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父親の再婚

回答数回答 2
有り難し有り難し 18

初めまして、家族の事を相談させて下さい。
私の父親は去年再婚をしました。お互い3人の子供持ちの再婚だったのですが、父親と向こうの家族とは頻繁に会い関係を4年ほどかけて築いていました。こちらの家族と再婚相手の家族とはまったくと言って良いほど接点はなく。最終的には先生(義理の母)の子供と言う認識で親は去年再婚をしました。

お付き合いしてる事を伝えてくれていたらとても楽だったのですが、そう上手くもいかず。お互いの家族が殆ど会わないまま今年の1月に一緒に住み始めました。育った環境が違う、年齢も1番下の子とは13も離れてます。わがままを言うのはお門違いだと思うのですが、4ヶ月過ごしてきて。

新婚の二人の様子や、相手の子供に対する態度、自分の子供のことは見えてないような感じがして凄く居心地が悪いです。義理の母とは目も合わせられないし、話すのも息が詰まります。本当はもっと心を広くしなくていけない、受け入れなくてはいけない気持ちも分かってはいるんですが。

柔軟に考えられず尖った言葉を使ってしまいます。昔、父親が仕事一生懸命してて出来なかった子育てを再婚相手の子供にしている。父親の姿を知ってるので甘えられない私達よりも、甘えてくれる再婚相手の子供を可愛がる。可愛がられている姿を見ると、どこか父親を取られてしまったと感じてしまいます。

我慢しなくてはいけない事も、こんな酷い考え方も捨てなきゃいけない事も分かっているのですが。過ごしてる中で沸々と汚い言葉や思いが出てしまいます。こういった時はどうしたらいいでしょうか? 長文で質問してしまいすいませんが、お答え頂けると幸いです。

お願いします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

少しの気遣いと少しの我慢

せみ。さんへ

新年早々、心の準備も無く突然家族が増え、せみ。さんは大変戸惑っている事は良く分かります。

お父様はお父様なりにそれぞれの子供の事を気遣っているでしょうし、お義母様はお義母様なりにそれぞれの子供の事を気遣っていますよ!子供の事を考えない親はいない。親は、自分の事以上に子供の事を一番に考えています。その上でのそれぞれの親の判断、それはそのまま受け入れましょうよ。

血の繋がりが有ろうが無かろうが、家族は家族。
家族を潰すのは簡単、皆それぞれに好き勝手すればいいのだから・・・
家族を円満にしていこうとすれば、お互いがお互いの事を認め、少しの気遣いと少しの我慢だと思います。

家族は大事ですが、せみ。さんは、もう子供じゃないので、親から独立・自立を目指しましょ!

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有り難し
おきもち

昭和43年、奈良県葛城市生まれ。子授け寺浄願寺の住職、鷲尾隆仁。 日...
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今が肝心な時かと、話す場を設けてください

せみ。様こんばんは、はじめまして。ご相談拝見しました。突然に家族が増え、しかも年頃ではあるが年代の違う皆さんでの同居、お父さんの変化・・・とまどうことばかりですよね。

せみ。様は、お父様の姿を見て、昔自分たちにできなかったことを再婚相手のお子さんにはしていて、お父様を取られたような感じがするとおっしゃりますが、実はお父様はせみ。さまたちにこそ甘えてほしいのかもしれませんよ。
長年暮らしてきた家族だからこそ今さらどうしてよいかわからない・・・だからこれからの家族にはそういう思いはさせない、という考えなのかもしれません。

最初が肝心です。一つ屋根の下で暮らす新しい家族の歩みが始まったばかりなのですからいきなり上手くいくはずがありません。
ここはお父様にある意味甘えて思いを伝えてみてはいかがでしょうか。尖った言葉でぶつかるだけではいけませんよ。せみ。様が感じているお気持ちを素直に話してみてください。

お父様も待っているかもしれません。もしくはどうしていいかわからないのかもしれません。

みんながそれぞれ何かを我慢してもっともらしい家族を演じるのではなく、みんながありのままで尊重し合える家族を目指しましょう。
血のつながりだけが家族ではありません。お義母さんも、お義母さんの連れ子さんたちもみんな不安があるはずです。きっとせみ。様だけでなく、皆それぞれ数か月暮らしてみての思いがあるはずです。
だからせみ。様の思いを伝えると同時にお父様やお母様の思いもきちんと聞いてくださいね。

中々あらたまって思いを確かめる機会のない家族という形だからこそ、そういう場を設けてみましょう。

思いを100%言葉で表すことはできないですが、それでも言葉にしないと伝わるものも伝わりません。

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有り難し
おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
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質問者からのお礼

鷲尾隆仁さま
ご回答ありがとうございました。仰る通りなのかもしれません、血の繋がりがなくてもあっても家族になるという事。頭の中で分かっていてもなかなか割り切れない自分自身が在ったのかもしれません。親からの独立や自立出来てない現状は、父親が自分を必要としている、それに応えてしまう自分が在る環境こそがその悪循環を生んでるんだと思いました。

離れる所は離れなければいけない、今は相手の事を考えて我慢をもう少し続けてみようと思います。お答え頂け本当に嬉しいです、ありがとうございました。

古武文法さま
ご回答ありがとうございました。確かに父親が頑張ってる姿は目に見えて感じられます、そう言った部分も長女として受け止めて背筋伸ばすべきだと思いました。確かに私なんかよりも義理母やそっちの子供の方が不安に感じてる部分は多いと思います。父親と言うのは私にとって一番偉くて、一番大好きな人です。

自分を誰かの子供であると認めさせてくれる唯一の人です、気恥ずかしさはありますが話す機会を作って行こうと思います。良い家族、兄弟、親子関係を築けるように精進しようと思いました。お答え頂けて本当に嬉しいです。本当にありがとうございました。

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