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男性に対してのお付き合い

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有り難し有り難し 7

今、約2年お付き合いしてる方がいるのですが、どう接していいか分かりません。友達みたいに接してはいるのですが、果たしてこれでいいのだろうかと不安になります。それと
彼は、ほんとに私の事好きなのだろうかって信じきれてなくて、怖い気持ちでいっぱいになります。だから、これが原因で嫌な雰囲気なってしまうことがあります。彼の過去を掘り返したり、勝手に嫉妬したり、遠回しに責めてしまいます。最低な私です。最近彼を傷つけてばかりです。どうしたら、この気持ちから、切り離したいです。もっと彼のことを大事にしたいです。良いアドバイスをください。

2025年8月22日 22:09

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

プラトニックですか?

どうやら、プラトン自身はそう明言していないようですが。
 ま、それは置いておいて、ヒントは「お互い様」でいられてるか、ではないかと思います。「傷つけてしまう」というのは、彼があなたの求めに充分応えてくれない、ということによると思いますが、一方であなたは、彼の求めにどう応えているのか?というのも気になる所です。ただ、それが具体的に何か?であるより「彼の願いをどう捉えているか?知っているか?」という方に重点があります。
 古来、お付き合いしていても、それを長らえるため、意味ある時間の(つまり命の)使い方にするため、さまざまな試みがなされてきました。体の関係を持つことも、お金をかけることも。結婚という制度は、その最たるものです。あなたが今感じている不安は、だから至極もっともなことです。
 「あなた、私のこと本当に好き?」という質問は、あまり意味がありません。多分「本当ってなに?」と聞き返されて終わりです。「大事にしたい」も難しい。「信じてるから、好きに遊びに行っても良いよ」と言うのはなかなか難しいでしょう。
 ただ糸口があるとすれば、「わたし、不安なの」を打ち明けることかと思います。「こんな時、私は不安になる」事を共有してもらう事です。時々「重い女だと思われたくない」という方がいますが、イヤイヤ恋愛は重いもの。あなたの不安をどう受け止めてくれるかは、彼の思いを言葉にしてもらう第一歩のように思います。
 人間関係における幸せは、因縁…あなたの行動と彼という環境の間に生まれます。因たる自分をよく見て、縁たる彼が素直に表現できるよう、責めずに彼の願いを聞いてみて下さい。

2025年8月23日 23:50
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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊さんに限らず、二足のわらじを履くことで、話に幅が出るはずだと考えて、はき続けています。子育てとか家族論とか考えつつ、でも仏教って個人のものだなぁと感じたりします。

恋人を信じられない自分を責めてしまうときに

大切な人とお付き合いをしていると、どうしても「本当に自分を好きでいてくれるのだろうか」と不安になることがあります。特に、心から相手を想っているときほど、その気持ちは強くなるものです。

しかし、その不安が募ると、つい相手の過去を掘り返したり、嫉妬したり、責める言葉を投げてしまうことがあります。後から「傷つけてしまった」と自分を責め、さらに苦しくなる。その繰り返しに悩んでおられるのですね。

仏教には「心は猿のように騒ぎ続ける(心猿意馬 しんえんいば)」という表現があります。不安や疑いは、止めようとしても自然に湧いてきます。それを完全に無くすことは難しいのです。ですから「感じないようにする」よりも、「出てきても振り回されない」ことを心がけると楽になります。

できることの一例

・不安を客観視する習慣
「今、私は不安になっている」と心の状態を言葉にしてみてください。それだけで気持ちとの距離が取れます。

・小さな「感謝」の共有
会話の中で「ありがとう」を意識的に伝えると、相手も自分も安心が増していきます。

・自分を責めすぎない
不安や嫉妬は「愛しているからこそ生まれる」自然な心です。まずはその事実を受け入れてください。

・一緒に未来を描く
「どう在りたいか」を語り合うことで、過去や不安にではなく未来に目を向けやすくなります。

不安を消すのではなく、「不安もまた自分の一部」と抱きしめる。その上で、感謝と優しさを意識的に言葉にして伝える。そうすれば、彼との関係も少しずつ柔らかく変わっていくはずです。

あなたはすでに「彼をもっと大事にしたい」と願っています。その願いこそが、何よりも関係を育む力になると信じております。

合掌

2025年8月26日 14:23
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有り難し
おきもち

個別相談可能
仏教×対話×ビジネス。僧侶・理学療法士・プロファシリテーター。整うコンサルタント。仏教と対話で導く、リーダーのための内省と再構築。ビジネスという営みを通じて、人が本音と出会い、本来の個性で生きる場をひらいています。 ※お坊さん回答の中に「鈴木光浄」がおりますが当初諸事情がございまして私が回答したものでございます。そちらもあわせてご参照ください
職業柄、人生相談はこれまで多数受けてきました。 ぜひご自身の本音を出してください。向き合ってください。 私は伴走させていただきます。 理学療法士でありますので、これまで急性期から終末期まで患者さんを担当。 町の診療所から在宅までキャリアを築く。 2歳から108歳まで患者さん担当。 カウンセラー、コーチ、コンサルタントでもありますので メンタルヘルスから新規事業、マネジメントまで相談対応可能。 ビジョンワークはライフワーク。

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