相手の立場に立って行動することについて回答受付中
相手のことを考えて行動しなさいと親から教わりました。喧嘩が起きた時相手の立場になってかわいそうとか思って共感してしまい、先に謝るとこちらが全て悪いという風になり責任を取らされてしまいます。そのうえ相手が悪い部分に至っては相手が勝手に責任の取り方を決めてしまいうまく解決できないでおります。またこちらが謝罪せず、間違ったことはしていなくて正論を言っていると相手が仲間を呼んできて数を増やし、嫌がらせをしてきて自分達の条件を無理やり飲ませようとしてきます。その時に家族や友達にも迷惑がかかってしまい、どうしても屈してしまい負けてしまいます。その話を相手が進めていくと相手がこちらの条件を勝手に決めてしまいます。簡単な物にして条件を達成し自分達の話のために嫌がらせをし続けてきます。周りの人に迷惑をかけたくなくてこの時に助けを呼ぶことができず、呼んだとしても相手は納得せずずーとわがままを言い続けてくるだろうと予測できるような残念な性格をしています。
相手の立場に立って行動するというのはどのように行うことが世間一般的に正しいのでしょうか?教えてください。
失敗 大切な人に迷惑をかけたこと
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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自分が嫌だと思うなら、相手のことばかりを優先しなくていいのよ
相手のことを考えて行動をすることは基本ではありますが、自分が嫌だと思うなら、相手のことばかりを優先しなくていいのですよ。
より良いコミュニケーションや、日頃の行動の中で、(私ならこう思うから、きっと相手もこんな気持ちじゃないのかな)と、自分も含めて考えるから、相手の立場にもなれるのです。
「相手のことを考える」ことは、何でも相手の主張を聞き入れることではないので、相手があなたのことも考えず 無理を押し付けてくるようであれば、それは理不尽な状況やトラブルに発展する可能性のサイン。
相手が仲間を増やし、嫌がらせをして、無理な条件をのませる。それは暴力ですよ。人権男女共同推進室、全国共通人権相談ダイヤルもありますからね。ご相談くださいね。
まわりに迷惑をかけると思わずに、困った時やSOSは、ちゃんとあなたの味方でいてくれる人に知らせましょうね。
人生の応用問題には、「硬軟両様の構え」で
ハスノハにようこそ。ご相談を拝見して、ななしさんもそして親御さんも心の優しい方なのだなと、伺いました。ななしさんに「相手のことを考えて行動しなさい」と教えた親御さんも、その言葉を大切にして生きてきたななしも素晴らしいです。もし、世の中の人々が、ななしさんや親御さんのように「相手のことを考えながら行動」できていたら、今回のような理不尽な出来事は起こっていないでしょうし、国内外の争いや理不尽・矛盾は格段に減っているはずです。私たち人間の住むこの娑婆世界はそれぞれが抱える煩悩の影響を受けているので、その中でも生きぬくためには、人生の応用問題に向き合う必要があるのです。
「相手のことを考えて行動しなさい」とは、人生の大切な基本です。すべての分野に基本と応用があるように、今回のご相談は人生の応用問題に当たります。ななしさんは、理由もないのにこちらから先に謝ったり、責任を取る必要はありません。相手の嫌がらせに屈したり、相手が勝手に決めつけた条件を一方的に飲む必要はないということです。ひょっとすると相手は、ななしさんの優しさにつけ込んで自分たちに有利にことを進めようとしているのかも知れませんね。
そのような人と向き合うヒントは、「硬軟両様」です。「主張と譲歩」です。相手の言い分を一旦聞いた上で、ななしさんの正当性も主張し、互いの妥協点を探る。いわば「交渉術」です。ななしさん一人で心細いなら、ななしさんの見方になってもらえる人に立ち会ってもらったり、具体的に相談できると安心ですね。すべて、一人で立ち向かう必要はありません。様々な助けを借りてよいのですよ。ハスノハのオンライン相談でも、1対1でより個別具体的にご相談をお受けできます。どんな助け(=仕組みや制度)があるか調べてみると、案外、世の中捨てたものではないなと心が軽くなり、視野が広がっていきますよ。私のように。これからの日々を、ハスノハ一同応援しています。