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怒りから開放されたい

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はじめまして
おかしな人に嫌がらせさせてほとほと疲れ果てているので相談させてください

嫌がらせ犯をAさんとすると、Aさんと私は元々SNS上で繋がりがあった人なのですが、「今日の服かわいい〜」みたいな何気ない雑談に対して突然「顔はブスって言いたいの!?」といきなりよく分からない怒り出し方をされ、それ以来SNS上で
「(私さん)は色んな人に対してブスと言って回っている」「匿名掲示板に愚痴を書き込んだら、複数人から『お前が間違っている』と言われた。これは(私さん)の陰謀に違いない」
「自分が職場の人に虐められたのは(私さん)のせい」
などといった事実無根の悪口を書き連ねられています
あまりに支離滅裂な悪口のため信じる人がほぼいないのがまだ救いだとはいえますが、正直ものすごく腹がたっています

上記の件について弁護士にも相談したのですが費用面や利用しているSNSの運営がそういった嫌がらせに対する対応(開示請求して裁判して……といったようなこと)について非協力的であることもあり、法律的にAさんをなんとかすることはかなり難しいらしいです

なので心を整理して折り合いつけるしかないのですが、自分に一切非がない、仮に最初の一言に対して誤解させるような余地があったとしても、散々悪口や風評被害を言い募られるほど悪いことはしてないはずなのにと思うと腹立たしいやら悲しいやらで全く心の整理ができません
「自分が嫌な目に合わされた分かそれ以上の嫌な思いをAさんにさせてやりたい。天罰が下って欲しい」という怒りに心を囚われています
理不尽に傷つけられたことに対して、相手を傷つけ返してやりたいというのは正常な心の動きだと思っています

ただその一方で怒ることに疲れてもいます
怒りに心を囚われた状態では、大切な家族や友人に対する当たりが強くなってしまうような感覚もあります
(自覚しているのでできるだけ表面化しないよう気をつけてはいますが……それでもうっかり強く当たって傷つけてしまったら、と思うと怖いです)

なのでなんとかこの怒りを、可能であればAさんのことも綺麗さっぱり忘れてしまいたいです
その助けになるような言葉をいただけるとありがたいです

2024年9月19日 13:40

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

間違った形で自分をすくい上げることに必死な悪魔を憐れむ

境界性パーソナリティ症や自己愛性パーソナリティ症と分類されてしまうような、悪気はなくても自分中心で、迷惑な方、困ったさん、激しい方というのは、生まれも育ちも最初っからそうだった訳でもなく、たまたま、ここ十数年間、数十年間、あるいは数年、数か月の間にそのような精神性が形成されてしまって、他人を傷つけたり、ケチやイチャモンをつける心理状態にあるぞ、ということのなのです。
あなたと出会う前のたまたまここ数年来でその人も何らかの負の因を受けてしまってあなたに八つ当たりアクションをしてしまっているのかもしれません。🦆。

皆さんの人生における理解不能な凄まじい人って、誰かに嫌がらせをしたり迷惑行為もするものでしょうが、それも本人の精神状態がMAXでいっぱいいっぱいになっちゃってるだけなのです。
SNS上でも猜疑心まみれの過剰な陰謀論者さんや、すべて自分が正しい人、まわりのみんなが私を攻撃してくる人のよう思える過敏になってしまっている人という感性の人がおられますが、実は、そういう心理も本人こそ一番困っているのです。直し方がわからないから当たる。本人が苦しい状態ゆえに発散方法が「いわゆる過激な」形になっているという訳なのです。
なので角度を変えてみれば(# ゚Д゚)アタシ今めっちゃしんどい状態だから早く救われたいから今の鬱憤アンタで晴らすわ、という状態なのです。うげげ
迷惑だとすらも思っていない程の自分しか見えていない心理状態なわけです。
だから、距離を置くで正解。話しかけるなら褒める。敵意はない、その困窮には私もそうだったけどこれが効くよ、大丈夫だよ私はあなたの味方というような姿勢を示しましょう♡カカワリタクネーケドナ
もともと人間は生命としての作りというものはどこ県生まれであっても、おおよそ大体同じなわけですから、同じことで悩んだりイラついたり、発散したがっているだけなのです。
祖師や立派なお坊さんが哀れみの心を持ちなさいというのは、実はそういうところの痒い所を分かってあげなさいという示しでもあるのです。
彼女は、親や家庭や元カレや自分の願望とのギャップや現実が合わない環境だったりで、本人がMAXいっぱいいっぱいになっているだけ。あなただって、まさかそんな人に出くわすなんて会うまで想像もしていなかったはず。
思い通りにならない者同士、弱者の視点をベースにする事です。

