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娘の交際相手

回答数回答 3
有り難し有り難し 17

ご相談よろしくお願いします。
30歳になる娘が同じ会社の人と結婚を前提に付き合いを始め、6ヶ月になりました。
お互い実家なので一緒に住みたい言うことになり今回初めて彼と会って欲しいと連れてきました。
娘からは2人の間では年内に籍を入れよう、その前にお互い生活してみようという話になったと聞いていました。

正式なプロポーズや指輪をもらったりはなく2人の話しの中でということなので今回は結婚の挨拶ではなく自己紹介と同棲の承諾とのことでの挨拶とのことでした。

彼は真面目で清潔感はありきちんとした印象はありました。
しかし緊張していたのか娘との出会いや会社での娘の様子やエピソードの説明が長く肝心の自分の気持ちや考えをいつまでたっても言わなかったことがイライラしました。
こちらとしては真剣にお付き合いをしている、お互い結婚の意思があり年内には入籍を考えている、少し早いが一緒に住みたいので挨拶にきました、だけでいいのできちんと初めに話して欲しかったです。
結局、夫から それで今後のプランはどう考えてるのかと問いてやっと
物件を探しており住みたいと考えてます と口にした感じです。

私からも期限のない同棲は反対、ズルズルするのは親としては不安要素だと言ったところ
そのつもりはなくきちんと一つづつ段取りをし報告しますと話は終わりましたが
なんか要領がよくない、話しの下手な人、頼りないと言う印象しか残らずモヤモヤしました。
娘も彼も緊張してたからか普段あんまり話さないのに今日はよく話してたけどもうちょっときちんと入籍を考えてるまで言って欲しかったとのこと。
お互いに様子見ながら遠慮してたのもあり
夫婦、家族で質問などの打ち合わせもきちんとすべきだったとか色々反省したり失敗に終わり第一印象少しがっかりで前向きに考えられない日々です。
そのほか、あちらの家族は両親と弟さんで弟とは仲が悪く何年も連絡とっていないところ、お父様は会社経営でしたが15年前に倒産しその後就職し現在まで働いている、家庭の事情で一浪し奨学金で大学に行った、
うちは家族仲良いのでそこもちょっと気になりました。
2人ともいい年齢なので見守るしかないのでしょうか。

2024年9月6日 0:20

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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

苦しみの連鎖

娘さんの結婚相手との初対面で、期待していた通りの印象や態度が得られなかったこと、そして彼の家庭背景についての不安が募っている気持ちがよく理解できます。
親として大切な娘の未来について心配することは自然なことです。
しかし、仏教の「執着」の考えに照らして、この状況を少し別の視点から捉える方法をお話しします。

まず、結論からお話しますと、理想や期待に対する過度なこだわりが、不安や不満を引き起こす原因となります。
娘さんの人生を想うならや彼の未来に対して、柔軟な視点を持ち、変化を受け入れてみてください。
結婚で経験することは幸せだけでなく、つらいこともあるでしょう、それは結婚した2人が体験すべきものであり、そこに、人生の成長点があるわけです。

そして、「執着」についてですが、質問者さんが娘さんに「執着」を起こしていないかが心配です。質問者さん自身がまずは幸せになってほしいので長くなりますがお読みいただけたら幸いです。

執着は、「欲望」を生み、それが満たされないと不満や苦しみを感じます。
欲望が一度満たされても、その状態が続かないことから、再び不安や悩みが生じます。これは「苦しみの連鎖」と呼ばれ、心がいつまでも安定せず、常に不満足感に支配される状況であり、

執着は他人への依存や過剰な期待を生み出し、相手が自分の期待に応えないときに怒りや悲しみを引き起こします。

また、執着が過剰になると、相手を支配しようとする傾向も現れ、人間関係が不健全なものになります。
そして執着は自己を中心に考えてしますことで、物事を自分の利益や快楽のために捉える思考を強化してしまいます。
そうなると、他者との調和を損なうだけでなく、孤立感や孤独を深めます。
そして自分自身を不幸にしてしまう恐ろしいものです。
しかも「執着」に陥っているときは自分自身で気が付かないことが往々にしてあります。
まずは、自分自身が、「執着」に陥っていないかを考え疑うことが大切です。
それを意識することであなた自身を守ることにつながりますので是非一度してみてください。

貴方の幸せを願っています。

2024年9月6日 12:34
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有り難し
おきもち

28歳はご自分で判断できる立派な大人です。

子供が心配なのは、何歳になっても同じですよね。

子供が大人になったら、親は子供に参考意見は言えても、決して実行力があるわけではありません。
大人になったお子さんの人生は本人のものです。

これからも娘さんには、人生でいろいろと大変なことがあるかもしれません。
しかし、自分で選んだ道であればこそ、自分で乗り越えなきゃと言う自覚が出来ます。

娘さんがご自分で選んだ道を、そっと見守ってあげるのも親の役目のようにも思います。

親は人生経験が豊富でつい、口を出したくなりますが、あくまで参考意見にとどめておくのが、娘さんにとっては親の考え方を学ぶことになると思います。

娘さんが本当に困って、助けを求めて来た時には、何も言わずに気持ち良く助けてあげると良いと思います。

娘さんを信じて、娘さんの人生を見守りましょう。

2024年9月6日 10:39
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有り難し
おきもち

仏道に入門して40年が経ちました。 死ぬまで修行を続けるのがお坊さん...
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優しくお見守りなさって下さいね

拝読させて頂きました。
なるほど…あなたが不安や不満や心配になるお気持ちもわかる様に感じますね…。詳細なやりとりはわからないですけれども、しっかりとしてしっかりと言って欲しかったですよね。お気持ち心よりお察しします。
とはいえ、やはり見守っていくことでしょうね。
もうそれぞれに大人ですし社会人ですから、自らの意志で判断して行動していくものですからね。
親があれこれと言ったとしても最終的に判断して行動していくのは本人達です。
これから彼らが身をもって考えて行動して体験しながら自らの人生を歩んでいくのですからね。
なかなか言動や態度には不満も不安もあるでしょうけれども、つかづはなれず優しくお見守りなさって下さいね。
あなたやご家族やお子さん達がこれからもお互いを尊重し思いやりながら健やかに成長なさったいかれますように、皆さんがこれからもお互いを大切になさり心から幸せに生き抜いていかれますように切に神仏や皆さんのご先祖様に祈っております。至心合掌

2024年9月6日 13:36
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

この度はありがとうございました

この度ふありがとうございました

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