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仕事を誤魔化した際の懺悔

回答数回答 2
有り難し有り難し 6

お世話になります。
自分は転職して半年程になり
以前より現在の会社の社長を知っており
凄く好きで現在半年働いております。

ペンキ業で営業職です。
会社自体も凄く体育会な所もあり
自分もスポーツはしていたので凄く楽しいのですが。

今月より少しヤンチャな先輩に同行する様にもなり
営業ですがぺんペンキを塗ったりの作業もあり自身は不器用な所もあり
先輩が思った通りに行かず途中で会社に帰る様に命令を頂きました。

そしてその先輩とは自分が歩みよっても距離があったのですが
そういった状況で少し疲れており
会社にペンキの缶が配達業者さんが持ってきて自分が受け取りをしました。

そして別の先輩が缶が凹んでいると騒ぎになりました。
自分はとっさに受け取りした際は確認したと意地になってしまいました。
それから夕方にその先輩に呼び出され
防犯カメラが会社にありそのカメラを見たところ入ってきていた時より缶が凹んでおりました。

その事でその先輩にもかなり怒られ
嘘はあかんと見てなかったら見たいないと言おうと叱責頂きました。
仕事の方々も自分は体育会系で好きであり
その後1人のご年配の方よりも冷たくあしらわれる様な感じにもなりました。

嘘をついたとは思っていないのですが
強制的に帰社させられたこともあり
メンタル的に少し疲れてたとはいえ
しっかりと受け取りをした時に製品を見ていなかったのに見ましたと言って
大好きな職場の方々の信頼を失ってしまった事を現在懺悔しております。

もしよろしければこの様な時の心構え等教えて頂ければと存じます。
よろしくお願いします。

2025年2月28日 19:46

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ミスは誰にでもある

ミスは誰にでもあるので、やってしまったことは仕方ありません。
心が乱れているときや焦っているときは不注意のリスクが高まりますしね。
あまり気にしないで、普通に明るく仕事することが大切です。
一方で、あなたはヘマをした後輩なのだから、職場であまり偉そうな口の利き方はしないように、謙虚な姿勢でいきましょう。
でないと先輩から「能力が低いくせに偉そうな奴」と思われます。
その場合、先輩はあなたに対して、まずは能力の低さを自覚させたくなるので、あなたを厳しく叱って鼻っ柱をへし折りたくなります。
能力が低いのは別に構わないのです。
能力に見合った態度や、能力よりもさらに低姿勢(謙虚)な態度なら、周囲の人もあなたを応援したくなります。
今後、少しでも自分のミスかもしれないと思ったときは誤魔化さずに「あ、もしかしたら自分がミスしたかも」と自分から先に口に出しましょう。
それで、結果的に自分のミスじゃなかったとしてもそれで良いのです。
自分のミスを疑う注意深さ(リスク管理の姿勢)は高く評価される可能性がありますからね。

2025年3月1日 8:15
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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

仕事の厳しさを感じて、誠実に向き合いましょう

たぬさん

こんにちは
お相談拝見しました。

仕事においての人間関係は、いろいろな人がいますので、
気疲れするようなことも多々あると思います。

しかも、得手不得手に関わらず行動しないといけないのが
仕事というものであるのも事実です。

その仕事において先輩の思っているような結果を出せなかったのなら、
それは帰社を命じられても致し方ないことではないかと感じました。

特に職人さんの世界では、結果が残るものですし
お客様からお金を頂いてするのですから
言い訳の通らないのが仕事の厳しさなのかと思います。

よく言われるようなパワハラのような部類でなければ
できていなかったご自分の仕事に対する甘さを感じて努力した方が、
今後のためになるのではないでしょうかね。

そのことよりも重大なことは
あなたが嘘を言ったことでしょうね。
自分では嘘をついたとおもってなくても
相手が嘘をつかれたと思ったら、
それはたぬさんへの信頼をすることができなくなってしまいます。

またここにメンタル的に疲れていたという言葉も書かれていますが、
そこも相手からするとその言い訳の気持ちが伝わってしまって
鼻持ちならない者になってしまいます。

絶対に嘘をつかないというのは、人間関係を築く上での最も大切な誠実さです。
そして、できないことしでかしたことへの素直な謝罪が必要になります。

たぬさんも40代ということですので、
一般男性としてはプライドもあり面子もおありでしょう。

そんな中で叱責されたり、冷たくあしらわれると
ひどく傷つくことすし、腹立たしいことでしょう。

ですが、ここは仕事の厳しさを教えてもらっているつもりで
懸命に仕事に向き合ってください。

見えているところだけではなく陰の努力もして、腐らず誠実に仕事に向き合う気構えがあれば、失った信頼も戻ることは全然できることです。合掌

2025年3月1日 16:00
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有り難し
おきもち

護摩行1200回以上・滝行:1100回以上もすると、お話しできることもできてきた行者です。 元々は在家の出身ですが、17歳で出会った師匠の生き方に感銘を受けて、18歳から師匠のところで内弟子修行。 ただ、この時点で師匠が僧侶であることを知らなかったという間抜けな弟子入りでした。 一体何になるために弟子入りするのか、その時はわからないままだったんです。 多感な時期に、弟子にならずにはおられないほどの生き様を見せていただけたことは、私にとって生涯の幸せだと今は思えます。 その後、内弟子行12年の間に夜中行・護摩行・籠山行・滝行・お百度行などを経験させていただきました。 結婚と同時に小さなお堂を預かって師匠のもとから独立。年間数百回を超えるご相談を聞いております。 人々を幸せに導く行者として、60歳を超えた今も季節を問わず変わらず修行を続けております。 また、別に事業もしておりますため、マーケティングやセールスなどにも詳しくなって、娑婆の厳しさと理不尽さも舐めてきています。 本当に救われる信仰として、実践に則したお話をさせていただきます。

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