一人でも強く生きていきたい
はじめまして。30代独身女性です。
子供の頃から親との関わりが薄く、甘えることもあまりなく育ちました。実家の家族は両親、私、妹、犬です。
父は昔から酒乱で、小学生の頃飲酒運転で警察の検問に引っかかったり、パチンコで借金をして母に土下座している姿を見たり、私が父に意見や気持ちを伝えると家の中をひっくり返してめちゃくちゃにしたり、身体的暴力はないものの激しい姿を何度も見てきました。
昔は勉強をとても頑張っていたので、高校で特待生になり、進学クラスに編入しましたが、もともと勉強が好きではなく無理をしていたのか過敏性腸症候群を発症し、現在も続いている状態です。この症状が出てから、自身が臭いと思い込むようになり、人間関係に支障がでて大学も途中でやめざるを得なくなりました。現在やっと症状も和らいでおり一人暮らしですがまだ経済的にも精神的にも波があります。
大学を退学後、仕事をしながら保育士の資格を取り実際のお仕事を通して自分の家が普通ではなかったとか、自分の親は自分に興味がなかったなど、大人になって自分の家について改めて気づくところがありました。
しかし、親は優しいところもありこれらが全てではないので完全に家族との関係は断ち切れないでいます。
そして自身の精神的、経済的不安定さや、マンションの近隣住人の付きまといに合ったりした経験から、ここ数年は実家に帰ってやり直したいと思うようになりました。
事情を話して半年だけでもと、期間をあけて4回ほど相談しましたが、許してもらえず付きまといや嫌がらせの件も信じてもらえませんでした。
妹は一人暮らしから戻ってを2〜3回繰り返していたので、なぜ自分はだめなんだろうと何度も思いました。
実家には大切な犬がいまして年齢的に心配で様子を見に帰ったり、散歩に一緒に行ったりしておりそれが今の私の唯一の楽しみです。周りからはなんで一緒に暮らさないのとか言われるし、実家暮らしの友達の話を聞くと羨ましくなります。
恋人作りにアプリなどをしたりしましたが上手くいかず、この年までほぼ恋愛経験をしないまま来てしまい半ば諦めております。
最近、仕事を通して新たな目標ができ、士業の資格を取って独立しようと決めたところです。
色々とお話しましたが、こんな自分でも今後一人で強く生きていける心の在り方を教えて頂けますでしょうか。
長文ですみません、よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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周りの支えと共に歩いていくことが「自立」だと私は思っています
今までよく頑張ってこられましたね。
近隣住人の付きまといはおさまりましたか?心配です。マンションの管理事務所や警察にも相談をしましょうね。あなたの通報があれば、防犯カメラのチェックや取り付け、警察の見回りもしてくれると思いますからね。一人で我慢しないでね。
怖い経験があると、誰かにそばにいてほしいと思いますよね。実家に帰りたくなるのも当然だと思いますが、家庭での体験がトラウマにはなっていませんか。家の中でも家族に気を遣う生活は、あなたが素直に甘えることを我慢させてしまうようにも思います。
一人でも強く生きていきたいという質問ですが、一人で強くなるなんて とても孤独だよ。本当に強い人は、頼れる先をちゃんと知っています。いざとなれば、頼る先にしっかり手を伸ばします。そうやって、周りの支えとともに歩いていくことが「自立」だと私は思っています。
あなたには、保育の仕事もあるわ。仕事を通して繋がった仲間もいるでしょう。あなたを頼りにして笑顔を向けてくれる子どもたちもいるでしょう。私たちハスノハのお坊さんもいますよ。実家だけが帰る場所ではなく、気持ちを下ろせる場所や吐き出せる相手を増やしていきましょうね。
甘えることも、弱音を言うことも、悪いことじゃない。
そうやって周りを頼りながら、自分を労って大事にしてあげよう。あなたの周りには、味方がいっぱいなのよ。
恋人つくりも、素直に「ありがとう。嬉しい。楽しいよ」って気持ちを下ろしながらゆっくりコミュニケーションを図ってみて。友達から始めればいいんじゃないかしら。
あなたの新たな目標を応援しています。
あなたの頑張りは、きっと自分を助ける力になりますよ◎
はな 様 相談ありがとうございます。
強く生きていきたいとのご希望ですが、
ただ強くあろうとすると、無理を生じてしまいます。
過敏性腸症候群などのストレスからくる症状は繰り返しますから、
強く生きたいと思う前に自分をいたわり思いやりを向けていきましょう。
ここでいう思いやりとは、
まず、過去の自分は頑張ってきたと何度も思うことです。
過敏性腸症候群は自分のせいではないし
甘えることができなかったりするのも自分のせいではないと理解することです。
あなた自身は悪くない、いまの孤独感のような感じは
自分に責任はないと思うようにすることです。
そして
自分を癒やすことです。
落ち着く場所、安全安心感を感じる場所や行動をして、
心と体をリラックスさせて、呼吸法なども取り入れてください。
そうして、自分自身のことを、判断せず、評価せず、
ただそこに居て良い存在として自分を受け入れることです。
さらに、
信頼できる人から思いやりや優しさを向けられ受け入れた時の
心の温かさや穏やかさ、落ち着きなどを瞑想などで感じるようにして、
自分自身に思いやりや優しさが溢れるように感じていくと、
思いやりを自分や他人に向けていこうとする
強さや勇気を発揮できるようになり、
目指しているものに向かうことができるでしょう。
人生は人間関係に苛まれて、辛い時が多いかもしれません。
でも、自分自身に思いやりを向けることを続ければ
辛く苦しいことも、耐えることもでき、乗り越えることもでき
やがて優しさに包まれて、誰かと笑顔で過ごしているでしょう。
私はそう思います。参考にしてください。
一礼
質問者からのお礼
各先生方
お礼が遅くなりまして申し訳ございません。まとめてになりますが、各先生方へお礼をお伝えしたいと思います。
釋先生
アドバイスありがとうございます。
過敏性腸症候群はもう長い付き合いでして、併発して自臭症もあり、外に出るのもおっくうで日常生活が普通の人より辛さも疲れも感じやすいです。
最近、完治したかと思いましたがぶり返し、なんとか日々を生きているといった状況です。
最近、瞑想を寝る前に取り入れ始めたら精神的に落ち着くようになりました。また、遠方に一人旅へ行くと、日常から離れられ自分の今の悩みなどを冷静に見つめ直せるのでなるべく悩みを忘れる方法を考えたりしています。
あとは、先生の言う通り、自分を大切にするために自分を嫌う人との関わりについて線引きする事を意識したら、現在仕事内容も人間関係も恵まれたところにご縁が出来たため、長く自分の居場所にできるように周りの人を大切にして長く勤めることができればいいなと思っております。
元々育ってきた家庭がマイナス思考の家庭だったので、自分を大切にするための労りや意識改革をしっかりしていきたいです。
ありがとうございました。
中田先生
アドバイスありがとうございます。
当時の心境としては、マンションに住むより実家に帰るほうがましと言った気持ちがあり、とにかく怖くて実家に戻りたいといった気持ちでした。
実家に断られ、しばらくは警察や近くの知り合いに相談したり家に来てもらうことで気持ちを落ち着けていました。
そして、実家や身内よりも周りの方々が優しいと感じることもあり、現在の職場は仕事内容も人間関係も恵まれているため、そういった所を自分の居場所として経済的にも精神的にも自立していけたらいいなと思います。
恋愛へは今現在気持ちが向いてなくて、仕事や将来の目標に向かって進んでいきたい気持ちが強く、そんな中でご縁があれば焦らず関係を進めていけたらいいなと思っています。
ありがとうございました。