年齢だと思います。
日常的に交流がない親戚と会えるのが冠婚葬祭の楽しみです。
親戚が集まって飲み会をやるのが楽しみで法事を行う家もあります。
なので、お父様の法事を行うという口実で親戚に声をかけてみるのはどうでしょうか。
また、会ったことはなくても祖父母のお墓にお参りしたいとか、仏壇を拝みたいというのは孫として不自然ではないでしょう。
まずは年賀状や手紙を贈ってみるのも良いでしょうね。
注意点として、遺産目的ではないかと疑われないようにしてください。
面識のない親戚が急に連絡してきたら何か目的があるのではと恐がられる可能性もありますからね。

2024年7月12日 4:55
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おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

早速
ご相談のコメント
ありがとうございました。
そうですね。
父親は亡くなって38年経ちますし、本家も代変わりしている事と思います。
今になって…
と思われる事もあるかも知れませんが
ここは勇気を出し先ずは1歩踏み出す意味で、お手紙を書いて送ってみるのも考えたいと思います。
私もまだ50代です。
ここは慌てず、焦らずに時間を掛けて本家に少しづつ接して行き、仲良くして行きたいと思います。
この度はありがとうございました。
合掌

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