ご質問回答受付中
私は次男で長男宅や実家にもお仏壇はありません。両親にもご先祖様のお墓の場所を何度か聞いてみたのですが、父親側の祖母のお墓が合同碑の寺院以外わからないとの事でした。私もワンルーム住まいですので立派なお仏壇なども設置出来ませんが自分なりに、ご先祖さまの供養をしたいと思い仏像を購入してご先祖さまに対し日々の感謝や安らかにお過ごし頂く思いを届けたいと思っています。
そこでお仏像を購入するにあたり金属製や木製以外に例えば石仏のお地蔵さまなどをご本尊としてお祈りの対象としてお祀りしても問題ございませんでしょうか。
アドバイスよろしくお願い申し上げます。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お地蔵様は、現世担当だと思います。
こんにちは。これまでのご相談も拝読しております。
新たに仏像をお迎えになりたいとのこと、ご先祖様を大切に思われるお気持ちが伝わってきます。
まずご質問の「材質」についてですが、金属や木だけでなく石であっても差し支えありません。大切なのは材ではなく、そこに込める思いと日々の実践ですから、ご安心ください。
ただ、そのうえでお伝えしたいのは…供養の本質は、仏像の種類や材質そのものよりも、「どのご縁につながっていくか」という点なのです。お地蔵さまは道案内の菩薩さまで、現世の私たちを励ます意味合いが強く、ご先祖供養の本尊としては少しずれるかもしれません。
もし可能であれば、これをご縁に一度ご家族のお寺やご縁ある僧侶にご相談なさってみてください。宗派に沿ったご本尊や、あなたご自身の願いにふさわしい仏さまをお迎えする形を、共に考えることができます。また、開眼供養(仏さまに命を吹き込む儀式)も、僧侶の立ち会いを得ていただくと一層確かな安心になります。
仏像を手元に置くことは素晴らしいことですが、「材」や「種類」だけに悩むよりも、ご縁あるお寺につながり、そのつながりを通して供養が続いていくことこそが、ご先祖様への真の安心につながるのではないかと存じます。
もし宗派や先祖供養に相応しい仏様を新たにお探しでしたら、私たちがお役に立てると思います。どうぞお尋ねください。
どのような材質でも問題ありません
たとえば親しい人を思うとき、実際に会うほかに写真を見たり電話で声を聞いたり、手紙を読んだりその人が使っていた物を手に取ったりと、さまざまな方法があります。それらは材質も方法も相手のイメージの現れ方も全く違いますが、同じ人を思うことに違いはありません。
仏様をお祀りするときも同じように、材質や形状にこだわる必要はありません。
またどのような如来や菩薩、その他の尊格をお祀りするかも本人の自由です。ネットでも本でも、それぞれの仏様の特徴を紹介しているものはたくさんありますからお調べになって納得いく仏様をお迎えされると良いかと思います。