2024年9月19日 15:22
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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

静観していきましょう

拝読させて頂きました。
あなたはその人から事実無根のことでいやがらせや誹謗中傷を受けているのですね。その人への怒りが収まらずに仕返ししてやりたいという思いが湧き上がってくるのですね。半面その人のことはもうきれいさっぱり忘れたいとも思っているのですね。詳細なやりとりやあなたやその人のことはわからないですけれど、あなたのそのお気持ち心よりお察しします。
丹下師がおっしゃっておられるようにその人の心の中は目いっぱい追い込まれているのではないかと想像します。詳細なその人の状態や心のありようはわからないですが、あなたや他人のせいにしたりありもしない悪夢に追い込まれてパニックになっているのかと想像します。
その人が精神科に通っていたり専門医の診察を受けておられるのかはわかりませんけれど、その人の言動や態度の異常性に周りの方々も気が付いているでしょうからね。
ですから怒りの気持ちよりも冷静にその人の言動を観察して落ち着いて対応することが望ましいのではないかと思います。
SNSでの削除依頼については公的相談窓口やプロバイダーやサイト管理者に相談して適切に対応してもらいましょう。
https://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken88.html

いずれにせよ、一息落ち着いてみて冷静にその人の言動を静観していくことです。その人はおそらく心の病をわずらっているのです。おそらく治療やカウンセリングを継続して受けなければ平静にはならないでしょう。つまり落ち着いてコミュニケーションを取ることできない状態にあるのです。同じ土俵に立って怒りをあらわにしても無益なのです、かえって怒り損かと思います。

そのうちに落ち着いてくるでしょうからね。あなたがその様な悪意や悪言に惑わされてることなく毎日を心穏やかに安心してご生活なさることできます様に、皆さんと豊かなコミュニケーションをとられて充実して毎日を生き抜いていかれます様に切に祈っております。そしてその人の病が回復なさりご縁ある方々と穏やかに仲良く生きることできます様に心からお祈りさせて頂きます。至心合掌

2024年9月19日 17:15
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有り難し
おきもち

個別相談可能
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラーメンが有名な処です。)これからも皆様のご質問に対して誠心誠意回答させて頂きたいと存じます。まだまだ修行中の身ですので至らぬ点あろうかとは存じますが共に精進して参りましょうね。お寺にもお気軽に遊びに来てください。
ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。 人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。 仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。

質問者からのお礼

御二方ともありがとうございます
彼女は気の毒な方なのですね
ただ、それは彼女と実際にやり取りする中でも何となく感じていました
なんていうか、言葉の上では悪口を言って勝ち誇り悦に浸ってるように見えるのですがどこか余裕がない感じがするといいますか……

だから気の毒に思って、本当は「Aさんに悪口を言われてます」と名指しで言い返してやりたいところを堪えて、「私に関する悪口を流してる人がいるけど事実無根ですよ」と彼女の名前を伏せて自分の名誉にかかる部分のみ発信しました
そういった思いやりさえ彼女には「ビビってるから直接言い返してこないでやんのw」と嘲笑の上踏みにじられてしまいましたが……
「Aさんにも同じように不幸になって欲しい」と思うようになったのはそこからだったと思います

最初は「気の毒だな……」と相手に対して思える余裕があったのに、いつの間にかAさんの怒りのパワー?にこちらまで巻き込まれていたようです

許したり完全に忘れたりする……のはまだ難しいけど、御二方のお陰で「あの人のことはもういいや」という最初の余裕ある気持ちを思い出すことが出来ました
改めまして、ありがとうございます

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