お墓の開眼供養について
曹洞宗の副住職をしているものです。
在家のお墓の開眼供養はどのようにしておりますか?
特に開眼供養の回向を教えていただきたいです。
御寺院さまのご教示のほどよろしくお願いいたします。
お坊さんからの回答 4件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
開眼供養
先ず、副住職さんという事は、住職さんがいらっしゃるのでは⁈と思います。
曹洞宗はご存じのとおり口伝も重要だとの考え方がありますし、お寺に伝わる伽藍法も大事にしています。
筋から言うと、住職さんにお聞きするのが良いと思います。
ご病気などの事情があり、それが叶わないような時は『温故知要(おんこちよう=本山知庫寮にて販売していると思います)』などで研究しながら近くの頼れそうなご住職に教えていただくのが良いのではないでしょうか❓
お経だけでなく、作法もありますのでメールや電話では正確にお伝えするのが難しいかもしれません。
宗の出版部
こんばんは。私は浄土宗ですので具体的な内容までは拝見しておりませんが。
「曹洞宗 回向集」を検索すると、『曹洞宗回向要集』という書籍があるようです。
まことに差し出がましくも、こちらをお探しになっては如何でしょうか。「像塔開眼供養」という項目もあるようです。
師匠は何も教えてくれません
しゅんさん、日々の檀務お疲れ様です。師匠や周りの寺院さんがいるならそちらで教えを乞いましょう。しかし、何も教えてもらえなかった。 もしくは教えてくれなかった。 もしくは周りに親しい お寺さんがいなかった。
私も誰も何も教えてくれませんでした。何か問題があった時にその人から教わったと言うと 責任が取れないからでしょうね。だから、青山社刊『洒水、点眼、撥遣作法』を購入しました。曹洞宗なら、各寺院に送付されているかも…知れませんね。
青山社は結構 いろんな法要の作法 進退が乗っておりますので是非とも こちらの会社のカタログを取り寄せてください。私からは以上です。
何の功徳を何のために
個人的には、何(どんな善行為)を行った功徳を、何のため(誰のため)に回向するのかを施主様にもわかりやすく宣言するのが理想的だと思います。
お墓・卒塔婆や仏像を建立するのも善行為ですから功徳があるでしょう。
回向でそれを表現するのがやりにくい場合は、表白(法要冒頭の宣誓文章)で表現しても良いと思います。
また、自分の身内への回向に加え、一切衆生のための回向もすることが仏教的だと思います。