恋愛について友人と自分を比べてしまう回答受付中
以前にも恋愛についてご質問させていただきました。
残念ながら前回質問をしてから今に至るまで、自分としてはいい方だなと思う出会いが何度かありましたがお付き合いにはつながっていません。髪型や服装、清潔感やコミュニケーションにはできる限り気をつけながら会っているつもりですが、「こ゚縁がない」ことが続いていることに疲れてもきていました。
そういう状況ですが、私が仲良くしている友人達はいつの間にか全員素敵なパートナーが居ます。SNSで見るだけでなく、実際に会って話をしていても本当に幸せそうで彼らのパートナーに対しての想いやエピソードを聞くたびに羨ましく、正直嫉妬をしてしまいます。彼らはそうやって幸せな時間を一つ一つ積み上げているのに、私は同じところにずっと立ち止まって取り残されているような気がしてとても辛く、泣きたくなるような気がしてくることもあります。相手を探す時間が長くなるにつれて、その感覚がより重たくなっていっているように思います。
こんな私ですが最近になって再び素敵だな、と思う人との出会いがありました。せっかくの「こ゚縁」を温めていきたいとそれなりにゆっくり親交を深めているつもりではいますが、まだその人との関係がはっきりしない中で、彼らみたいになりたいという希望も合わさって一層友人たちの様子が輝いて見え、自分の未来はどうなるのかと不安に思えてきます。
人の幸せと比較しても意味がない、自分は自分のペースで幸せになるだけ、とハスノハのご質問や回答をはじめ様々な情報から言い聞かせようとはしていても、心が日々揺れてしまいます。一方で大切な目の前の縁にもっときちんと向き合わないといけないとも思います。今の自分の幸せをもっと噛み締めて、そこから未来へ希望を持てるようになるにはどう心を安定させればいいでしょうか。
幸いにも家族や仕事にも恵まれ日々一人暮らしで生活できています。こうした育ちのせいか打たれ弱い部分、「べき思考」が強い部分があると思っています。
自分の「正しさ」を勝手に周りに適用して期待し、不満を持ってしまう
お坊さんからの回答 3件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたと大切な方の幸せを
拝読させて頂きました。
あなたが自分の幸せを受け止めて安定して生きていきたいと思っていることを読ませて頂きました。あなたは大切な方と未来を希望を持って生きていきたいのですね。あなたのそのお気持ちとてもわかるように感じます。お気持ち心よりお察しします。
あなたがそう思うのであれば余計に周りの人達のことに振り回されることなく、落ち着いてじっくりとご自分のことや大切な方にお向き合いなさって関係を築いていくことだと思います。
他人がこうだからこうしなければならないとか、周りから言われたからこうでなければならない、と思ってしまうと自分達がどう生きればいいのか分からなくなってしまい本当に幸せかどうかも分からなくなってしまいます。
あなたにとって大切なのは周りの方々の姿や状態ではなく、大切な目の前の方とのかかわりであり、その方との時間であり交流です。あなたと大切な方が本当に幸せに生きる為にはそれぞれお互いを尊重し合い思いやり喜びを分かち合いながら生きていくことだと思います。
人それぞれかもしれませんがあなたはいかがでしょうか?
あなたと大切な方が心からお互いにお向き合いなさり、心から喜び合い様々なことを分かち合い、心から豊かに幸せに生き抜いていかれます様に切に祈っております。
そしてあなたやあなたの大切な方を心より応援させ頂きます。
自分では気づかない「魅力」を教えてもらおう。自分研究を重ねて
周りの友人達の幸せな報告を聞くと、そりゃ羨ましくなりますよね。周りが出来ているのに、自分は… と、意識してしまいますものね。比べたくないのに、どうにも気持ちは沈んでしまいますね。
私たちは、いろんな縁と交わりながら生きています。ただ、深く知らない、表面だけの交差する縁に留まっています。しっかり繋いでいくのは、自分での一歩なのでしょうね。
相手に自分の印象を残す。そんなキッカケから、縁が深まっていくといいですね。
気になる方がいらっしゃるのであれば、笑顔で挨拶をしていく。名前と顔を覚えてもらう。相手の反応を見ていく。そうしながら、相手との距離を縮めていけたらいいですよね。
友人に、自分の良さって何だと思う?って聞いてみませんか。自分では気づかない「魅力」を教えてもらえたら、その魅力を磨いていけるのではないかしら。あなたの魅力を、相手に届けたいものね。自分研究もしてみましょうね。
人と比べず、いま結ばれている縁を育む心
ご相談を拝読しました。
友人たちが幸せそうにパートナーと歩む姿を見ると、自分は取り残されたように感じてしまう。せっかくご縁をいただいても、周囲と比較する気持ちが重なって不安になる。とても率直なお気持ちで、苦しさが伝わってきました。
・人と比べてしまう心
仏教では「比べる心」もまた人間の自然な感情と説きます。比べることで励まされるときもあれば、逆に自分を苦しめることもあります。
友人の幸せは「あなたが不幸だ」という証ではなく、ただその人にとって縁が熟したということにすぎません。人生の花は、それぞれの時と場所で咲くものだからです。
・「ご縁」を温めるということ
ご縁は一瞬で完成するものではなく、少しずつ育まれるものです。芽吹いたばかりの縁を大切にするには、周りと比較するよりも「この人と過ごす今の時間」を味わうことが大切です。
焦りが強くなると「もっと早く形にしたい」という気持ちが先立ちますが、相手の歩幅を尊重しながら関係を深めていくことこそ、縁を長く続ける力になります。
・心を安定させる視点
感謝の実践
今日一緒に笑えたこと、メッセージを交わせたこと、些細でも「ありがとう」と心で唱える習慣を持つと、「あるもの」に目が向いて心が落ち着きます。
不安の言葉を手放す
「取り残されている」という思いが湧いたら、「これは比べる心の声だな」と気づき、呼吸に戻る。否定せず、ただ手放す練習を続けてみてください。
仏教の言葉に支えられる
『法華経』には「一切衆生、皆成仏す」とあります。すべての人にその人なりの成長と幸せの可能性がある。いまはまだ途中でも、必ず花開く道があるのだと信じることです。
・結びに
あなたが感じる嫉妬や焦りは「幸せになりたい」という純粋な願いの裏返しでもあります。その願いは決して間違いではありません。むしろ、その思いがあるからこそ、人を大切にしようとする心につながっていきます。
どうか「比べる苦しみ」に囚われるのではなく、今そばにあるご縁をひとつひとつ温めてください。その歩みの中で、あなたらしい幸せの形が必ず見えてきます。
合掌