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母の死

回答数回答 2
有り難し有り難し 23

お世話になります。

母一人子一人で一人っ子の私が嫁いだ先の近くに母はアパートを借りて住んでいてくれました。(他県にちゃんと家があるのに…)
先日、いつも連絡する時間に電話しても出ないのでおかしいと思い、母のアパートに出向くと布団の上で冷たくなっていました。死後硬直も始まっていました。
死因は脳内出血とのことでした。

うつ伏せで亡くなっていたので、顔が穏やかとは言えない感じになっていて、本当にショックでした。
しかも私は一ヶ月半前に出産したばかりで母に八つ当たりして酷いことばかり言っていました。謝らなきゃと思っていた矢先にこんな事になってしまい、後悔してもしきれないです。

昔からケンカが多かったけど大好きだった母。突然あんな形で逝ってしまい悲しいし、淋しいしで身体が張り裂けそうです。
どのように受け入れたら良いのか…

こんな事にならないために、近くに住む事にしたのに、一人で死なせてしまった。
もう一度会って母に謝りたいです。
助けて下さい。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

きっとお母様に思いは伝わっています

ちびさん。大切なお母様を亡くされて本当にお辛いと思います。

人間は必ず死にますが、死で全てが終わりなわけではありません。(と私は思っています)

仏教では六道輪廻と言って死に変わり生まれ変わりして地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天、の各界をぐるぐる巡ると言われています。
だから、死んで全てが消滅してしまうわけではないのです。

それにお母様はちびさんを心配して近くに住んでおられたとの事、娘のちびさんとどんなに喧嘩してもちびさんの事は本当に大事に思っておられたことでしょう。
もし、辛くいのであればお位牌に向かって話してみて下さい。

そして心を澄ませてみてください。

きっとお母様の心が伝わって来ると思います。

日々お母様を思い出して手を合わせてみてください。
お母様との新しい繋がりを感じられるのではないかと思います。

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仏道に入門して40年が経ちました。 死ぬまで修行を続けるのがお坊さん...
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亡きお母様とのコミュ二ケーションは可能です

懺悔文(さんげもん) というものがあります。
御霊前でお母様を思い出しながら真心を込めてお念じ下さい。

「我昔所造諸悪業 皆由無始貪瞋痴 従身口意之所生 一切我今皆懺悔」
よみかた
(がしゃくしょぞうしょあくごう かいゆうむしとんじんち 
 じゅうしんくいししょしょう いっさいがこんかいさんげ)

直訳
我昔よりつくりし所の諸々の悪業は
皆始まり無き貪瞋痴(欲・怒り・無明)によるものであります
身と口と心より生み出してしまった諸々の悪業
一切わたしは皆懺悔いたします

人間は生きていく中で、何が罪となるかはわからんものですね。
お母さんがもっと長生きなされていたらキチンと話し合いや和解もできたことでありましょうにねぇ。
お母さんの笑顔をあなたの心の中で取り戻せるまで懺悔(さんげ)をなさり、対話をなさることです。
もし、それでも罪の意識がぬぐわれない、心残りがおありなようでしたら菩提寺さんや当山にご相談にお越しください。

お母さんがご存命中の会話であっても一対一では感情的になってしまうこともあったのではないかと思います。
これは別に法事のススメではないのですが、実は、最近坐禅会に次いで、お悩み相談や、法事、供養の申し込みが増えています。菩提寺を持たない方や、霊園で見ず知らずの格安派遣僧侶にお願いしていたという方からです。
我々寺院の宗教者の立場、役割というのは、法事の際に亡き人と生きている人との間に、オフィシャルな仲立ち的立場として亡き人との関係を取りもつという司祭者でもあります。
人間というものは独りではどうしても解決つかない悩みというものがあるように思います。
自分で自宅で一人で供養するのはどうしてもプライベートな供養です。
第三者の公的立場の人間の手を借りることによって、亡き人と、プライベートではない、オフィシャルな視点で対話がなされることができるものです。
第三者を通すことによって、私的感情で正論化され片づけられることが無く、冷静な視点となってはじめて救われていくということがあってはじめて良い供養になるのだなぁ、ということを宗教者の立場として逆に勉強させて頂く機会を得ました。このようなことを最近感じています。

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質問者からのお礼

ありがとうございます。
頂いたお言葉の一つ一つを大切に心にしまいました。
母の位牌と向かい合って話してみようと思います。
母との新しい繋がりを感じられる日を楽しみにします。

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